ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

脱中心化:永劫回帰する命の精神


自然に振り回されながら
生きている


有害な生き物が襲って来たり
天変地異が襲って来たりする自然から
逃れようと右往左往する中から
様々な助け合いが生まれ
社会が形作られた


そして
自然のみならず
社会に振り回されながら生きてゆくことになった


このように
外に存在する様々な秩序に
振り回されながら生きているにもかかわらず
自然にも振り回されず
社会にも振り回されず
ぶれることなく存在し続ける何かを
自らの内側に探し求めてみたりしている


この内側にある何かを探求をし
たどり着いたと思っても
自然や社会に覆され
それでも
さらに探求を続ける


これが
命の精神なのだろう


そんな精神が世界中に散らばって
地球の表面を覆っている


探求の数だけ
生命の探求の渦があり


その渦が時にぶつかり合い
さらなる探求を生み続けている


蠅や私もそんな精神を育んでいる


自然の猛威や
社会の猛威をかいくぐり
変わらないな何かを探求し続けながら
どこかにある永遠にたどり着けない中心を目指している


これが永劫回帰なのだろう


外側にある猛威をかいくぐることができる
内にあるべき何かに回帰しよう頑張るのだけれど
その中心から外側へと
すぐに引き離されてしまう事態に遭遇し続けるのだ


それでもなお
中心に向かい歩き続けようと
精神は
ともがき続けてゆくのだろう


牛乳瓶の中に押し込められた蠅の精神も
永劫回帰を目指し
瓶の中を躍動し続けている


羽音は
人間の言葉のようなものなのだろう


巧みであれば
美しい飛翔を授けてくれよう

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