ベイズの定理であらわされているように
条件により結論が変わる

正誤判断も
条件次第ということだ

逆に言えば
様々な条件を整えないと
正誤判断をできないということになる

だから
正解を固定するためには
様々な条件を整えておく必要があり
正解を一定に保つためには
様々な努力を重ねて
条件を整えることになる

軍事政権は
軍を動員してまで
正誤を固定することがある

情報社会においては
情報を統制して
正誤を固定したりする

このような努力の末に維持される正誤判断の場は
その努力が衰退したり
効果が限定的になると崩壊してしまう

人間の努力により維持されている他の動物との力関係も
映画「猿の惑星」では逆転してしまっていたりする

「人間は正しい」
この自己肯定感に導かれ
人間は人間の正誤判断の場を拡大し
覇権を握り続けようと努力を重ねている

地球温暖化はその負の遺産らしい

家計簿や国家財政と同様に
温暖化という負の遺産を膨らめながら
どこまで今の正誤判断を維持してゆけるのだろうか？

このような自然状態の中で
選択と淘汰の秤が揺れ動く

人類が絶滅すれば
地球温暖化は防げるのかもしれないが
それでは本末転倒だ

命は
自己肯定感を肯定するために
努力を重ねる