ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

多元論:思考の永遠不変という不完全


物体は
その物体に影響を与える総体の流れに応じて
その動きを刻々と変化させる


大きな流れの中の小舟


風の中のボール


環境の中の生き物


水も
気温や気圧により
氷になったり
水のままであったり
水蒸気になったりする


重力も
水の在り様に大きく影響している


重力は物質ではない


物質と物質の間に働く力であり
空間の力だ


物質のない空間にも働く力である以上
重力は
物質とは異なる存在ということになる


物心二元論以前に
物と重力の二元性が存在している


まあ
この二元性を思考するから
物と重力を区別するのだから
卵が先か
ニワトリが先かといった
無限後退に陥る話なのかもしれない


いずれにしても
物質には周辺がある


この周辺無くして物質は存在しないのであるが
思考はその周辺から物質だけを抜き取る


その過程で周辺を削ぎ落しながら
思考は不完全になってゆく


現実の物質は
常に周辺が完全に保存された状態で存在している


だから
思考上の物質のように
概念として永遠不変を演じているのではなく
現実の状態を維持しながら
その状態を常に変え続けている


私の肉体も
いつまでも若いつもりでいるのだけれど
確実に日々年を取っている

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