ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命力:生命の完結力としての連帯


胴体と首が連なっていなければ
一連の連鎖反応に完結性を失い
連鎖反応の集合体としての存在に
終止符が打たれる


細胞も
細胞膜が破損し
細胞質が流れ出ると
一連の連鎖反応に完結性を失い
細胞としての機能を停止する


様々なリテラシーが
予定された現象を辻々と連鎖させ
様々な単位の生命現象に完結性を描いている


ホルモン産生細胞には
ホルモン産生細胞のリテラシーがあり
ホルモン受容細胞には
ホルモン受容細胞のリテラシーがあり
内分泌系の完結性が描かれている


私の意識は
このホルモン系のリテラシーを知らずにいても
良い存在でいられるのは
意識の完結性と
ホルモン系の完結性にそれぞれ独立性があるからなのだろう


むろん
私全体としては
意識系とホルモン系は連帯しているはずではあるが
それぞれに独立性も有しているということだ


それは
社会の中に組み込まれた私も
私としての独立性を有しているのと相似な構造だ


このような意識の独立性のなかで
独我論が躍動する


空腹や便意などの
胃腸の具合からも独立した思考が
意識の中で躍動する


このような思考にとって
そもそも
胃腸の不調は存在しないのが理想であるが
意識の独立の不完全性が
胃腸の不調の介入を許しているから
思考は
この介入により中断したり
併存を余儀なくされている


このような併存をもたらす連帯が
意識の暴走をたしなめ
生命の営みを維持してくれている

×

非ログインユーザーとして返信する