内部と外部:義務に満ち溢れた希望
生きているという現象を内部とすると
外部は死だ
生きているという現象を維持するために
様々な義務が果たされている
この義務が履行されなくなると
死という生の外部へと移行することになる
死に恐怖を覚えるのは
生という義務を履行するようする仕込みなのだろう
本能として仕込まれた義務を履行すると
喜びを感じるのも
生という内部にとどめるための一工夫なのだろう
生命は義務に満ち溢れた希望なのだ
義務の積み重ねの内側から希望が沸き上がる
この希望の源泉に目的がある
生命の中心には生きるという目的がある
この大きな目的の周辺に
様々な目的が取り囲み
曼荼羅のような世界を築いている
死の海に浮かぶ義務の島として
目的に満ちた命が点在しながら相互にかかわりあっている