劣化する触媒の相互利他の関係が
劣化の抑制や
劣化触媒の新規形成による置き換える

この相互利他の関係性が維持により
劣化する触媒は
一過的に存在するのではなく
集団として永続することになる

集団から離れ単独になると
劣化に曝され
消滅するから
集団として
劣化を相互に抑制しあわなければならないのだ

このような集団の中で
この相補的触媒関係が全体を形成し
それぞれの触媒は部分を構成することになる

そして
それぞれの触媒は
集団を構成する他の触媒の劣化に抗する能力が
試され続ける

自身の劣化ではなく
他の触媒の劣化に抗する能力が
全体の中で存続してゆく頼りなのだ

その能力が
全体のなかで試される

それが
自然選択であり
自然淘汰だ

劣化する触媒は
触媒反応の連鎖の中へ
所属できれば選択されている状態で
所属できず自然劣化してゆく場合
淘汰された状態と評価されてゆくのだ

生命は
自然劣化に曝されながらも
生き抜く触媒だ

DNA単独ではすぐに劣化するが
DNAを補修する酵素群
DNAを複製する酵素群
その酵素群に栄養補給をする酵素群などと共に
細胞を形成し劣化から逃れている

相補的相互利他のシステム

相補的相互利他は
自然劣化する存在が存続してゆくための
大いなる道しるべとなっている

体内の細胞同士の助けいのような
強い相互利他の関係ばかりではない

食されることも
また
弱いながらも
相互利他の一環だ