ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:正義への傾倒と遊離


ルネッサンス


人間解放は
形骸化した正義からの解放だ


正義により維持されている実存を守るため
正義の上に正義を重ね
次から次へと
人間に正義が降り積もる


雪の様の次から次へと降り積もり
その重さに耐えられなくなった人間が
ルネッサンスと叫びながら
その重しを振り払う


そうして
人間は自由を手にするが
その自由の奔放さに困り果て
再び何かの正義に回帰してゆく


正義への傾倒と
正義からの遊離


人間は
食べ物のように
正義を食らい消化し
栄養にならない正義を排泄する


こうした活動の中で
美味しい量が引き継がれてゆくように
都合の良い役に立つ正義が
姿を変えながら引き継がれてゆく


太郎の屋根に降り積む雪を
太郎の屋根は
どれほどに支えられるというのだろう


太郎が雪に埋もれたとしたら
それは
支えきれなかった太郎の屋根に罪があろうか?
それとも
降り積もった雪の重みに罪があろうか?


ルネッサンス


人間の集団が遷移している


その集団から誰かを振り落としながら
人間の集団が遷移を繰り返す


人為淘汰


権威への適応


ルネッサンス


人間は解放されながら
また人間に回帰する


地域

宗教
仲間
家族


人間の集団が遷移を繰り返す

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