ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:環境の形成主としての生命


生命が生まれる前から
地球上には
様々な化学反応が起こっていたろう


空中では 空中の化学反応が
水中では 水中の化学反応が
高温の場所では 高温の化学反応が
低温の場所では 低温の化学反応が
存在する材料に応じて
繰り広げられていたことだろう


総じていうと
環境に応じて
化学反応が起こっていたということだ


こうした状況の中で
自己誘導型の化学反応は
より持続しやすい化学反応であったことだろう


自己誘導型の化学反応とは
化学反応の結果
その化学反応が起きやすい環境を形成する化学反応だ


自己循環型の化学反応と呼んでもよいだろう


そもそも
自己というものは
同一を循環させる主体だからだ


複雑にして
効率の良い自己循環型化学反応の実例が
生命だ


自己を保持する化学反応を推し進める環境を
自ら形成してゆく


この自己循環の中で
人間も
生息環境を整えて来た


ウイルスも細菌も
自己にとって厳しい環境から
自己を隔壁で守り
自己を維持する化学反応を
その細胞膜などの隔壁の中で循環させている


自己のための環境を形成するため
生命は懸命に活動している


この環境づくりが
生命の意志として観察される


自己保存的環境整備が
それぞれの生命の正義として君臨し
その正義の旗を振り合う競争が
生命を多様に進化させてきた


これからも
生命による環境形成が進み
その環境に応じた化学反応が誘導されてゆくのだろう


そのなかで
それぞれの局在が遷移してゆく


維持できる環境を保ちながら
維持できない部分の変化に
生命自らの反応も影響を受け変化してゆくより仕方がない


化学反応も
環境に対して自由ではいられないから
遷移するより仕方がない


わたしも
環境により変わってゆくより仕方がないのだろうが
生命として同じ環境を維持しようと躍起になって
努力を重ねるようにできているらしい


年齢に抗したいのも
そんな生命の意志なのだろう

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