ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

 動的秩序は規則的反応の調和的集合体。ルアーは反応をもたらす物質の最適化の象徴。情報の流れの中で規則と調和が繰り返えされる。

前提たる情報に奉じる


生きているから競争できるのか?
競争に勝つから生きられるのか?


鶏と卵の前後関係のような関係だ


しかし目的論的に考えると
競争は手段のひとつであり
大きな目的は生きることであると考えられる


ウィトゲンシュタイン先生の有名な言葉に
「語り得ぬものに対しては沈黙しなければならない」
というのがある

「前提のある事象については前提がなければ成立しない」

という抽象論の一つの帰結だろう


①生き得ぬものに対しては競争させることはできない
②競争し得ぬものに対しては生かすことはきできない


①の方がピンとくる


お金を求めぬ者にお金でし得ないし
話を聞かない者に言葉で説得できない


前提を当然のこととしていると
知覚しえない世界が広がっていることを
ウィトゲンシュタイン先生はよく気づかせてくれている


ーーーー
メモ


ビーバーは木を倒し
みんなでダムを作って
楽しく暮らしている


そんな印象がある


そんなビーバーにも性格があり
協調的な個体と
非協調的な個体がいるそうだ


協調的な個体は協調的な個体とより多く関係を持ち
非協調的個体は非協調的個体とより多く関係するとのことだ


みんなでダムを作って楽しく暮らすのは
協調的な個体たちだ


協調的であることを前提して
協調的な仲間を確認しあいながら
協力してダムを作っているようだ


前提を確認しながら
社会が成立している様だ


合言葉や贈答による関係の確認
そうでなくても
言葉やお金の法律や宗教的戒律の価値の共有を前提として
様々な社会活動が実践されている


前提がないところに前提を押し通すには
別の前提を持ち出すことになる
暴力はその典型だろう


言うことを聞かない者に対しては言葉より先に手が出てしまう


お金では言うことを聞かない動物たちには餌や鞭で支配する


どのような前提を利用するのか?
このことを
じっくりと効果的に考えることができる人間が
智慧者ということだろうか?


それとも
前提を共有できるようにするために何ができるのかを
じっくり効果的に考えることができる人間が
智慧者ということだろうか?


社会には様々な知恵に満ちている


前提による制御
それによる
予想可能性の向上


前提の普及とその強化により
集団はより一体感を増し
組織化してゆく


人間とチンパンジーの遺伝的な差異は小さい
遺伝情報以外の情報量の違いが
両種間の生活を大きく隔てている


原始人と現代人の生活の違いも
同じ原因に起因している


よりよい生活のため
より多くの情報を得てそれに奉じる
ひとつの生き方だ



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