ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

過去と自然を歪める努力が未来を拓く


「人は
 自分が被害者だと思った時に
 一番ひどいことをする」
そう聞いたことがる


潜在的に
 普段できない自分勝手を
 本当は相手に押し付たい
そこで
紛争があり
自分が被害者でるということになると
「免罪符を得た」とばかりに
自分の勝手を加害者に押し付ける


未来に向かっては
被害者になりたくないのではあるが
過去の不手際については
自分は悪くなく
正真正銘な被害者になりたいのは
この辺の背景によるのだろう


言い方を変えると
未来に向けた関係構築において
過去における関係が利用されるから
過去の補償を未来に向けて希求するために
自分は
無過失な被害者であるほうが都合良いのである


しかし深追いは禁物だ


過去にひきづられ
被った損を取り返そうとする輩が
後をたたない
結果として
更なる損を重ねてしまう輩も
後をたたない


過去との決別を
より上手く出来るように
なりたいものである


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メモ


秩序は
本来ありぬべき姿を
実践しなければ維持できないという側面がある


言い換えると
「自然の成り行きを歪める努力により
 秩序が維持されている」
ということいなる


過去の事実を歪める努力も
秩序を維持する力となる


例えば
  浮気を否定し家族関係を維持する
  悪事の記録を改竄し正当性を主張する
このように
秩序のために事実が捻じ曲げられることは
よくあることだ


生命もまた
都合の良い歪みの集積により
維持されている秩序なのだから
多少のウソには目を瞑り
秩序維持に寄与しないと
命の摂理に反することにもなるのだろう


大げさかもしれないが
「嘘も方便」という生活の知恵も
命の節理から派生した
すばらしき真理のひとつであると解釈できよう

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