ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

不足を満たす


思考もお腹がすくらしい
そして
満たされるまで
何かを探し続けている
美味しそうな何かを探し続ける


人により
好みが違うらしい


こってりとしたもの
甘いもの
辛いもの
しょっぱいもの
すっぱいもの
あっさりしたもの


時と場合により
好みも変わる


同席する人によっても
好みが変わる


舌で味わう刺激
脳で味わう刺激
どちらも
刺激を求めるということに変わりはない


変わるのは好みの方だ


それに
脳で味わう刺激は
満腹で満たされる終わるよりも
疲労で終わることが圧倒的に多い


好みの刺激に満たされても
何かの不足が顕われてくるからだ


そして
いつまでも
刺激を求めてさ迷い歩く
疲れて
「まあいいや」と諦めるまで
刺激が刺激を呼び続ける


なんとも
生きているようでいて
生かされている
疲れ果て倒れるまで
生かされてゆく


生きることに強欲になるようにできている


まあ・・・そういうことなのだろう


命はか弱いから
強欲な何かを友としなければ
やってはゆけないということなのだろう


満腹になっても
またお腹がすく


お腹がすくのと同じように
思考にも際限がないのだろう

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