ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

情報の質が実践の成否の鍵となる


うまくいかないことがある
うまくいくようにお祈りしながら行うけれど
うまくいかないことがある
どうやら
下手な情報をつかんでしまっているらしい


そいつを実践しているのだから
うまくいかないことを繰り返す


ゴルフだ


なぜこうも
右へ左へ飛ぶのだろう


変な癖があるに違いない
でも
それを認めたくないところがある
過信が楽しい


失敗は偶然のたまもの
成功は実力である


このような根も葉もない自信が
過信を育て成長を止める


下手な情報と過信を捨てればいいのだけれど
捨て方がわからない
生まれ変わればいいのだけれど
そうもいかない


仕方がないから
下手を楽しむ
少しスウィングを変えてみては
また
下手を楽しむ


三流の証がここにある

情報とその実践システムが前例踏襲を可能とする


情報は
絵に描いた餅である
食べれない餅である
それでも餅である


言葉の餅も
食べれない餅である
しかし
便利な餅である


言葉の餅はレシピになれる
優れた料理家の工夫の対象となり
おいしいお料理の具材となる
やはり
食べれない具材である


食べるためには
レシピの実践が必要だ


レシピに従い素材を集めて加工する
実践だ
レシピを信じる者は
出来上がったお料理に救われる


言葉には表しきれない味覚が訪れる
むろん香りと
相性の良いワインも添えられよう


先日、赤ワインのシャンパンをいただいた
お餅の料理より
生ハムがよく似合う


命はお料理の素材となる


遺伝子の情報を実践し育った素材が
言葉の情報に従い実践されて
おいしく調理される


生命は
情報が実践システムに供されて
前例踏襲を繰り返す
文明もまた
情報が実践システムに供されて
前例踏襲を繰り返す

生命は前例踏襲を繰り返す


昨日と同じことをすることは
思うほど簡単なことではない
なぜ止まっているゴルフボールが
同じように飛んでくれぬのだろうか?


同じことを繰り返すことができる能力は貴重だ


同じよう内繰り返せないことがある
だからそれをできることはありがたいことである


命は前例踏襲を繰り返す能力が集まったシステムだ
できることを繰り返す
過去と同じことを未来において実践できるシステムだ


過去の成功体験を繰り返す


個体発生は系統発生を繰り返す
いつか歩んだ道を繰り返し歩む


遺伝子に刻まれた道がある
その道を繰り返し
また歩む


人間には記憶に刻まれた道もある
歴史に刻まれた道もある
道は歩く人がいて道になる
歩く人が増えるほどに道は広がる
語る人が増えるほど言葉は確固たるものとなる


前例を踏襲しながら
言葉が行き交う