ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

内部と外部:循環の完結性


神経系やホルモン系
それに血管系


さまざまな循環が
身体の内部で完結している


様々な生化学反応の循環も
細胞の内部で完結している


循環が完結するには
始まりと終わりが結びつかなくてはならず
制御が必要だ


このような制御の集合体として
身体が維持されている


このような体内の循環と比較して
体外の循環は
完結する可能性も
頻度も
圧倒的に低い


体内に対する働きかけは
お決まりの反応が返ってくるようにできているが
体外に対する働きかけは
期待した反応が返ってくる可能性は極めて低い


働きかけの回数も
体内に対する方が高く
体外に対するものは少ない


働きかけの質も異なる


体内に対する働きかけは友好的なものが多く
体外に対する働きかけは敵対的なものが多い


免疫系は体外に対する働きかけだ


表皮は
体外の現象の影響を排除する役割を担っている


仲間であるのか
仲間でないのかで
働きかけの質が変わる


循環を完結させるような働きかけや反応は
仲間の間で行われ
循環を完結させがたい働きかけや反応が
仲間でない関係においてしばしばみられる


様々な循環が重層しながら
内側と外側を形成している


体内においても
細胞の内側外側がある


神経系の内側外側もある


それぞれ内側で
制御された循環が
相互に補完しながら完結している


このような工夫を
外部にも設ける努力を
人間は重ねてきた


覇権主義はこの延長にある


サーカスの動物は
なぜに人間の指示に従うのだろうか?


雇われた人間は
なぜに雇用主の指示に従うのだろうか?


軍隊はなぜあのように統制が取れているのだろうか?


様々な工夫が循環を導いている
この工夫が力をより強靭なものへと変えている


身体の強さも工夫の集積だ


工夫のほころびが老化ということなのだろう

×

非ログインユーザーとして返信する