ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:局在化する意味をその能力


局在化した部分と
その他全体との関係において
局在部分は
その他全体に対して反応する主体であり
また
反応される側としての刺激となる客体である


サボテンは
熱風に曝されても
水分を失わないように工夫するとともに
水を貯留する機能を持ち合わせている


このような機能により
砂漠の中で
サボテンが
自らの身体に水分が局在させている


局在を維持するために反応の成果である


このような成果は他の生物から狙われることになるので
このような反応に対抗しなければ
せっかく局在させた水分も
サボテンという局在に留めることはできなくなる


そこで
強靭なトゲを身にまとい
捕食されないように防御しているのだろう


サボテンの水分は
他の生物の誘因としての刺激となり
サボテンのトゲは
他の生物の忌避としての刺激となっているということだ


いずれにしても
水の局在性を維持するように
サボテンは
外界に反応し
外界に刺激を提示するように
自らを維持している


このようなサボテンの努力は
万能ではないらしく
サボテンすらも生えない砂漠もある


砂漠の中で
水分を局在させることに
どの様な本質的な意味があるのか?


こんな疑問を持たずに
サボテンは
水分を局在し続けているのだろう


サボテンにとって
水分を局在する意味よりも
水分を局在する能力の方が重要らしい


同じように
お金をかき集める意味よりも
お金をかき集める能力の方が重要なのだろう


意味があろうとなかろうと
局在化する能力が高いほど
その局在による存在は維持され
自然選択の過程で残存してゆく

×

非ログインユーザーとして返信する