食事の目的は
すいたお腹を満たすためだろうか？
それとも
栄養を取るためだろうか？

食事は
感情の発露としての行動であり
その結果として
栄養を体内に摂ることになる

感情を満たすことにより
実を得ていることは
食事ばかりではない

蛇を見ると逃げるのも
暗闇を畏れるのも
晴れ渡ると歩き回りたくなるのも
なんかの実益に結び付けようと働く感情の発露なのだろう

感情の赴くままに動いていると
何かの実益を得るようにできているらしい

むろん
そううまくいくことばかりではない

けれど
感情が動く背景に
過去の経験に裏付けられた何かの目的があるようだ

その結果
感情が実益を導いてくれている

感情には
実益を導く目的があるらしい

理性にも
実益を導く目的がある

感情や理性は
実益という目的を得るための導きらしい

導きは刺激である

食事をしたいという刺激が沸き上がり
身体が食事を摂る
すると
栄養が身体を満たし
そのエネルギーで
様々な刺激としての感情を再び巻き上げる

理性も
理性の成果としての実益を利用して
再び理性的な刺激を巻き上げさらなる実益を求め彷徨う

理性や感情という刺激が
様々な反応を生み
それがさらなる刺激を生み出しながら
刺激と反応が渦巻く局在を形成している

蚊柱が立つように
刺激が反応を呼び
反応が刺激を呼びながら
アフリカのヌーも大移動を繰り返しているのだろう