ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:持続因としての構造


蚊柱のように
刺激が反応を呼び
その反応が新たな刺激を生み
刺激と反応の連鎖しながら
現象が持続することがある


持続は
刺激に対する反応が
元の刺激を生み出す循環構造により
維持されいている


このような刺激反応の循環が
構造として浮かび上がり
この構造を維持することが
持続する局在の目的として顕われる


すなわち
刺激と反応が循環する構造があり
その構造の中で
反応が連続しているということになる


この構造の中で
刺激は
二つの意味で反応の産物である


一つには
刺激に対する反応が次の刺激になるということだ


もう一つには
反応されない刺激は刺激ではないということだ
たとえば
意味を理解されない言葉は
発する側からすると刺激として発出したのだろうが
受ける側で理解されなければ刺激として機能しない


このように
反応が刺激を逆算的に帰納しているということで
刺激は反応の産物ということになる


逆に言えば
帰納的に刺激となっているので
構造が生まれ
たとえば
蚊柱が維持されたり
恋が維持されたり
言語が維持されたりしている


言葉を理解してもらうことは目的であり
言語の持続因ともなっている


目的因を統合すると持続因ができるのだろう


目的因は
反応の局所における主観的概念であり
持続因は統合される分
相対的に客観的な概念なのだろう

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