ナリヌワイ氏が亡くなった
組織を裏切るものの末路は哀しいものになる
と
相場が決まっている、、、らしい
この哀しみを肥やしに
組織が太くなるというのが定石ということらしい
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アフリカ大陸を
緑の草を求めてヌーの大群が大移動をする
群れからはぐれて孤立したヌーは
ライオンなどの肉食動物の格好の標的になるという
仲間から助けてもらえないからである
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仲間を持つということには
大きく二つのメリットがある
他の集団からの保護を受けることと
集団内で排除されないことである
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集団として生きていくように生まれた生き物が
たくさんいる
アリや
イワシや
人間である
他にもたくさんいる
集団として生きてゆくようにできているから
集団から外れると息絶える
そのように生まれてきたのだから
それに抗うことは
苦労に耐えないということになる
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集団は流動的なところがある
別の集団の構成員が入ってきたり
構成員が出て行ったりする
個体は
集団を選ぶこともできる
この権利を剥奪するように
集団を裏切るものを征伐するような行動が
進化してきたのだろう
選択の自由の剥奪である
こうした自由を
構成員同士が剥奪し合うことで
組織が太くなり
個人が細くなっている
そのことを
組織員は感じているのだろう
居酒屋で愚痴の花が咲く
「真実は酒の中に在る」
プラトン先生の名言である
なぜ酒を呑むのだろう?
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ナリヌワイ氏が亡くなった
身近でも起こり得ることである