存在の認識:色恋への執着について
紫色の心が 桜色に恋をした なぜ紫色ではなく 桜色に恋をしたのか判らぬままに 心は桜色に惹かれ続けている 心には色が判るのである ところが なぜ 色に惹かれるのか判らない なぜ色が見えるのかわからないままに 色を見つめ その色に惹かれている ただそれだけで 理由もなく 幸せを感じたりさえする 創ら... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
紫色の心が 桜色に恋をした なぜ紫色ではなく 桜色に恋をしたのか判らぬままに 心は桜色に惹かれ続けている 心には色が判るのである ところが なぜ 色に惹かれるのか判らない なぜ色が見えるのかわからないままに 色を見つめ その色に惹かれている ただそれだけで 理由もなく 幸せを感じたりさえする 創ら... 続きをみる
意識は接続を求め続けている 手足との連なり 目や耳や口との連なり 内臓や肛門とも接続している こうした接続は 抽象を育てている たとえば 痛み たとえば 視覚 たとえば 味覚 挙げてゆけばきりがない 頭の中の「1」という数字と 人差し指を一本立てる手の形の接続も 抽象を介して連なっているだろう 意... 続きをみる
歴史は長い その島が どの国に属するのかは 何時の時代を基準にするかで異なってくる 歴史は 存在の単位に影響を与え続けているのである 過去は 踏襲されるものらしい 踏襲されなければならないものらしい そして 改革され 塗り替えられなければならないものらしい こうした営みは 過去を踏襲する能力に基づ... 続きをみる
法は人の行動を規定する定義であり 感情もまた 人の行動を揺るがす定義である わたしも 法に従い行動することもあれば 感情の赴くままに動き回ることがある 感覚もまた わたしの行動を制御している 熱いものに触れると とっさにそこから手を離すのも 感覚がかかわる反射という 生得的な定義である わたしの中... 続きをみる
定義と現実を 実践が結び付けている * ひとつのおはじきを もう一つのおはじきと隣り合わせに移動させ 「1+1=2」と説明する このような状況において おはじきという現実と 数式の定義を混在させた知覚が成立する 現実の硬く重いおはじきは 頭の中に無く 数字も「+」も「=」も 現実の中には無い おは... 続きをみる
意識は 多様性に富んだ生命の営みであるとして 感覚は 多様性に富んだ環境との接点であるとして こうした営みや 環境の記憶は 現実そのものから変換された記号として存在している こうした記号が さらに文字として変換され 文字は複写され増殖してゆく 「むかしむかしあるところに、、、」 文字には 現実とは... 続きをみる
未来は抽象として描かれる それに比べ 今は 具象として描かれる しかし 完璧なる具象には届かない 感覚は 外部そのものにはなることはなく いわば具象的抽象にとどまるのである それでも 今の感覚が知らせてくれるものが 最も具象的である その具象が記憶され過去として蓄積される 過去は具象として描かれた... 続きをみる
感覚 たとえば視覚が その時その場の景色を写し取る この写し取られた具象が たとえば 「晴れた山並み」 「荒れ果てた海」といった抽象を記憶として残す 具象では 雲の形もはっきりしているが 抽象化された記憶では 何となくの形しか残っていない 具象は力強くはっきりしているが 「私」の命と同様に 永遠に... 続きをみる
理性には 規則的相当性を維持する能力がある 鳥や花とその名前を結びつけたり 言葉とその意味を結び付けたり 身分とそれに応じた行動規範を結び付けたりしている 鳥や花や言葉は 意識の外に在り 感覚により 規則的に意識の中に取り込まれる 感覚にも 規則的相当性を維持する能力がある この能力があってこそ ... 続きをみる
感覚は評価である 暑い寒いは 気温を評価したものである 痛い痒いも 皮膚の状況を評価したものである 視覚も 光の具合を評価したものであり 聴覚は 空気の振動の状態を 臭覚は 空気中の成分の状況を それぞれ評価したものである 美味い不味いは言うに及ばず 甘い辛いも 食べ物の成分を評価したものである ... 続きをみる
身体の中には 多種多様な制約が前置されている この前置された制約の中を 魂が駆け回り 身体を維持しようと 前置された制約を保守点検して回っている 痛みや 満足感などの感覚は きっと 魂の道しるべである 視覚や聴覚などの五感もまた おそらくは 魂の道しるべである 魂は 身体の外にある制約とも よろし... 続きをみる
寒いと 辛いから 暖かさを求め動き回る 暑いと 居たたまれなくて 涼しさを求めて動き回る だから 寒い場所に閉じ込められたり 暑い場所につながれたりすると 自由を叫びたくなる そして 自由を得ると 暖かさや 涼しさを求めて動き回る 感覚に制約された居場所を求めて 自由を行使するのである 自由は 往... 続きをみる
環境からの恵みに首を向け 環境からの禍に体を隠す 多くの動物が この様に環境と付き合い その生を紡いでいる 概して 生き物は環境との調和を予定して生まれてきて 調和する局面において環境と積極的に接し 調和しない局面において環境に対し消極的に接するのである 環境とこのようにうまく接するために 動物に... 続きをみる
川を流れる水は どこをどう流れてゆくのか知らぬまま流れている ただ 岸辺に導かれ 上から下へと流れている 水の運命は 岸辺という 水以外の存在により 大きく影響されているということである 私の運命も 私が決めるものではないらしい 何かにぶつかりながら そのぶつかったものに左右されながら 私の運命も... 続きをみる
頭ではいつか止むとわかっていても 雨が降っていると 何時までも雨が降り続くような気になってしまう それでも 空に明るさが戻り始めると 「ああ 雨が止みそうだ」と実感が湧いてくる 変化の兆しを察する能力はあるけれど その兆しが見えないうちは いつまでも このままでいるような気持でいる だから 頭で... 続きをみる
味覚は 食べてはいけないものを忌避するために 機能している が 「食べれる」と感じずに 「美味しい」とか 「不味い」」と感じる このような感覚のお陰もあって 食事は 栄養を摂るという目的とは異なる おいしさを味わうという目的をも提供してくれている 感覚により 目的が重層化しているのである こうして... 続きをみる
「むかしむかしあるところに おじいさんとおばんさんが すんでいました」 こうした言葉たちを読むと 頭の中に おじいさんと おばあさんが生まれてくる おじいさんやおばあさんばかりではない 龍や雷様も生まれてくる 言葉には世界を創造する力がある そうした世界を 言葉たちがさらに動かす 凍てつくよう... 続きをみる
子供の頃は 言葉を知らなくて 「あれ あれ」と言い 年を取ると 言葉が出なくなって 「あれ あれ」と言う 思考は 確かに 言葉で考えることが多いが 「あれをこうして」などというあいまいな言葉でも 思考は思考である 考えようによっては 「赤に黄色みがかかった明けの空」という言葉より 「今見えている空... 続きをみる
目の構造が違うと 太陽も 今とは違うように見えるのだろう 様々な感覚神経の興奮が 感覚器の先にある刺激を 「私」へと伝えてくれている この感覚神経の機能を信じることから 「私」の感覚神経への愛が始まった この感覚神経の機能を信じられず疑い始めると 私は道を見失い路頭に迷うことになるだろう この感覚... 続きをみる
雨の日と 晴れ日で 何が違っているかを 物質的に分析すると 水分量や日光の量や気温といった 量の違いに大きな違いを見出せる 普段から存在している物質が その在り様を変えるだけで 塩加減が 濃かったり薄かったりというような違いが顕れる たかが塩加減 されど塩加減 この加減に対して 感覚が鋭敏に反応す... 続きをみる
思考には対象がある 今の感情であることも 今の感覚であることも 過去の感情や感覚であることもある そして 未来への空想であったりする 空想を実現するために 手足を動かすことがある 手足を動かして実体を改変する 改変された実体が 改変に応じて感覚となり 再び思考の俎上に上る 実体の世界があり 感情・... 続きをみる