定義と現実:システム間の調和と不調和
法律は 一種の定義であり その法を遵守すべき者が為すべき行為を 規定することにより 遵守する者の行動を定型的なものへと導き そこから外れることがないように 外れた場合の罰則を用意している こうした法による定義に従って 皆が行動することで 社会システムは秩序を保ちながら その機能を果たせるようになっ... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
法律は 一種の定義であり その法を遵守すべき者が為すべき行為を 規定することにより 遵守する者の行動を定型的なものへと導き そこから外れることがないように 外れた場合の罰則を用意している こうした法による定義に従って 皆が行動することで 社会システムは秩序を保ちながら その機能を果たせるようになっ... 続きをみる
昔を懐かしんでいる意識が 今、存在している ここにおいて 意識と意識の外の間に 時間の齟齬が存在している 意識が描いている時間は 現実の時間とは異なるのである ぼんやりしていて 約束の時間を徒過してしまうことがある カップラーメンにお湯を入れ 3分後にふたを開けようとして時計を見ると もう4分経っ... 続きをみる
主体は その周りにあるべき客体を選んでいる たとえば 人間は 陸上に棲み 水中や 火中で生活を営むことはできない 万能ではないのである この非万能性において 主体は 客体に依存している この依存性があるために 光合成をする植物は 日の当たる場所に生えているし 肺呼吸をする動物は 捕獲できる獲物がい... 続きをみる
意識が手の動きを制約し 指の関節が 指の動きに関する意識を制約する このように 肉体と意識が相互に制約している 調和が成立している関係において こうした相互制約が存在している 制約は 多源的に存在し それぞれが能動的にその制約を維持している この維持を容易にする制約が 調和へと導いているので この... 続きをみる
私は 昨年末の夜 洋式トイレの前で正座をしていた 呑み過ぎた 今にも吐きそうな気分でトイレに行き 洋式トイレの前に座した そして この洋式トイレの高さに驚いた 座るにも良い高さであるだけでなく 正座して向き合うにも程よい高さなのである そこで考えた この丁度良さが正しさなのである 子供には少し大き... 続きをみる
合目的的に制約がなされ 調和の関係が成立している こうした制約が積み重なり 命が生まれた 死ぬということはどういうことか? という疑問がある 生まれる前に変えることなのだろう 制約のない自由に変えるのである
心臓の細胞を培養すると はじめ それぞれのリズムで拍動している細胞が シンクロナイズするようになり やがて 一斉に収縮と弛緩を繰り返すようになる 心臓の細胞は 周囲の細胞と 同じリズムで拍動するように 予定されていて それを実践する能力が備わっている この性質があるので 心臓は大きく拍動して 血液... 続きをみる
「橋」という言葉と 物質としての”橋”は 同じものではない だいたい 大きさが全然違う 実物の”橋”に 一体いくつの「橋」という文字を書き込めるだろう? これほどに大きさが違うものを 同じものとして扱うことで 言葉が機能している このように 言葉には... 続きをみる
私の意識は 私を創造し続けている 私の意識が 私ではなく彼を創造し始めた時 私は彼になるだろう * テレビカメラのモニターのように 私の意識が 私の周囲の景色を創造してくれている この創造力が潰えた時 私は盲目になるだろう * 太陽の重力と 地球の等速直線運動の調和において 地球が公転している こ... 続きをみる
後悔する時 「あの時こうすればどうなったろう」と 想像してみたりする もはやあり得ない現実を夢想するのである この夢想は 現実とは別世界の出来事からできている いつくもの ”たられば”を思考しながら いくつもの世界を創造する この世界の創造主は私であり 私以外の存在とは 共... 続きをみる
”考える”ということは 頭の中に世界を創り それを維持する作業である この創造世界を 如何に現実との比較の中で 厳密に行うかを競うのが 科学ということになる そして この創造世界を 如何に魅力的にするのかを競うのが 芸術であり この創造世界を 共有し調和させてゆくのが 社会... 続きをみる
社会には 社会としての形而上があり この形而上を維持するための調和が予定されている 個体にも 個体としての形而上があり この形而上を維持するための調和が予定されている この2つの形而上の間で 予定調和が一致していると良いのであるが 不一致があると葛藤が生まれ 若い情熱のまま世間に向き合い打ちのめさ... 続きをみる
釣り針には 使命があり 予定がある その逆向きにまで反り返った針先で 魚の口の皮膚を突き刺す予定である 予定が 釣り針という物体の形状に宿っているのである 釣り針の形には 様々な工夫と配慮がなされている 「J」の字の形状を決めたのは 釣り人ではない 大概の釣り人は 工夫に工夫を重ね伝えられてきた既... 続きをみる
団体競技において チーム内の調和は チームが機能するために欠かせない要素である この調和の完成度が高ければ高いほど チームは強くなり 逆に完成度が低ければ チームは弱くなる 身体の内部でも 筋肉系と 神経系 それに 内臓系の調和が良ければ 身体は強くなり 逆に弱ければ 身体は弱くなる このような統... 続きをみる
CDの円盤の中に刻まれた音楽が 再生されることを待ち続けている 本当に待ち続けているわけではないが CDは再生されることを予定して作成された 実際に再生されることがなくても 存在する限り 予定はされているのである 私の部屋にも 聞かれずに 本棚に飾られているCDがたくさんある これらのCDは ただ... 続きをみる
砂浜に描かれた文字と 石に刻まれた文字とでは 石に刻まれた文字の方が価値がある ロゼッタストーンのように 言語解読に役立ったり 歴史上の重要な記録が残ったりと 石に刻まれた文字は 大切な遺産として大事に保護されている こうした歴史的価値はともかくとして 石に刻まれた文字の寿命は 砂浜に描かれた文字... 続きをみる
知識の世界に 私の精神が溶けてゆく そのことにより 私は世間と調和する * 子供の頃 私が死ぬまで 日本は戦争しないでほしいと願っていた 私が徴兵されたとき 私はそれを拒めないと感じていたのだろう 私の精神が世間と連なっているのである その世間に「助けてくれ」と言われた時 拒むことが出来るだろうか... 続きをみる
”自分”を持っていなければ情けないという 確かに コロコロ変わってしまうような”自分”では どこか心もとない しかしながら 面と向かう人にあわせて コロコロ変わってしまう自分がいるのだから 困ってしまう それでも コロコロ変わる”自分&r... 続きをみる
顔の表情から その人の気持ちを察するのと同じように 言葉から その言葉の意味を察している 言ってみれば 言葉には表情がある この表情を創るのがうまい人は 作文がうまい人であり この表情を読み解くのがうまい人は よく意を解する人である 何かを伝えようと いくら目配せをしても それに気づかない人がいる... 続きをみる
痛みから解放され 自由になった理性は 痛みとは無縁の思想を説くこともできるだろう しかし 痛みを前にして その思想は何も慰めてはくれない 欲情から解放された純粋理性は 食事の喜びからも 飢えの苦しみからも 自由である 便秘の苦しみからも 排便の喜びからも 解放されている そんな純粋理性でさえ その... 続きをみる
話すということと 聞くということは 異なる反応である 話すために出す音は喉から出る 聞くための音は耳から入る だから 話すことは喉 聞くことは耳の技術によるものだ この異なる二つの技術が 調和して 会話が成立している この会話の成立の技術的裏付けが 喉と耳にある 人間の喉と コウモリの耳 あるいは... 続きをみる
細胞は膜で隔離されていないと その内部で予定された反応を実践できない 膜で隔離された 特定の環境の中で 特定の反応が実践されている だから 隔離している膜が壊れると 調和が成立していた環境が破壊され 特定の反応を実践することが出来ないくなり 特定の反応の連続として存在していた細胞が消滅する 外部か... 続きをみる
平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いのであり その速度ならその重... 続きをみる
制御されながら 同じものがたくさん増殖している 一つのタンポポの花が たくさんの種を宿し その綿毛を風に乗せ たくさんの種を拡散する その種の全てが 花を咲かすことが出来るわけではない 落ちた場所が乾燥していて 発芽出来ないこともあろう 川に落ち 海に運ばれ 発芽出来ないこともあろう 運よく芽を出... 続きをみる
生命活動は 予定の承継と 予定の実践により維持されている 予定の承継も予定されていることであり その予定の実践なので 単に 生命活動は予定の実践である ということもできるだろう 大雑把なものから詳細な予定まで 様々ではあるが 生命は何らかの予定を持っている 一つの見方ではあるが よりきめ細かく よ... 続きをみる
過去は存在するか? 過去は存在したか? 過去の遺物は存在するか? 過去が存在しない現在は存在するか? 過去と現在は異なる存在か? * 地球儀は地球を射影した存在だ よく見る平面に描かれた世界地図は メルカトル図法によるもので 球を平面に投影させるために 極地方が拡大されている この地図に見るように... 続きをみる
世界地図の一点を指さし 「私はここに住んでいる」と語ることができる 私は 地上に住んでいるのだが 地図という「紙の上に住んでいる」と表現できるのだ 「私はここに住んでいる」と 「紙の上に住んでいる」とは 同じニュアンスと取れる部分と 異なるニュアンスを取れる部分が混在している 同じような表現に 「... 続きをみる
身体の内側で 細胞たちが 競争と調和を繰り返している 私の細胞たちは 皆私のクローンだ クローンである細胞同士が 競うように 細胞分裂をしたり 場所取りをしたりしながら 身体が維持されている 基底膜に張り付いている表皮細胞は 細胞分裂を繰り返し そこから剥がれ落ちさ細胞は やがて垢となり 表皮から... 続きをみる
多様性を認めましょう この掛け声は 他人を肯定するための多様性であり 他人を否定するための多様性ではないのだろう 肯定すべき多様性と 否定すべき多様性を考えてみる 暴力を ついつい使ってしまう人がいる これを性格としてとらえると 暴力的傾向性も肯定すべき多様性の一部になるのだろうが 暴力を他人を否... 続きをみる
協調するように 仕組まれている仕掛けがある 設計は このような予定調和の仕込みである 協奏曲の楽譜 精密機械の設計図 経典 法律 遺伝子 様々な プロトコールが それぞれに予定調和を描き それが実践されている プロトコールは 自己複製し 複製した自己の間で競い合う関係となり 切磋琢磨する と同時に... 続きをみる