ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:正義が熟成するもどかしさ


正義はもどかしいところがある


とある正義を実現するために
別の正義を否定し
あるいは
その別の正義を乗り越えなければならない時があるからだ



正義は
不平等を作り出す


この不平等の上に
秩序が成立している


右側通行している車と
左側通行している車は
決して平等には扱われない


4人の神様がいて
それぞれが
絶対にして唯一の神である


神様の一人は
左側通行を良しとし
別の神様は
右川通行を良しとし
そのまた別の神様は
どちらも良いが逆走はやめようと言い
そのまた別の神様は
どちらもやめようとおっしゃった


そんなもどかしさのなかに
正義は鎮座している


神様は
神様に従うものの中で正義であり
従わぬ者には正義ではない


この従わぬふとどきものを乗り越えなければ
正義は日の目を見れない
そんなもどかしさがある



国と個人の間にも
それぞれにもどかしい関係がある


そうでなければ
国のために個人があり
個人のために国があるという
どっちつかずの関係は維持されまい


個人に傾けば国は崩壊し
国は個人を守れない
国に傾けば
国は個人を守り攻撃する


正義は不平等を作り出す


肉を食らうために
牛を殺す


人間は捕食者で
牛は被食者と定められている


こうした不平等を正当化するために
正義は維持される

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