ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:嘘を吟味する領域


実践を伴わない言葉は軽く
実践を鼓舞する言葉は重い


言葉は嘘をつくから
言葉を鵜吞みにできない


だから
吟味する


吟味するにあたり
その言葉の実績が勘案される


実績のある言葉は
嘘と判断されにくい


説明がつく言葉も同様だ


感情に働きかけ納得させる言葉も
嘘と判断されにくい


逆に
嫌な感情をもたらす言葉は
嘘と判断されやすく
説明がなっていない言葉も同様だ


実践の実績のない言葉は
まず疑ってかかられるのが相場である


「嘘だ」と思われた言葉は
そこで言葉の命を失う


言葉が引き起こす反応が
そこで途絶えるのだ


これに対して
「嘘かもしれないが、、、」という程度の言葉は
もうしばらく命が続く


だから
言葉の世界から嘘は無くならずにいる


言葉の世界には
嘘を吟味する領域がある


この領域で
嘘を吟味し排除しようと努力が重ねられている


感情による嘘の排除


理屈による嘘の排除


実践による嘘の排除


それぞれの基準で
嘘を排除したり嘘をかばう


私が嘘を隠す衣装をまとうように
言葉にも
嘘を覆い隠す衣服があるようだ


吟味されながら
命を紡ぐ


嘘と断じられて
捨て去れる運命を背負いながらも
言葉が命を紡いでいる


言葉には
実は何もないのだ


単独で存在している言葉はない


嘘のない言葉さえ
吟味され
生かされていなけらば
きっと言葉ではなくなるだろう

×

非ログインユーザーとして返信する