ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:自己賛美と自己否定


人間は
単なる動物ではない


言葉を操る動物である


だから
言葉の世界においては
人間は単なる動物ではなく
言葉の世界の生みの親としての特権を与えられている


この人間の特権階級としての地位を
守ろうとすればするほど
理性は人間のために輝くものとなる


理性による人間賛美は
自己愛に満ちた白人至上主義に通じるところのある
人間至上主義である


理性による理性賛美が
人間至上主義の循環を推し進め
船尾が賛美を呼びながら
人間賛美のバブルを形成する


このバブルに乗り
実力以上の実力を理性に頼ることになる


哲学の形而上へのあこがれも
そんなバブルの一つだろう


シュレーディンガー方程式にも
相対性理論にも
人間は登場しない


人間不在でも成立する世界が
言葉の世界を席巻し始めたことと
引きこもりのような独我論という論理が
哲学の世界に登場することと関係はなかったろうか


人間を賛美することに夢中になり
感情や本能を忘れた理性が
動物としての人間の自然を虐げる


檻の中に押し込める


理性は理性を賛美する


しかし時に
理性が理性を否定する努力も必要だろう

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