ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:独我論的意識の中で


言語は
言語を単位とする独我論として
成立している


言語にとって
言語以外の存在は幻影であり
言語ではない


その幻影とのすり合わせの中で
言語は
幻影と協調している


協調する幻影が動くと
言語もそれに合わせて動ける仕組みになっているのだ


人間の言語において
この協調の仕組みを担っているのが
人間ということになる


人間の意識も
意識を単位とする独我論として
成立しており
その幻影の一つとして言語が協調している
また
感覚や知覚もまた幻影として協調している


肉体も
意識にとっては幻影だ


こうした協調関係が十分に成立すると
独我論としての幻影は
実在する存在としての地位を確立してゆく


実在と評される幻影に格上げされるのだ


こうした格上げされた幻影の総称として
現実が認識される


逆に言えば
協調しない幻影を非現実ととらえるとこができるのが
独我論的局在の特性と言うことが出来る
また
協調している幻影を永遠普遍の現実として賛美できるのが
独我論的局在の特性となっている


この特性が
都合の悪い真実や思想や人物を排斥する礎になっている
また
都合の良い真実や思想や人物を称賛する礎になっている


同じ景色を見て
違う思いに駆られるのは
こうした特性によるのだろう


景色も
意識にとっては幻影なのだから
仕方なかろう


そんな中で
同じ景色に
同じ思いを語り合える奇跡を
なんとなく喜び合えると
じんわりと和む心が訪れる

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