ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

言語のブログ記事

言語(ムラゴンブログ全体)
  • 生命と反応:幻想の中を動く身体

    イソップ物語に 「オオカミが来た」と噓をつく少年の物語がある 「オオカミが来た」という少年の叫び声で 村人は大騒ぎになるのだが 「少年はうそつきだ」ということになると 「オオカミが来た」という少年の叫び声に 村人は反応しなくなる 反応されない言葉は 空しい しかし それが本来の自然の姿であり 「オ... 続きをみる

  • 生命と反応:反応が運んで行くイデアや遺伝子

    文字が刻まれていても その文字が眺められるだけでは 文字は模様であり その文字が読まなければ 文字から意味は生まれてこない 「読む」から「眺める」を差し引いたところに 意味が生まれてくるとういことだ 美しい絵画と つまらない絵の差も このようなところにある 意味がそれを読み取る側に存在するように ... 続きをみる

  • 平衡と遷移:規則的反応が維持する世界

    池を「いけ」と読む原因はなにだろう 「い」をイと発音し 「け」をケと発音する原因はなにだろう い=イ け=ケ 池=イケ これらの等式が その根拠もわからぬままに 維持されて平衡が保たれている世界がある この世界を維持しているのは いをイと反応し けをケと反応し ケをけと反応し イをいと反応する人間... 続きをみる

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  • 現象と構造:クオリアを物質化する技能

    バラの花の色を表現する時 その色の名は 予め頭の中に存在している色の名の中の一つだ バラの品種名を表現する時 その品種名もまた 予め頭の中に存在している品種名の中の一つだ 色や 品種名としての言葉が 予め私の頭の中にないと 私は そのバラの色を表現できないし そのバラの品種名の話をできない だから... 続きをみる

  • 恒常的状態:非対称を維持する力

    「・・・である」 「・・・ではない」 このように 言葉は 肯定の表現方法も 否定の表現方法もあるので 存在も不在も表現できるし 正も不正も 本当も嘘も表現できるようになっている これに対して 物質の世界は 今あるものしか存在しないのであり 言葉が仮想するような 過去の状態や 未来の状態は 現在にお... 続きをみる

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  • 仮説演繹法が描く未来図

    こうして ああして そのあと あれをこうすると こうなるはずだ そんな仮説を証明するために こうして ああして そのあと あれをこうしてみる その結果 実際に 仮説通りにこうなると その仮説は正しいということになる このような思考と現実を比較する目的で 科学実験が実践される 科学実験は仮説演繹法の... 続きをみる

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  • 被支配の手段としての知

    語り継がれる言語が支配している その支配領域の中で おの言語を知らないものは それを理由に排除される このような排除により 言語の支配が強まり 持続してゆく 逆に言えば 言語が支配する領域には 限界があり 言語を知らないものを その支配下におくことはできない だから 言語は 布教を重ねる それを知... 続きをみる

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  • 経験は思想を太くする

    星と星を 目に見えない線でつなげて星座を描くように 文字と意味をつなげて言葉を創る すると 星座が動き物語を語るように 文字が物語を語りだす 言葉とともに過ごした経験が 言葉とともに思い出を醸し出し 思い出とともに言葉を醸し出す 言葉と思い出が 互いを強くしあっている 同じように 経験は思想を太く... 続きをみる

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  • 刺激と反応の蓋然性形成による秩序化

    英語は難しい 書いてある文字を ゆっくり読むのも一苦労なのに 流ちょうに話されると お手上げになる ゆっくり考える時間も与えられないからでもあるけれど あの奇妙な発音を聞き取れないからだ しかも 単語を一つ一つ区切って発音してくれず 複数個の単語をひとつの単語のようにしゃべってくれたりする こんな... 続きをみる

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  • 「ありがとう」の存在論と沈黙について

    「ありがとう」という言葉には おおきく3つの構成要素がある (1)実体 文字や音声などの表現としての実体 (2)心理 感謝という感情や感覚 (3)思考 発意者として 感謝をどのように表現しようか考えたり あるいは 受意者として 「ありがとう」の表現を受けたことの意義を考えたりする思考 文字や音声と... 続きをみる

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  • 還元的言語連鎖と統合的言語連鎖

    言葉に囚われるということは その囚われた分だけ 視野を狭めることになる このような言語とのおつきあいにあって 言葉を連ねることを2種類に分けて考えられる 見ている視野の中にある言葉を連ねる場合と 見ている視野の外にある言葉を連ねる場合だ 前者が還元的言語連鎖で 後者は統合的言語連鎖と表現しておく ... 続きをみる

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  • カメに追いつけないアリストテレス

    言葉には 解釈としての意味的要素と 記号としての表現的要素があり 前者はアナログで 後者はデジタルだ 意味的要素ということでいうと 「あ」と発音したときに 驚きのこともあれば 「え」に近い疑問の意も入っていることもある 「ああ」といった納得の意も 「あ」で表現されることもある 表現的要素ということ... 続きをみる

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  • 言語と虚構の共進化

    幸せな夢想に浸っている時に ふと その夢想を暗転させる想像が 頭をよぎることがある 将来への不安は 幸せを阻害する 未来は 今、現実としては存在していない しかし 夢想のなかで描かれる この描かれた存在が 心を彩る光と闇になる 過去の思い出も また 存在しないまま描かれ 夢想の中で存在に至る この... 続きをみる

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