無限ループ:犬ぞりのイヌの記憶たち
犬ぞりのイヌは 何を考えているのだろう 犬ぞりを操る人間から繰り出される 飴と鞭に晒されながら 犬ぞりのイヌは 何を考えているのだろう 犬にも 記憶があるに違いない 犬ぞりのイヌとして育てられてきた その記憶 犬ぞりのイヌとして 他のイヌよりも誇り高く活動してきた その記憶 そんな記憶たちが 犬ぞ... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
犬ぞりのイヌは 何を考えているのだろう 犬ぞりを操る人間から繰り出される 飴と鞭に晒されながら 犬ぞりのイヌは 何を考えているのだろう 犬にも 記憶があるに違いない 犬ぞりのイヌとして育てられてきた その記憶 犬ぞりのイヌとして 他のイヌよりも誇り高く活動してきた その記憶 そんな記憶たちが 犬ぞ... 続きをみる
視覚などの感覚は 今を写し取っている それが記憶となり 意識の中の過去を形成している 過去は 記憶された現象だけから成立し 記憶されなかった現象については 現実にはあったことでも 記憶としては存在していない 視覚などの感覚が 現実から掬い取った情報を100とすると 記憶の情報は10にも満たないかも... 続きをみる
意識の中では 記憶として過去があり 予測として未来があり 感覚として現在がある 定義に従い現実から取得する感覚が 定義に従い記憶され 定義に従い処理され未来を予測する このようなシステムにおいて 記憶する定義が遮断されると 現在の感覚しかない 純粋体験が残される 純粋体験は 定義に従い 現実と1対... 続きをみる
意識は 多様性に富んだ生命の営みであるとして 感覚は 多様性に富んだ環境との接点であるとして こうした営みや 環境の記憶は 現実そのものから変換された記号として存在している こうした記号が さらに文字として変換され 文字は複写され増殖してゆく 「むかしむかしあるところに、、、」 文字には 現実とは... 続きをみる
生命は すべからく 生きるという結果を出すため その前提たる何かを揃え続けてきた成功者である 前提は結果の過去に在り 目的たる結果は実践の未来に有る 前提と 結論たる結果 それに目的が 時間軸上にそれぞれ独立して点在するところ これらをごちゃまぜにして 何をすべきかという実践をも ひとつのまな板に... 続きをみる
昨日の私が 明日の私と同じであるならば 20年前の40歳過ぎのわたしと 20年後の80歳過ぎのわたしは同じものである 論理は 成長もしない代りに 歳も取らない 永遠に同じだから 論理学が成立する 論理学の「A」は 永遠だから 時間が経とうが 同じままである だから 私が論理学の「A」になったならば... 続きをみる
事実は「今」にしかない 「今」が過ぎ去れば 「今」であった事実は過去となる 過去は 記憶の断片であり 評価である 一瞬前の雲の姿は 今とほとんど変わり映えはないのであるが 違うのである この違う姿は記憶の中に在るようでいて無い 過去はこのように 記憶能力の良否によりその形を変えてゆく評価なのである... 続きをみる
感覚と記憶が未来を拓き 結果として 現在を支えている 栄養を感知できない大腸菌は 栄養失調で死んでしまうであろう DNAを失った大腸菌は 秩序を失い死んでしまうであろう 感覚と記憶が 生命を支えている 自らの体勢を知覚できるロボットが 失敗と成功の記憶をAI処理して 適切な体制を維持するように 私... 続きをみる
未来という 現実には存在しない世界に翻弄される性向が 人間にはあるらしい そして 思考は この性向と共にあるらしい 現実が今であるかぎり 未来は現実ではない そんな未来を思い描くために 感覚があり 現在を観察し 記憶があり 過去を思い出し 思考があり 未来を推測する ありもしない世界を思い描くので... 続きをみる
未来が来ることを知っている 今が未来であるからである 昔 子供だった頃 3時にならないとおやつを食べてはいけないと言われ 3時になるのを 時計を見つめながら 今か今かと待っていた 時計の針は ちっとも動いてくれないように思えていたが ほんの少しづつ動いて 柱時計が3時の鐘を鳴らすと 私は喜び勇んで... 続きをみる
意識が 感覚を記憶となし この記憶を呼び起こし 過去の答え合わせをしながら 未来へ回答を繰り返している こうした答え合わせや 解答が 思考である そして 過去の答え合わせは 過去の思考にとどまらず 過去の実践に対しても行われている 同じく 未来への回答もまた 思考にとどまらず 未来に向けた実践とし... 続きをみる
体の中にはたくさんの筋肉があって 使われない筋肉は小さくなって固くなり 使う筋肉は大きくやわらかに成長するようである 使わなくてもどうということもない筋肉でも 使われず委縮した筋肉が増えるに従い 姿勢は悪くなるばかりで 周囲の血行が悪くなれば なおさら委縮も進むという悪循環にも陥ることになる 目の... 続きをみる
言葉は腐りはしないけれど 言葉は忘れ去られてしまうことがある 使われない言葉は消えてゆく 使われる言葉には それぞれが真実を持ち 使われるたびに その真実が伝えられてゆくのである 話者が伝えようとした真実が 聴者に正確に伝えられ 言葉は存続してゆくのである こうした実態を鑑みると 言葉の内部には ... 続きをみる
過去は流れ去るが 記憶が残存する ここにおいて 過去は 無いものでありながら 存在することになる 記憶として存在するものは 実は無いものなのである そして この記憶という無いものを あるとしなければ 言語も存在できなくなる 現実と呼ばれる時空とは別に 記憶の中に時空が出来ているのである 記憶媒体が... 続きをみる
鏡の中の私は 私ではないが 私である 3面鏡の中には 私は3人いる 本物の私と合わせると 4人になる 10人の人に見られていると 私は10の視覚の中に現れるということになる このような多重性の中で 私は存在している 私ではない私に囲まれながら 私は私を維持しているのである 私の頭の中には 私の過去... 続きをみる
今は 存在の断片であり 言葉があらわそうとする意味は これらの断片をつなぎ合わせた総和である だから 言葉にはいくつもの意味を醸し出す 「リンゴ」には 赤い色も 黄緑のものもあり 酸っぱさや 甘さもある 皮をナイフで向くときの音までも 「リンゴ」には宿している 「リンゴ」という言葉と暮らすというこ... 続きをみる
言葉は行き交うことで 存在している 行き交うことをやめた言語は 忘れられた言語となり その存在基盤を失う 行き交うことで 言葉はその意味するものと交わり その意味する者の代役をこなす 「太陽」という言葉は 太陽から出る光を受けた視覚と 意識の中で交わり その同一性を擬制され 太陽の意味を付与される... 続きをみる
見たいと思うものがあり 会いたいと思う人がいる こうした思考が 私の身体を動かす そして 動いた身体が 私の思考を刺激して 新たな思考をもたらしてくれる その新たな思考が 私の身体を再び動かす 時に 古い記憶がよみがえり 時に 眠らせていた欲望がよみがえり 思考が動き出し 私の身体を動かす 雪が降... 続きをみる
棚の柱に横板をネジで止める おねじを 柱と横板に開けられた穴を通して 裏からめねじでおねじを止める こうした作業を繰り返し 梱包されていた棚を使える棚に変えてゆく 柱も 横板も ネジも それぞれ単独では果たせない目的を 棚となり達成することが出来る 梱包されていた棚の部品たちは 組み立てられ 初め... 続きをみる
記憶がなくなれば 私は私らしさを失うだろう どんな人に共感し どんな考えに賛同するのか? 記憶がなくなれば 私は私らしさを失い 人に対しも 考え方に対しも 記憶がある時とは 異なる反応を示すだろう むろん 記憶を失っても変わらない反応もあるだろう 沁みついた反応は 記憶がなくなったくらいでは変わら... 続きをみる
痛みを感じるということ 痛みは 一時のことで 痛んでいる時間が過ぎれば 痛みは無くなる しかし その痛みが記憶となり 無いはずの痛みが 私を苦しめ 私を規制する 過ぎ去った痛みに 私は苦しみ 畏れる 今はないものに 私の精神は苦しみ 畏れ逃げ惑う そうした記憶が 私を拘束し 私は自由を失う この不... 続きをみる
昨日までも私の記憶を失うと 私は 新しい私となるのだろうか? 私は 私の記憶により維持されている きっと その記憶の維持に 身体が貢献しているにちがいないのだろうが その詳細を 私は知らない 私の身体の奥深くで行われているであろう 様々な現象のひとつひとつについて 私は知らされていない 何か異変が... 続きをみる
リンゴという言葉を見聞きした時に 思い浮かべる色や形それに重さや味は 人それぞれなのだろう 私一人に限っても 時々で 異なったリンゴを思い出す このように思い出されるリンゴの全てが リンゴという言葉の意味なのだとして リンゴという言葉はあまりにも画一的で リンゴという意味はあまりにも多様だ 意味は... 続きをみる
リンゴがそこにある それを見ている 頭の中にも リンゴがある 手に取ると 頭の中にも 重さができる 食べると 頭の中で 味がする 食べ終わると リンゴはそこにない 残された記憶は 物質は徴だと言っている 消化され吸収された物質は 私の徴へと置き換えられる 反応するということが 反応する側と 反応さ... 続きをみる
私は 私の内部に 私の感情のレパートリーを 多彩に用意された状態で生まれてきた その多彩なレパートリーの中から 感情を選び取り 私は 泣いたり 笑ったり 不機嫌になったりしている このように 感情という現象を 選び取り実践している場所が 私の意識であろう 私の意識は 内部に用意されている現象を選び... 続きをみる
人間は 記憶と共に生きている そして 記憶が導く未来を描く 描かれた 好ましい未来や 忌まわしい未来とともに 人間は生きている 未来を描く元の素材としての記憶が異なると 異なった未来を描くことになる そこで どのような記憶と共に生きるのかを 考えることになる 主義主張は このような過程で生まれてく... 続きをみる
「おはよう」 そう呼びかけると 「おはよう」 と答えが返る こんな単純なあいさつの中にも 人間の幾多の機能が様々に働いている 声の質 顔の表情 反応の速さ遅さ 間合い等々 これらが読み解かれる そればかりではない 個体識別がされ 以前の「おはよう」と比較がされる 以前の「おはよう」がきちんと記憶さ... 続きをみる