学校の美術の授業で 絵のモデルになったことがある ただ座っているだけなのだが 同級生の目がこちらに向いているだけで すごく緊張した そんな緊張の中で クラスメイトの頭の中で 被写体である私の像が写体として意識に上り 私は次々とキャンパスの写体として絵画になってゆく そして 千差万別の私の絵が出来上... 続きをみる
現象環境のブログ記事
現象環境(ムラゴンブログ全体)-
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「痛み」という 言葉により普遍化された知覚と 腹痛のような実感とが 意識の中で関係を結ぶ この普遍と個別の間で結ばれる関係により 個人が普遍的世界と結合する 普遍的世界が個人を受け入れ 個人が普遍的世界を受け入れ成立する蜜月も ここから始まる 言語学習により 普遍的世界が 個人の意識の中に複写され... 続きをみる
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痛みは 私だけのものらしい 他人の痛みは 頭で想像はできても それを知覚できない 自分の痛みだけが 私が知覚できる痛みだ このように 痛みは 普遍的なものではなく 個人的な感覚だ もっと言えば 独我論的感覚だ 痛みに苛まれている時 私の意識の全てが痛みとなる この全である痛みが 他人には無であるの... 続きをみる
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温暖化がいくら進んでも 地球は存在する 温暖化が進み困るのは 高熱に弱い生命だ 生命は 様々な現象の総体なので 環境が変わると 現象が変わり 従来通りの現象が起こらなくなり 存続が危ぶまれる事態になる 地球が 現在住んでいる生命のために存在するものならば 生命が危機に瀕するような温暖化は進まないの... 続きをみる
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自分を愛することと 人を愛することは 心の奥底で連なっているらしい どこかで 愛する見返りを求めているのだ 見返りを求めない愛は崇高だ けれども 持続可能性は低いであろう 見返りのない愛を与え続ける為には 強固な意志を持続する継続的な努力が求められる 骨を折らなければ入れない狭き門には なかなか入... 続きをみる
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ちぎれ雲 有る様にしか在らぬ 吾が心 * 仲間割れによる抗争 敵対する者同士の戦争 協調関係を維持するための法律は 仲間であることが前提となり機能するので 抗争や戦争では 平和裏の法律は捨て去られ 別の掟が支配する * 法律は仲間内で機能する 仲間の振りをする者も 法の支配下にある 人の振り見て吾... 続きをみる
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「正しい」や「間違い」 「善」や「悪」は評価の問題で 「丁寧」や「乱暴」は実践の問題だ いくら正しいと評価されるものでも 乱暴に押し付けられると 抵抗したくなるし いくら間違っていても 丁寧にやさしくされると 受け入れてしまうから 人間は杓子定規に収まらない 杓子定規に収まらない人間が それぞれの... 続きをみる
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田舎道を走ると 土ぼこりが舞い上がり 空気中を広がってゆく 鍋の蓋を開くと いい匂いが部屋の中に広がる 質量や 磁場や 静電気などにより 物と物の間で引き合う力が働かないと ブラウン運動により 物質は混じり合いながら広がってゆく エントロピーが増大する これは どこもかしこも 同じ状態になってゆく... 続きをみる
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大きな石や 小さな石が それぞれ別の存在として認識される 大きな石を二つに割ると 一つの存在が 二つに分かれる 部分であった部分が 新たに個物性を取得したということだ 石は それを構成する元素間の結合力が高いと 塊として維持され この結合力は消滅すると そこが新しい結界となる 石の部分と石でない部... 続きをみる
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外側と内側を区画する境界線が 様々に張り巡らされている この結界が崩れると 内側で維持されてきた環境が崩れ その内部で維持されていた現象が消失する 結界により閉鎖された安定した環境で 様々な現象が維持されている 神経の興奮 光合成 細胞内呼吸 混じりあうことは 混乱だ 消化や排せつも結界により維持... 続きをみる
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私は 私の内部に 私の感情のレパートリーを 多彩に用意された状態で生まれてきた その多彩なレパートリーの中から 感情を選び取り 私は 泣いたり 笑ったり 不機嫌になったりしている このように 感情という現象を 選び取り実践している場所が 私の意識であろう 私の意識は 内部に用意されている現象を選び... 続きをみる
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巨大な樹木に囲まれた尾根道を歩き 岩肌を縫うような小道を登り 山頂に立ち絶景を見下ろす 開けた視界と達成感が織りなす感動は 私由来の感情なのだろうが 私が感じたいと思えば すぐに感じられる類のものではない 苦しくとも 前に前にと歩を進め やっと出会える私由来の感情だ 私が 私の感情を引き出すために... 続きをみる
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私は 私ではないものを取り込み それを記憶する だから私の中には 私ではないものに満ち溢れている そして 思考は 私の中で起こる 私ではないもの同士の論争だ 私はこのような開放系の住民だから 閉鎖された空間の中で 安閑な夢を貪れずにいる あああ 一つの理念だけで動いている閉鎖系は どんなに平和なの... 続きをみる
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環境により 棲み易さや 棲み難さがあるから 生物相が 場所により違っている 海辺には海辺の生態系があり 山岳地帯には山岳地帯の 砂漠には砂漠の生態系がある それぞれが それぞれの場所に適した生活環を営んでいる 別の言い方をすれば それぞれが それぞれの場所に応じて無理をしている この無理が当たり前... 続きをみる
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死ぬ前 最後に見る風景は 病室の天井だろうか それがつらくて 目をつむり 記憶の中から お気に入りの映像を 手繰り寄せる余裕はあるだろうか 私は 感覚の届く範囲で組織化されている 髪の毛も 触れば触られたと思うので私の一部であるが 髪の毛が抜け落ちると その髪の毛には感覚はなく 私の一部ではなくな... 続きをみる
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環境により 現象が誘導されることがある 雨が降れば傘を差し 熱くなると服を脱ぐ 本能や理性が働き 環境に対して反応する 本能が主導しているのか 理性が主導しているのか 人間、みな同じような反応をする このような環境の中で 生活環が循環している 本能的誘導で子が作られ 理性的誘導で子が教育され育てら... 続きをみる
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現象は 始まりと終わりの間の時間の中で存在している 地球は かれこれ40億年以上も 太陽の周りを公転しながら 自転を繰り返している 公転を始めて 公転を終了する前の間 公転は持続する 自転も同じだ このような地球の現象が持続している間に 生命が進化してきた 地球の公転や時点といった現象は 生命にと... 続きをみる