記憶に感情がこびりついている 何かをなすと その結果を理性的に評価すると同時に いやむしろ それより前に 感情がその実践を評価する うれしかったり 悲しかったり 悔しかったり 憎かったり こうした感情を 理性が 良い感情なのか 悪い感情なのかと評価する この評価により 良い感情を呼び起こす実践は良... 続きをみる
感情のブログ記事
感情(ムラゴンブログ全体)-
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記憶にも 実践にも 感情がこびりついている そして 道しるべになっている 私は 私の中に湧き上がるべき感情を求めて 記憶をたどり 思考し 実践を繰り返している 「ああ、よかった」とつぶやくとき いい方に流れていると判断して 理性的に「よかった」と思う時もあれば 心の底から 感情的に「よかった」と思... 続きをみる
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痛みから解放され 自由になった理性は 痛みとは無縁の思想を説くこともできるだろう しかし 痛みを前にして その思想は何も慰めてはくれない 欲情から解放された純粋理性は 食事の喜びからも 飢えの苦しみからも 自由である 便秘の苦しみからも 排便の喜びからも 解放されている そんな純粋理性でさえ その... 続きをみる
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宇宙空間の真空に放り出されると 体は破裂し 内容物は周囲に拡散するのだろう 逆に 深海の水圧の中に押し込められると タオルが絞られるように 水分は外部に押し出されてしまうのだろう 地上の気圧が 今くらいでいてくれるから 今の様な状態で 命を維持していられる 体の中の水で満たし その水の中で 規律あ... 続きをみる
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標準体重や標準身長 血液検査の標準値 標準というものは 個々で定めるものでなく 個々を集合として扱った時の結果論である 標準から外れていると 異常ということになると 何とか標準に入りたいと努力をしたりする 身長はなんともならないところがあるが 体重なら食べる量を多くしたり少なくして 標準に入るよう... 続きをみる
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何かの競技に勝利したり 人から誉められたりするような楽しい妄想もあれば 何かの災害にあったり 暴漢に襲われるような恐ろしい妄想もある 現実が楽しい妄想に近寄ったり 恐ろしい妄想から遠ざかると 嬉しく 逆に 現実が楽しい妄想から遠ざかったり 恐ろしい妄想に近づいたりすると 悲しい 私の意識のどこかで... 続きをみる
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私は 私の内部に 私の感情のレパートリーを 多彩に用意された状態で生まれてきた その多彩なレパートリーの中から 感情を選び取り 私は 泣いたり 笑ったり 不機嫌になったりしている このように 感情という現象を 選び取り実践している場所が 私の意識であろう 私の意識は 内部に用意されている現象を選び... 続きをみる
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感情というものは 結果と原因が入り混じっているようなところがある 一般的に 生きるために好ましい状況を得ると 良い感情が湧き上がり 生きるために好ましくない状況に遭遇すると 悪い感情にさいなまれる だから 良い感情に囲まれるように工夫を凝らすと 生きやすくなり 死んでしまう危険性を減らせるようにで... 続きをみる
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血圧は 上がりすぎると 腎臓からの水分排泄が増えるなどの反応が起こり 少しずつ血圧が低下する 血糖値も 上がればインスリンが分泌され 下がればグルカゴンが分泌され この拮抗する作用を持つ両ホルモンのバランスにより 適切な値を維持されている このように 生体内には様々な調整機構があり それぞれの機能... 続きをみる
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どんなに 忙しくてうまくいかずに辛くても 何処かで その状況を楽しむ余裕がなければ 忙しさや辛さに飲み込まれ溺れてしまう 飲み込まれても 忙しいまま 辛いまま いつまでも時をやりすごすなら それはそれでよいのだけれど その状況から抜け出すために その状況を楽しむ余裕を持ちたい 同じ苦しい状況でも ... 続きをみる
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政府が何をするのかで 生活が変わる そのことを コロナ禍が改めて知らしめた 政治で生活が変わると感じれば 嫌でも政治への関心が盛り上がる 政策だけではない 高みの見物をしているような政治家に対し 妬み嫉みの感情が高揚する 禍は 感情の増幅器なのだろう 平和で幸せな感情というよりもむしろ 悲しくて憎... 続きをみる
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全体から見放された部分は 惨めで悲しい 逆に 全体に重用される部分は 立派で誇らしい このような感情が 全体主義を波及させてゆく 全体から見放されても 立派で誇らしく 全体に重用されても 惨めで悲しければ 全体主義は後退する 何が立派で 何が惨めであるのか いったい誰が決めているのだろう そして ... 続きをみる
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たくさんの人がいて 多様性に満ちていると 誰もが それぞれに優れていて それぞれに至らない 至らなさを笑い合い 優れたところをたたえ合えば 多様性が上手く機能する群れになる 逆に 至らなさを攻め合い 優れたところをねたみ合ってばかりいれば 群れは離散する たたえたり 攻め合い ねたみ合ってみたり ... 続きをみる
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思考には対象がある 今の感情であることも 今の感覚であることも 過去の感情や感覚であることもある そして 未来への空想であったりする 空想を実現するために 手足を動かすことがある 手足を動かして実体を改変する 改変された実体が 改変に応じて感覚となり 再び思考の俎上に上る 実体の世界があり 感情・... 続きをみる
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自分で自分を苦しめるには 強い意志が必要だ だから 自分を苦しめる作業をするには ひとりではなく 誰かの導きや監視があると 長続きしやすい ひとりでは すぐにやめてしまうことでも 誰かが導いてくれていると それを続けてゆくことができるからだ 身近な人であれ 見知らぬ人であれ 神様であれ 誰かの導き... 続きをみる
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繁栄してゆく国もあり 衰退してゆく国もある 成長してゆく人もいれば 老化してゆく人もいる 同じではいられない 時間が進むのだから 今日が昨日と同じであるはずはない しかし 昨日と同じ今日を予想しながら 今日がゆっくり動き始める * 昨日と 同じであるような今日を みんなで予想している そして みん... 続きをみる
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感情と理性が 追いかけたり逃げたりしながら じゃれている どちらも怠けている時もあれば どちらも一生懸命走っている時もある 仲が悪いようでいて 気付くと いつも一緒にじゃれている 仲良くしている時には それぞれが何をしているのかすら 気づかないくらい静かにしている だから じゃれている時にしか気づ... 続きをみる
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怒ると 頭に血が上り 顔が赤くなり熱くなる 漫画の世界では この状態で頭にヤカンをのせると お湯が沸く 怒る当人にしてみれば お湯を沸かすために怒っているのではない 何かの不都合を怒っているのだ * 自分では 怒っていないつもりでも 周りの人には 怒っているように見える時があるらしい そのような時... 続きをみる
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草むらの中から 私に見つけて欲しかった風情で 四葉のクローバーが 小さな葉を広げていた 幸せな気分になれる 朝、一番電車に乗ったとき 車窓から富士山が美しく朝日に輝いていた 隣に座っていた見知らぬおじいさんが 「今日はいいことあるぞ」 「あの富士山をよく見ておけ」 そう声をかけてくれた 幸せな気分... 続きをみる