言葉が 意識の中に法を作り その法面を乗り越えようとする感情や本能を 堰き止めている そうして 言葉の檻ができあがる この檻の中で 不自由を感じながら 言葉を愛でる 言葉がもたらす 恩恵を祈り 恩恵に感謝する 文明は こうして 人の命を明るく照らしている その灯に 人は集まり 檻の中に納まり 文明... 続きをみる
祈りのブログ記事
祈り(ムラゴンブログ全体)-
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記憶に佇む時間と 実践にいそしむ時間がある 記憶に佇む時間においては 脳が活発に活動し 実践にいそしむ時間においては 筋肉が活発に活動する 記憶に佇む時間においては 内部の改変が進み 実践にいそしむ時間においては 外部の改変が進んでゆく 記憶に佇みながら 実践を為し 実践をいそしみながら 記憶を改... 続きをみる
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次から次へと 消えてゆく「しあわせ」を追いながら 老いて来た 老いても なお 「しあわせ」になりたいと 祈りをささげる 消えてゆく「しあわせ」とともに 人生はあるものらしい あったのか なかったのか よくわからなくなってゆく「しあわせ」 きっと 人生も あったのか なかったのか よくわからくなって... 続きをみる
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紙の上に〇を描く その〇の上を辿りながら もう一つ〇を描く そのまた上に もう一つ〇を描く これで 3つの〇を描いたのだけれど 紙の上には 一つの〇しか存在しない この分だと 同じように あと100回〇を描いても 〇は一つのままだろう でもどうだろう 描いた〇が次第次第に消えてゆくとしたならば 〇... 続きをみる
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複数の反応の仕掛けが用意されており それぞれの反応が 他の反応を予定しながら 反応する時を待っている 互いに予定し合うことで 調和が予定されている そんな予定調和の世界が 反応の仕掛けによりもたらされているということだ このような予定調和世界は 善に満ちた理想郷であり これに対して このような予定... 続きをみる
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病気を憂う 病気になり 出来ていたことが 容易にできなくなると 今までのように 未来に備えをすることが困難になる それどころか 病気である未来へ備えるため 備えるべきことが増えたりもする それも 普段あまりしたことのないような備えであるので たいへん苦労することになる 病気の本人が こうした備えを... 続きをみる
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見えない色がある 聞こえない音がある 知られていない真実がある これらはみな あるものすべてに反応しないというだけことだ 反応の範囲内で ものごとを知覚しているにすぎない それでも 生きてゆける 人間ほどの知能がなくても 猫や犬は立派に生きている コウモリのように 超音波を聞くことが出来なくても ... 続きをみる
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祈りは 何を祈ったかを思い返すことで 心の鏡となる ナルシストの様な祈りもあれば 厚化粧を確認するような祈りもあろう それを祈らなければならないと考えつつも それを祈りきれないこともある ふいに鏡に写り込んでしまったみじめな自分に 打ちひしがれることもある 祈りの世界があり 言葉に表す世界があり ... 続きをみる
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全身にかよっていた血液の流れが滞ると 滞った血液は固まりだし 血液により養われていた細胞たちは悲鳴を上げる 実際に悲鳴を上げることはないが 細胞たちは活動を継続できなくなり 生化学反応で発生していた熱も失われ 身体は冷たくなってゆく 明日も血液がかよっている そんな予定の中で 細胞たちは暮らしてい... 続きをみる
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在るものは壊れる この当たり前のことを 存在と時間という視点で眺めると 存在に 時間という要素が加わると その存在は 崩壊という現象と共に存在するということになる そして 予定と実践の間に 時間経過が存在する限り 予定にも 実践にも 崩壊現象が付きまとうということになる 無為ならば 崩壊する存在が... 続きをみる
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神は支配の象徴なのだろう その神に ほんの小さな支配を祈る ほんの小さな 支配からの解放を祈る 予定を操り その実践を促す力が 支配を創る その力にすがり 願望成就を祈る 祈る言葉には重みがないけれど その言葉を実践しようとすると 重みが生まれ始める 言葉には重みがなく 物質に重みがある 重みのあ... 続きをみる
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様々な願い事が 祭壇の前で祈られる すでに叶えられていることは 祈られず まだ叶えられていない願い事が 祭壇の前で祈られる 細胞に吸収されたグルコースは ヘキソキナーゼにより リン酸化される 私にもこの酵素が備わっている かりにこの酵素の遺伝子が変異し 機能しなかったならば 私はこの世に生まれてこ... 続きをみる
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太陽の周りを 地球が回り続けている 地球に大きな天体がぶつかり 地球の軌道が逸れると 地球は太陽に落下するか 太陽系の外へと放り出される このような 地球の公転という普遍的現象を阻害する事態を 避けなければ 地球は公転し続けることはできない このように 好ましからざる現象を排除することは 普遍性維... 続きをみる
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意思は 手段に分類されるべきものか 目標に分類されるべきものか 意思のない目標は存在するだろうか? 意思のない手段は存在するだろうか? * 意思は 目標を手段を 包括的に結び付けようとしてくれている だから 目標にも手段にも絡んでいるのだろう * 意思が 引き継がれ 伝統が引き継がれる 生きようと... 続きをみる
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機械の設計図と 出来上がった機械には 対応関係がある 夢と 実現した夢にも 対応関係がある 法律と 法律を順守した世界にも 対応関係がある ところが 対応関係に不一致が現れることがある 壊れた機械や 叶わない夢や 違法行為がそれだ このような不完全な対応関係の中から 次の時代の完全な対応関係が も... 続きをみる
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周りの人の行いに応じて 自分の生き易さが変わってしまうから お他人さまは おてんとうさまや 水といった 自然の恵みと同じように大切だ むしろ 社会が発展するに従い おてんとうさまや 水よりも お他人さまの行いの方が 重要になってきた気配がしている 冷害や水不足で米が不作でも 外国から 食料を輸入す... 続きをみる
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徒党を組み 人は強くなる そして 徒党の中に潜り込み 弱くても とても強くなった気になろうとする 徒党を組み 人間様を謳歌している最中に コロナウイルスがやって来た 不意を突かれ 徒党を組んだ人間様が まだまだ まごまごしている まごまごしている人間様が 弱く見えてくる 徒党が弱弱しく思えてくる ... 続きをみる
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人間は 生れて動き回り死んでゆく これを繰り返している 私が繰り返しているのではなく 人間が繰り返しているのではあるが なんとなく 私も、「また生まれ変われる」といわれると そんな気がして その気になって 次に生まれてくるときのことを夢想できたりする しかし これが可能となるには 私の存在が 死ん... 続きをみる