ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

反応のブログ記事

反応(ムラゴンブログ全体)
  • 時間と存在:因果律の循環としての生命

    様々な存在が それぞれに固有の原因と結果で連なりながら 時間を貫き続けている 言い方を変えると それぞれに固有の因果律が能動的に連なり 時間軸の中で繰り返されると 存在が存在として存在することになる モンシロチョウが スジグロシロチョウではなく モンシロチョウとして存在しているのは 固有の因果律の... 続きをみる

  • 思考と実体:思考と実体を連ねる循環

    思考と実体の間に循環がある 脳内で展開されているであろう小さな循環と 思考と世間の間で展開されている大きな循環がある 脳内の実体は神経細胞の活動で 世間の実態は他者の活動だ コンピューターのモニター画面と コンピューターチップの間にも 電気的な循環がある 小さな循環だ そんな小さな循環により維持さ... 続きをみる

  • 生命と反応:魔法使いも修行をしている

    魔法の力を借りて 身の回りにある物事を 私に都合よく変えてゆきたいと願うことがある この願いの背景には 身の回りと私の間には 相性というものがある この相性が良い時には 何も考えない 考えごとをするときは 大概 この相性が悪い時だ そんな時に 魔法で身の回りを変えたくなる でも 魔法は簡単には使え... 続きをみる

  • 平衡と遷移:系統と無関心の平衡線の上に踊らされ

    言葉は 真実を語れるという野望の上に成立している幻想だ 予言が真実であることを取り繕うために 予言通りのことが起こるよう画策するがごとく 発した言葉を実現しようと 様々な努力を重ね 言葉に信頼を持たせることにより 言葉はその威厳を維持している このような実践努力がなくなると 言葉は信頼を失い 役立... 続きをみる

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  • 平衡と遷移:因果律と平衡律

    池の水の量を一定に保つためには 供給量と 排出量が同じである必要がある たとえば 供給する現象に対して 排出する現象が反応して 供給が増えれば排出を増やし 供給が減れば排出を減らせばよい このような反応があると 供給量の変化という原因が 排出量の変化という結果をもたらし このような反応が原因として... 続きをみる

  • 現象と構造:繰り返される意義

    私は 人間として生きているが 人間になろうと決意して 人間になったわけではない きっと 私の膝の上で のんびり寝ている猫も 猫になろうと思ったことは一度もないままに 猫として暮らしているだろう 繰り返すが 「人間である」ということは 私の意志によるものではない 私の意志でないところで 私の肝細胞も... 続きをみる

  • 徴候と憶測:物心二元論

    リンゴがそこにある それを見ている 頭の中にも リンゴがある 手に取ると 頭の中にも 重さができる 食べると 頭の中で 味がする 食べ終わると リンゴはそこにない 残された記憶は 物質は徴だと言っている 消化され吸収された物質は 私の徴へと置き換えられる 反応するということが 反応する側と 反応さ... 続きをみる

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  • 再現競争:社会における再現競争の好循環

    助け合い 支えあうから人間であり 野放図な野生の生活を抜け出し 社会的で快適な生活を送っている この社会性動物を 言葉が支えている このことから 「助けてください」という言葉と 「ありがとう」という言葉と この両者の間にある 言葉を投げかけられて人の行為 この3つが連なってこそ 言葉は社会性を発揮... 続きをみる

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  • 多元論:現実と記憶の二元性

    「ボレロ」という曲名とその曲そのものの対応関係は その曲と曲名を知る人々により維持されている それらの人々は その曲と曲名に 自身の思い出を重ねたりもしている 現実は一過性に現れ過去へと過ぎ去るが 人々に記憶を残してゆく だから 記憶は過去の出来事でありながら 過ぎ去った過去ではなく 今現在の現実... 続きをみる

  • 対応世界:反応が紡ぐ世界

    規定された反応が 特定な 対応世界と対応世界を紡いでいる DNAとRNA RNAとたんぱく質 設計図と製品 情報と実在 文字と意味 欲望と実践 オスとメス 親と子 完成度の高い再現性の高い反応もあれば 完成度の低い対応関係があいまいな反応もある そんな反応の連鎖が 対応世界を乗り継ぎながら 秩序を... 続きをみる

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  • 能動的反応:有と無の狭間

    物質は無にはならないけれど 反応は無に至る 生命活動も 反応である限り無に至る潜在に常にさらされている 社会活動もしかりである 反応が 無ではなく 有であり続ける奇跡が ありがたがられるのは 無にいつも晒されているからだろう 音が聞こえ 味覚や臭いを感じ 光や風を感じ 言葉に意味を知覚している こ... 続きをみる

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  • 記号を生む反応

    反応の結果 次の反応を引き起こす刺激物が現れる 生命現象のように 動的平衡を 反応の連鎖により維持している存在にとって 次の反応を引き起こさない反応は ある意味 無駄な反応となってしまう 狩りが上手く成功すれば その獲物を食らえるが 狩りを試みても 失敗すれば食べ物を食べれない 狩った獲物は 刺激... 続きをみる

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  • 記号の上の舞踏

    記号の上で踊りを踊っている うまく踊りを踊れたら 記号は維持され ともすれば 記号が複製されて ますます 踊りが盛んになる 逆に うまく踊らなければ 記号は捨てられ 記号の上で踊り続けることができなくなる 自然選択は このようなルールのもとで行われる 舞踏の品評会なのだろう うまく踊れたご褒美に ... 続きをみる

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  • 反応と反応の場

    酵素反応のように 反応は 反応の場で起こる様な場合 反応の場がなくなれば 反応は消失する 化学合成の工場などでの化学反応は その合成に適した触媒により促され その触媒の劣化により減退する 反応の場は 雲が湧き上がる場所のように 偶然に形成されることもあれば 化学合成工場のように 触媒も混ぜ合わされ... 続きをみる

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  • トリプルワールド95

    身体が そこにあることにより 身体が風の流れを遮り 小さな乱気流を生じさせてしまったりする 風を感じるということは このように 自然な風の流れを 歪めることだ シュレディンガーの猫が鳴いている 言葉が 意味に変わるのは 自然な風が 何かにあたり その流れがかき乱されることと 相似しているが はるか... 続きをみる

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  • トリプルワールド76

    意識と手や足は どのようにして 刺激と反応の関係を維持してきたのだろう なぜ維持できているのだろう 意識も 手も 足も もっと自由に独立した存在として 存続する可能性もあったろうが 互いに 強く共役する関係を保持している この不思議な関係がないと仮定するならば 手や足や意識が それぞれ独立している... 続きをみる

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  • トリプルワールド17

    セカンドワールドを特徴づける 自律性と特異性は 外部に対する反応 の他 内部の他反応に対する反応として現象している 植物の細胞の中では 葉緑体で作られたATPを利用しながら 酵素反応が次から次へと予定されたとおりに起こり カルビン回路が回る そして 二酸化炭素が糖へと合成されてゆく 植物が生まれて... 続きをみる

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  • トリプルワールド10

    万有引力の法則や ケプラーの法則や 相対性理論がある このような法則が 世界を動かしている ・・・のではない 世界を動かしている様を 法則や理論として 表現したものが 万有引力の法則であり ケプラーの法則であり 相対性理論である 物体はこう動くべきである という法則ではなく 物体はこう動いている ... 続きをみる

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  • 刺激と反応の蓋然性形成による秩序化

    英語は難しい 書いてある文字を ゆっくり読むのも一苦労なのに 流ちょうに話されると お手上げになる ゆっくり考える時間も与えられないからでもあるけれど あの奇妙な発音を聞き取れないからだ しかも 単語を一つ一つ区切って発音してくれず 複数個の単語をひとつの単語のようにしゃべってくれたりする こんな... 続きをみる

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  • 善でもなく悪でもなく、ただ刺激を求める

    感情と理性が 追いかけたり逃げたりしながら じゃれている どちらも怠けている時もあれば どちらも一生懸命走っている時もある 仲が悪いようでいて 気付くと いつも一緒にじゃれている 仲良くしている時には それぞれが何をしているのかすら 気づかないくらい静かにしている だから じゃれている時にしか気づ... 続きをみる

  • 都合の良い反応を囲うこと

    人間の姿を見つけると 逃げてゆく動物もいれば 寄ってくる動物もいる 人間の生活圏を 好む動物もいれば 嫌う動物もいる 人間の動物に対する嗜好と その動物の嗜好が 合致することもあれば 離反していることもある 互いの思惑が一致すれば 良い関係が築けるが 互いの思惑が一致しなければ 敵対的な関係になる... 続きをみる

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  • 時間があると動きがあり反応が生まれる

    反応が生まれるためには 物質と時間が必要だ 物質に時間が加わることにより 物質に動きが加わる 反応には これに加え 複数の物質が必要になる 反応する物質と 反応を誘発する物質だ この物質の組み合わせにより 反応には多様性がある 物質の種類が増えるほど 反応は 潜在的にますます多様なものになってゆく... 続きをみる

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  • 普遍主義と個別主義の併存

    普遍的な存在が 普遍的に存在するためには 普遍的な環境が必要だ 環境が普遍的でなく 変動するものである場合 普遍的な存在であり続け 普遍的な反応しかしないと 環境により存続しえなくなる このため 普遍的に存在するためには 環境に即した代替的選択肢をたくさん用意して 対応しなければならない ーーーー... 続きをみる

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  • 歪みを承継する反応

    定型的に反応する このことにより 歪みが伝わる たとえば、、、、 言葉があり それを見聞きすると 意識に歪みが生じる 意味が通じるというのは このように歪みが 美しく共鳴し 別の歪みとして承継される状態だろう 反応は 歪みを伝播する機構である ーーーーー メモ 歪みが 美しく伝播すると 歪みが 時... 続きをみる

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  • 秩序を転写する能力としての命

    風景が視覚を通じて意識に投影する そして 目を閉じても思い出される景色ができあがる 言語能力においては シニファンがシニフェを呼ぶ シニフェがシニファンを呼ぶ そして これらが各種知覚と癒合しながら相互作用する 人間は秩序を転写する能力に満ちている 脳内のイメージを 手先で再現することも秩序の転写... 続きをみる

  • 御嶽海とリン酸エネルギー

    秩序だった反応がなければ 生命は維持できない 秩序のためには 制約が必要で 反応のためには エネルギーが必要だ 生命の反応は ATPに代表されるリン酸エネルギーによるところが大きい タンパク質にしても 糖類にしても 遺伝子の物質基盤である核酸も 部品たる化合物が リン酸と結合した 高エネルギー状態... 続きをみる

  • 猫にまたたび人に酒

    ゴッホのひまわり セザンヌのりんご ムンクの叫び ピカソのゲルニカ ミロの幾何 ゴーギャンのタヒチ クリムトの絢爛な生と死 モディリアーニのまどろみ 描かれた虚構世界に身を委ね 現実を記憶の中で巡礼する 時間の流れの中で 逃げてしまい消えてゆく 現実の断片が キャンパスの上に宿り 永遠を模索する ... 続きをみる