ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命のブログ記事

生命(ムラゴンブログ全体)
  • 言葉と意識:痕跡から過去を見出す

    過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「今」なのであるが 「過去... 続きをみる

  • 記憶と実践:記憶と実践が織りなす共進化の物語

    「また  同じことを繰り返してる」 というと なんだかつまらないことをしているようにも思えるけれど 生命は 基本的に 同じことの繰り返しからできている 繰り返すべきことの記憶があって その記憶に基づいて 同じことを繰り返している 繰り返せているのは良いことで 繰り返すことが出来ないと死滅する 繰り... 続きをみる

  • 記憶と実践:複製する技術

    そして記憶だけが残された 実践も その時の感慨も 遠い時間として過ぎ去った その記憶をたどり 再びあの実践を取り戻そう 再びあの感慨を取り戻そう 時間の中で 記憶が維持され 断続的にその実践が現れる 一台の自動車がある この車を見よう見まねで複製することも 叶わぬことではないのだろうが 何の材料で... 続きをみる

  • 生命と反応:自然に抗いながら調和してゆく

    自然に抗い 自然に戻らぬように 命を育み続けている 木々も 苔も 自然に抗い 自然に戻らぬように 命を育み続けている それでいて 自然に溶け込んでいる 自然に抗いながら 自然と調和を果たしている そういった調和を眺めていると 森は自然であり その中で暮らす野生動物たちもまた 自然に見えてくる それ... 続きをみる

  • 生命と反応:言葉の檻の中で泣きわめく赤子

    人間にとって 言葉は環境である 気温や 湿度や 風向きと同様に 人間にとって 言葉は環境である だから 環境に適応するように 言葉に適応する 環境の在り様により 体が反応するように 言葉に対して反応する のみならず 暖炉で暖をとったり 冷房で室温を下げたりするように 周囲にある言葉を 自在に操ろう... 続きをみる

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  • 同調圧力:淘汰圧としての同調圧力

    身体には 同調圧力が働いている 心臓の細胞は 互いに同調し合いながら 息を合わせ 心臓全体を鼓動させている この同調が崩れたら 心臓は動くけれど 血液をうまく送り出せなくなる 意識と身体も同調している 疲れると眠くなるし やる気を出せば身体はしゃんとする ミトコンドリアの中では 酵素群が同調して ... 続きをみる

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  • 持続性:遡及技術の自然選択

    環境に適応する形質が 自然選択される これは 過去の状態に遡及する技術が磨かれるほど 過去の状況が未来に存続する結果である 細胞周期は M期から G1期、S期、G2期を経て 再びM期に戻るのだが 再び それぞれの周期の断面に戻るために それぞれの時期に それぞれ決まった活動がなされている 来られ野... 続きをみる

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  • 自己機械化現象:永遠への道を歩く命たち

    機械には保守が欠かせない 保守されず 長年放置されると 機械としての機能を発揮できなくなる そうなると ただの物質の塊だ 細胞の中で 細胞を維持するための細胞内小器官は 劣化して機能不全に陥る前に壊され 新しく形成された細胞内小器官が 壊された細胞内小器官の機能を引き継いでゆくという 子孫を増殖さ... 続きをみる

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  • 能動的反応:合理的な無駄

    鼻がムズムズして 目がシクシク痒くなるから 花粉症は嫌になる 一体 なぜ花粉はこんな意地悪をするのだろうか? 花粉の存在意義は めしべのところに飛来して そこで受精すればいいのだから 人間の鼻の中に入り込んで 受精管を伸ばす必要性など何もない このように考える理性も 無駄なことをしない意志もないか... 続きをみる

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  • 能動的反応:生命と技術

    地層には 地球の歴史が刻まれている この刻みを紐解くことにより 地球の歴史をうかがい知ることができ その地層の中から見つかる生命の化石からは 生命の発明の歴史をうかがい知ることができる 人間が今生きているためには まず 酸素と栄養を吸収して 細胞が分裂して増殖する技術が不可欠だった 35億年以上前... 続きをみる

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  • 能動的反応:限界と永遠

    生身のままで 宇宙空間に放り出されたら 空気を吸えなくて苦しいはずだ でも 実際には そんな流ちょうなことも考える間もなく 真空である宇宙空間の陰圧により 身体機能を保持していた連帯が崩壊し 生命活動は霧散してしまうだろう 人間には 人間として機能するために必要な環境があり その環境から外れると ... 続きをみる

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  • 能動的反応:生命と噂は似ている

    噂には 生命のようなところがある 命が命を呼ぶように 噂が噂を呼びながら拡散し 興味深い噂の傍らで どうでもよい噂は消えてなくなる 面白い噂は 尾ひれがつきながら拡散し その尾ひれの面白さに応じて さらに拡散してゆく 増殖する噂と 絶滅してゆく噂があるところなど 生命の自然選択そのものだ 面白い尾... 続きをみる

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  • 未来へ続く記録たち

    ウサギが木の根っこにぶつかり転ぶのを待ち続ける そんな「待ちぼうけ」の物語ではないけれど うまくいったことの記憶が 同じことを繰り返させる 「また、うまくいかないか」と期待しながら というよりもむしろ 「また、うまくいく」と信じて 同じことを繰り返す 同じことを繰り返し さらにまた、うまくいけば ... 続きをみる

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  • トリプルワールド31

    生命の進化は 地層の中の化石の推移で観察できる 生命には40億年ほどの歴史があるようだ この間に 生命は 生命を維持する現象を保存し続けてきた 生命を維持するためには 生命システムを補修する力が必要であり そのためには 同じ形相を再現する仕組みと それを動かすエネルギーが必要だ エネルギーの獲得と... 続きをみる

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  • 衝動が湧いてくるということ

    例えば 立ち続けていると 横になりたくなり ずっと寝そべっていると 起き上がって出歩きたくなる このような衝動がなくなれば 私は このままずっと ここで動かずにいられるだろうか? そうだとすれば このような衝動が 現れてこないようにするには どこに どんな 蓋をすればよいだろう そんな便利な蓋があ... 続きをみる

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  • 生きている水、死んでいる水

    身体のほとんどは水で 成人の約60〜65パーセントは水分だ 水は 生命物質と呼ばれる有機物ではないし 栄養素でもない けれど 水がなければ生命は成り立たない 水は 飲まれた後 身体に吸収され 汗として蒸発したり 尿や糞として排泄され 周囲の環境と 身体の間を循環している このように循環している水は... 続きをみる

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  • 化石の形相

    彫刻は外側から形を作り 生命は内側から形を作る 化石はその中間だ 人の心は化石のようだ 外側から内側へと 石化が進む

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  • 風に舞う凧の不自由

    伸び続ける人は 自分の誤りに気づき続ける人 自分の歪みを直し続ける人 そして 自分や周りの人を信じて行ける人 そんな規律高い思いが現れては また 消えてゆく * 生きているという秩序は 平穏な無風の晴天ではなく 台風の渦のような秩序なのだろう 台風の渦の中心に 必要なものを集める力が働き 不要なも... 続きをみる

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  • 知識なんかなくても、、、でも、、

    なんとかなる 今まで 何とかなってきたから 今生きている 知らないことが沢山あって 失敗もするけれど 何とか生きている そう 科学も文明もない時代でも 何とか 人間は生きてきた わたしよりものを知らない 虫たちも 花も獣も 草木もちゃんと生きている そう 知識なんかなくても 生きていられればそれで... 続きをみる

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  • いのちの景色

    此岸に佇み 彼岸を眺めても 何も見えない そんな大河が流れている いのちの河だ 岸にただ佇めば 時間から取り残され 未来に行けない そこで 生き物たちは 時の流れる河のなかに 生殖細胞を投げ入れてそれを見送る 此岸は やがて 彼岸になるのだろう 空には ぽっかり雲が浮いている あの雲に乗ったなら ... 続きをみる

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  • 生命と思考

    演繹法は 演繹が成立する条件を満たすときに成立する 環境が変われば 条件を満たすことが無くなる可能性もありながら 通常であれば その条件が満たされているという暗黙の了解の中で その条件を無視することにより 演繹法は成立している 帰納法も同じだ 科学は この条件を見出すために努力を重ねて来たし これ... 続きをみる

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  • 祈りの場所

    不思議な場所がある 隠れながら たくましくなる場所がある 何も隠れる必要もないのだが 所作を隠したがる場所がある 台所とお便所だ 台所は 生命の死骸をお料理に変える場所だ お便所は 消化した生命の残骸を捨てる場所だ 口から肛門へつづく消化管の 入口と出口にまつわる場所である 生きる生々しさを 覆い... 続きをみる

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  • 寄生しなければ生きられない。やさしくなければ生きる資格がない

    依存するとか サプライチェーンいうと品がいいが 寄生することが 生命活動の基本だ 何かに寄生して エネルギーを獲得し続けなければ 生きてゆけない 寄生する側は 何に寄生するかで 運命が大きく変わる 飢え死にしてしまう動物に 寄生してしまった寄生虫は不運だ 逆に たくさん食べ物を食べる動物に 寄生で... 続きをみる

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  • 禍に抗う

    時間は流れ去るものではなくて 流れてくるものであるという だから 未来に踏み込むのではなく 未来は迎えるものである 吉野弘さんの詩「I was born」にもあるように 生まれるのは 能動ではなく受動である そして 時の流れも甘受する 好きな未来を選んで能動的にそこへ行くのではなく 受動的に来る未... 続きをみる

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  • 存在の単位

    数えるためには 数える対象に単位を想定する必要がある たとえば アリの数を数えるときには 生きているアリの身体を基準にして 一匹二匹と数えてゆく アリを胴と腹の間で切り裂いて 胴を一匹目 腹を二匹目として数えることはしない 物質としての塊を単位として想定せずに 生きている単位として想定する いわば... 続きをみる

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  • 人間回復

    生殖医療をしても 子供を授かれない夫婦が増えている これが事実であるならば 人間の 動物としての いや 生命としての能力が 落ちてきている さみしいことだ 社会として 人間としての能力が向上すると 生命としての能力は 落ちてしまうのだろうか? 両立する手立ての模索が求められる 生命は厳しい環境で鍛... 続きをみる

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  • 理性の超越

    自然の中に 人間があり 人間の中に 倫理がある だからだろうか 倫理は 自然よりも 人間に忖度してしまい 自然を忘れてしまうことがある 例えば 「生まれない方が良かった」 この人間らしい理性的思考が 倫理の俎上に上る時 人間の理性の理論のみで進める場合と 自然の摂理をも加味して進めるのとでは 議論... 続きをみる

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  • プラスαを重ねてできるかけがえのない関係たち

    プラスαを重ねてゆく すでにあるものに プラスαを重ねてゆく すでにあるものに プラスαを重ね それを持続してゆく 企業であれ 個人であれ 仕事であれ 趣味であれ 成長は プラスαを重ねてゆくことである いろいろな意味で 人間関係も同じだ 生命は 38億年 プラスαを重ねてきた 重ねるプラスαが ... 続きをみる

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  • 同一性へ向かい流転する努力としての生命力

    時間が経過すると 万物は流転する この流転をとどめようとする力が 生命にある 壊れると壊れたままである物質とは 異なり 生命は 壊れても直す力がある 細胞内小器官は あえて古いものを壊しながら 新しい同じものを造り 同じ状況を維持している 流転しながら 同じを保っているのだ 時間が変化をもたらし ... 続きをみる