過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「今」なのであるが 「過去... 続きをみる
生命のブログ記事
生命(ムラゴンブログ全体)-
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「また 同じことを繰り返してる」 というと なんだかつまらないことをしているようにも思えるけれど 生命は 基本的に 同じことの繰り返しからできている 繰り返すべきことの記憶があって その記憶に基づいて 同じことを繰り返している 繰り返せているのは良いことで 繰り返すことが出来ないと死滅する 繰り... 続きをみる
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そして記憶だけが残された 実践も その時の感慨も 遠い時間として過ぎ去った その記憶をたどり 再びあの実践を取り戻そう 再びあの感慨を取り戻そう 時間の中で 記憶が維持され 断続的にその実践が現れる 一台の自動車がある この車を見よう見まねで複製することも 叶わぬことではないのだろうが 何の材料で... 続きをみる
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自然に抗い 自然に戻らぬように 命を育み続けている 木々も 苔も 自然に抗い 自然に戻らぬように 命を育み続けている それでいて 自然に溶け込んでいる 自然に抗いながら 自然と調和を果たしている そういった調和を眺めていると 森は自然であり その中で暮らす野生動物たちもまた 自然に見えてくる それ... 続きをみる
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人間にとって 言葉は環境である 気温や 湿度や 風向きと同様に 人間にとって 言葉は環境である だから 環境に適応するように 言葉に適応する 環境の在り様により 体が反応するように 言葉に対して反応する のみならず 暖炉で暖をとったり 冷房で室温を下げたりするように 周囲にある言葉を 自在に操ろう... 続きをみる
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身体には 同調圧力が働いている 心臓の細胞は 互いに同調し合いながら 息を合わせ 心臓全体を鼓動させている この同調が崩れたら 心臓は動くけれど 血液をうまく送り出せなくなる 意識と身体も同調している 疲れると眠くなるし やる気を出せば身体はしゃんとする ミトコンドリアの中では 酵素群が同調して ... 続きをみる
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環境に適応する形質が 自然選択される これは 過去の状態に遡及する技術が磨かれるほど 過去の状況が未来に存続する結果である 細胞周期は M期から G1期、S期、G2期を経て 再びM期に戻るのだが 再び それぞれの周期の断面に戻るために それぞれの時期に それぞれ決まった活動がなされている 来られ野... 続きをみる
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機械には保守が欠かせない 保守されず 長年放置されると 機械としての機能を発揮できなくなる そうなると ただの物質の塊だ 細胞の中で 細胞を維持するための細胞内小器官は 劣化して機能不全に陥る前に壊され 新しく形成された細胞内小器官が 壊された細胞内小器官の機能を引き継いでゆくという 子孫を増殖さ... 続きをみる
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鼻がムズムズして 目がシクシク痒くなるから 花粉症は嫌になる 一体 なぜ花粉はこんな意地悪をするのだろうか? 花粉の存在意義は めしべのところに飛来して そこで受精すればいいのだから 人間の鼻の中に入り込んで 受精管を伸ばす必要性など何もない このように考える理性も 無駄なことをしない意志もないか... 続きをみる
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地層には 地球の歴史が刻まれている この刻みを紐解くことにより 地球の歴史をうかがい知ることができ その地層の中から見つかる生命の化石からは 生命の発明の歴史をうかがい知ることができる 人間が今生きているためには まず 酸素と栄養を吸収して 細胞が分裂して増殖する技術が不可欠だった 35億年以上前... 続きをみる
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生身のままで 宇宙空間に放り出されたら 空気を吸えなくて苦しいはずだ でも 実際には そんな流ちょうなことも考える間もなく 真空である宇宙空間の陰圧により 身体機能を保持していた連帯が崩壊し 生命活動は霧散してしまうだろう 人間には 人間として機能するために必要な環境があり その環境から外れると ... 続きをみる
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噂には 生命のようなところがある 命が命を呼ぶように 噂が噂を呼びながら拡散し 興味深い噂の傍らで どうでもよい噂は消えてなくなる 面白い噂は 尾ひれがつきながら拡散し その尾ひれの面白さに応じて さらに拡散してゆく 増殖する噂と 絶滅してゆく噂があるところなど 生命の自然選択そのものだ 面白い尾... 続きをみる
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生命の進化は 地層の中の化石の推移で観察できる 生命には40億年ほどの歴史があるようだ この間に 生命は 生命を維持する現象を保存し続けてきた 生命を維持するためには 生命システムを補修する力が必要であり そのためには 同じ形相を再現する仕組みと それを動かすエネルギーが必要だ エネルギーの獲得と... 続きをみる
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例えば 立ち続けていると 横になりたくなり ずっと寝そべっていると 起き上がって出歩きたくなる このような衝動がなくなれば 私は このままずっと ここで動かずにいられるだろうか? そうだとすれば このような衝動が 現れてこないようにするには どこに どんな 蓋をすればよいだろう そんな便利な蓋があ... 続きをみる
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身体のほとんどは水で 成人の約60〜65パーセントは水分だ 水は 生命物質と呼ばれる有機物ではないし 栄養素でもない けれど 水がなければ生命は成り立たない 水は 飲まれた後 身体に吸収され 汗として蒸発したり 尿や糞として排泄され 周囲の環境と 身体の間を循環している このように循環している水は... 続きをみる
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彫刻は外側から形を作り 生命は内側から形を作る 化石はその中間だ 人の心は化石のようだ 外側から内側へと 石化が進む
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なんとかなる 今まで 何とかなってきたから 今生きている 知らないことが沢山あって 失敗もするけれど 何とか生きている そう 科学も文明もない時代でも 何とか 人間は生きてきた わたしよりものを知らない 虫たちも 花も獣も 草木もちゃんと生きている そう 知識なんかなくても 生きていられればそれで... 続きをみる
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寄生しなければ生きられない。やさしくなければ生きる資格がない
依存するとか サプライチェーンいうと品がいいが 寄生することが 生命活動の基本だ 何かに寄生して エネルギーを獲得し続けなければ 生きてゆけない 寄生する側は 何に寄生するかで 運命が大きく変わる 飢え死にしてしまう動物に 寄生してしまった寄生虫は不運だ 逆に たくさん食べ物を食べる動物に 寄生で... 続きをみる
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プラスαを重ねてゆく すでにあるものに プラスαを重ねてゆく すでにあるものに プラスαを重ね それを持続してゆく 企業であれ 個人であれ 仕事であれ 趣味であれ 成長は プラスαを重ねてゆくことである いろいろな意味で 人間関係も同じだ 生命は 38億年 プラスαを重ねてきた 重ねるプラスαが ... 続きをみる
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時間が経過すると 万物は流転する この流転をとどめようとする力が 生命にある 壊れると壊れたままである物質とは 異なり 生命は 壊れても直す力がある 細胞内小器官は あえて古いものを壊しながら 新しい同じものを造り 同じ状況を維持している 流転しながら 同じを保っているのだ 時間が変化をもたらし ... 続きをみる