ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

内部と外部のブログ記事

内部と外部(ムラゴンブログ全体)
  • 内部と外部:自由になりたいと思うこと

    生命は 自由を嫌う 秩序を好むからだ 「自由になりたい」と思うのは 今属している秩序が嫌なだけで 無秩序な自由を求めているのではない もっとも別の 自分にとって都合の良い秩序 自分をもっと大切に扱い 保護してくれる秩序を求めるために 今の秩序を逃げ出したいだけだ 森の中に逃げ 自由になりたいわけで... 続きをみる

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  • 内部と外部:国境を超えると異文化だった

    台風と台風でない場所の境界は あいまいだ 低気圧と高気圧の間にも 境目というものはあるのだろうが はっきりとはしていない 地形でいえば どこからが山で どこからが谷なのか はっきりしないようなものだ 山の中腹の同じ場所でも 山頂を中心に眺めれば山の一部で 谷底を中心に眺めれば谷の一部になる 地政学... 続きをみる

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  • 内部と外部:一人称 二人称 三人称

    「私」は内部で 「あなた」は外部だ その外部の外側に さらに 「彼」や「彼女」がいる 「私」は 外部を見渡し 「あなた」を見出し 「彼」や「彼女」も眺めている 「私」がいると懸命に考えていたデカルトは 私には「彼」である 死んで今はいなくとも「彼」である そんな彼の墓標の前に立ち 「あなたは。。。... 続きをみる

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  • 内部と外部:人間の限界

    意識は 支配されている 痛みは 意識に降りてくる存在であり 意識が作り出した知性ではない 「美」も同じだ 「うまい」も 意識が作り出した知性ではない 「うれしい」「楽しい」 「悲しい」「辛い」 みんな 意識を支配しようとやってくる実存だ むろん 知性を積み重ね感じる感動もあるけれど そんな感情にも... 続きをみる

  • 内部と外部:管理と自然

    内部を創造する 境界線を引き その内部を 外部とは異なるものにする 庭にフェンスを設け 内側と外側を区別する 内部は管理され 外部は放置され    あるいは    他の内部により管理される 私の部屋に ゴキブリやネズミが現れたら それらを必死で排除するだろう 私の部屋の内部は 神聖な領域であり 悪... 続きをみる

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  • 内部と外部:権利と義務

    義務は秩序を造り 権利は秩序の継続を促す 権利が満たされてこそ 義務は承継され 秩序が維持されてこそ 権利が満たされる 権利と義務は 相補的な関係で 秩序の内部を循環している 契約による 権利義務の発生は 外部を内部化させる営みだ 約款契約は 契約よりも少し全体主義的手法による内部化だ 法律は さ... 続きをみる

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  • 内部と外部:正義と義務

    内部にとって 内部を維持するための義務は正義であり この義務が履行される環境を維持することは正義である 犬や猫のといったペットは 治療不可能となると しばしば安楽死の対象となる 競走馬も 苦痛しかない生を避け 安楽死させたというニュースを聞くことがある 安楽死は違法行為であり 忌避すべき行為である... 続きをみる

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  • 内部と外部:秩序と無秩序の境界線

    義務にがんじがらめになっている内部と 義務から解放されている自由な外部の境界がある 内部の秩序が通用しない外部の様子を 内部からうかがう手段として 感覚器がある 目や耳や鼻から 外部の様子を内部に取り込む 逆に言うと 目や耳や鼻を閉じると 外部の様子が内部に届かなくなる 内部は 常に 外部の無秩序... 続きをみる

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  • 内部と外部:義務と欲望

    食事は 生存のための義務だ ところが 内部から湧き上がる食欲があるので あまり義務感は感じない 排泄も 生存のための義務ではあるが 内部から湧き上がる排泄欲が 義務感を打ち消してくれているので 「ああ  また排泄しなければならないのか  なんでこんな面倒なことをしなければならないんだ」 などと 酒... 続きをみる

  • 内部と外部:義務と能力

    言葉の世界は 義務の森だ 文字の形は制限され 発音も決まったものだ 文法を遵守しなければならず 間や 音の高低もきちんと整えなければ 伝えようとすることが伝わらない そのうえで 面白さや わかりやすさが求められたりするから 義務のてんこ盛りになる 科学論文や 判決文では 他の解釈を許さない 表現の... 続きをみる

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  • 内部と外部:性質と義務

    水には 大地を潤す性質もあれば 蒸発して大地から離れてゆく性質もある 植物の中にも たくさんの水分が含まれているけれど 刈られた草から水分が蒸発すると カラカラの干し草になる 草が生きるためには 水分を確保する義務がある 根には陰圧が働き 水分を吸収するようにできており 葉の裏側には気孔があり 水... 続きをみる

  • 内部と外部:合目的性がもたらす義務

    義務で結びつけられた物質が塊りとなって 私の右手を形成している 粘土で形作られた右手の彫刻とは 結び付ける義務の質的違いがある 粘土には結合するという性質があり これが彫刻を維持する役割を担っている このような粘土を かき集めて 彫刻は塊りとなっている 彫刻は粘土だけからできているが 右手は多様な... 続きをみる

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  • 内部と外部:義務に満ち溢れた希望

    生きているという現象を内部とすると 外部は死だ 生きているという現象を維持するために 様々な義務が果たされている この義務が履行されなくなると 死という生の外部へと移行することになる 死に恐怖を覚えるのは 生という義務を履行するようする仕込みなのだろう 本能として仕込まれた義務を履行すると 喜びを... 続きをみる

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  • 内部と外部:内部が課す義務

    「狭き門より入れ」という状況を コンピュータのプログラムは形成している プログラムを走らせるために入力する数字あるいは文字は プログラムにより管理されている 入力されるべきものが入力されないと たとえば 「これは適切な入力ではありません」というようなメッセージを コンピュータは事務的に返してくる ... 続きをみる

  • 内部と外部:内部と外部を結ぶ指向性

    コンピュータのプログラムにも 様々な言語があるらしい ベーシック言語はその一つだ input A これは Aという変数の入力する という意味で キーボードからAの数字として’9’を入力すると A=9としてその後のプログラムに応じて 数字が処理されてゆく このような場合において プログラムを内部とす... 続きをみる

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  • 内部と外部:遺伝子という哲学者

    我慢して 息を止めていると 苦しくなる 苦しくなると 息をしたいと思い始め やがて 我慢できなくなるほどの苦痛を感じるようになる 血液中の酸素濃度が低下して 苦しくなり苦痛を感じると言ことなので たとえば 人工心肺装置のような機械を使い 血液中の酸素濃度を維持すれば 息を止めた時の息苦しさは 息を... 続きをみる

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  • 内部と外部:関係を築く知

    私は 私の右手のことを どれほど知っているだろうか? たしかに 箸を持とうとすれば 右手はうまく動いてくれるし 字を書こうとすれば 上手にはいかなくとも それなりに字を書いてくれる 目を閉じていても どの指が伸び どの指が閉じているかもわかる しかし どの様に血管が伸び どの程度の血液が流れている... 続きをみる

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  • 内部と外部:男女差別と年齢差別

    ある種のリクガメには老化がないという 年齢が増すほどに 死亡率が上がるのが おおくの動物の宿命だが 年齢が増しても 死亡率が上がらないリクガメがいるようだ この種のリクガメは みんながみんな若者かもしれないし みんながみんな老人かもしれない 若者と老人の区別がないのかもしれない 「若者なのに年寄り... 続きをみる

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  • 内部と外部:循環の完結性

    神経系やホルモン系 それに血管系 さまざまな循環が 身体の内部で完結している 様々な生化学反応の循環も 細胞の内部で完結している 循環が完結するには 始まりと終わりが結びつかなくてはならず 制御が必要だ このような制御の集合体として 身体が維持されている このような体内の循環と比較して 体外の循環... 続きをみる

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  • 内部と外部:目的因の特定性と多様性

    現象が決められた相関関係に従い連鎖する内部と 相関関係に乏しい現象が頻発する外部に分断されている 身体の内部は それぞれの部位の機能を 特定の身体の秩序維持のために忠実に実施しているが 身体の外部は 特定の身体の秩序とは無関係の現象に満ち溢れている 内部は目的因の特定性の高い現象に満ち溢れ 外部は... 続きをみる

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  • 生命力:生命の内部と外部の境界線

    感覚器と結びついていない意識は 楽しいだろうか? 目や耳がないと 何も見えないし何も聞こえない 臭覚や味覚もなければ 味気ない 感覚器は 痛みといった苦痛を意識にもたらすが さわやかさや 多幸感も醸し出してくれる 意識は 私の身体の内部と外部を区別している 現象の連鎖が強固な部分は体内で 現象の連... 続きをみる

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  • トリプルワールド92

    身体内部の反応のほとんどが 自作自演の刺激と反応であるのに対して 身体の外部の反応は 自作自演というわけにはいかない 自作自演でないから 外部とのやり取りということなのですが、、、 それでも たとえば言葉の世界ということで考えてみると 身体の外部で繰り広げられている言葉も 共通の言葉でなければやり... 続きをみる

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  • トリプルワールド75

    花火が打ち上げられ 爆音とともに光の花が開く 花火を遠くから見ていると 花火が開いてしばらくしてから ドーンという音がこちらに届いてくる 同時に発生したはずの 花火の光と 花火の音を 時間をずらして知覚する 知覚の世界において 光の時空と 音の時空は それぞれ独立して存在しているということだ この... 続きをみる

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