ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

思考のブログ記事

思考(ムラゴンブログ全体)
  • 言葉と意識:「今」に存在する本物

    どんなに長く生きて来ようとも 今しかなく 過去は消えてしまった そして死は いつでも未来に待ち構えている だから どれほど生きてきても いつでも 死に臨み 残された時間を思うことになる 残された時間を 長いと思ったり 短いと思ったり ありがたかったり 恨めしかったりする 何十回となく眺めた 春の桜... 続きをみる

  • 記憶と実践:隠されていた激情たち

    理想と現実の間を行き来し 本音と建前の間を行き来しながら 葛藤を繰り返し 理想も現実も 本音も建前も 記憶として未来へと運ばれてゆく こうした記憶達の狭間を埋めるように 思考が右往左往を繰り返す 「こうした方が良かったのではないか」 「かりにあの時ああしていたら  今頃どうなっていただろう」 何が... 続きをみる

  • 思考と実体:消えてゆく「しあわせ」

    次から次へと 消えてゆく「しあわせ」を追いながら 老いて来た 老いても なお 「しあわせ」になりたいと 祈りをささげる 消えてゆく「しあわせ」とともに 人生はあるものらしい あったのか なかったのか よくわからなくなってゆく「しあわせ」 きっと 人生も あったのか なかったのか よくわからくなって... 続きをみる

  • 思考と実体:答えは様々な出会いの中で

    見たいと思うものがあり 会いたいと思う人がいる こうした思考が 私の身体を動かす そして 動いた身体が 私の思考を刺激して 新たな思考をもたらしてくれる その新たな思考が 私の身体を再び動かす 時に 古い記憶がよみがえり 時に 眠らせていた欲望がよみがえり 思考が動き出し 私の身体を動かす 雪が降... 続きをみる

  • 思考と実体:思考と実体を連ねる循環

    思考と実体の間に循環がある 脳内で展開されているであろう小さな循環と 思考と世間の間で展開されている大きな循環がある 脳内の実体は神経細胞の活動で 世間の実態は他者の活動だ コンピューターのモニター画面と コンピューターチップの間にも 電気的な循環がある 小さな循環だ そんな小さな循環により維持さ... 続きをみる

  • 能動的反応:運動と思考と生存と

    腕立て伏せを反復する 同じ時間内に 10回できることもあれば 5回しかできないこともある 物質の数はあまり変えることはできないけれど 運動という存在は その頻度を変えることができる 物質を新しく生むことは難しいが 運動という存在は その都度、新しく生むものだから その頻度をかなり自由に変えることが... 続きをみる

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  • 浮遊から習慣への目的の進化あるいは昇華

    逆は必ずしも真ならず お風呂に入れば気持ちよい が 気持ち良いのはお風呂に入ったからとは限らない 「気持ち良い」という結果に至る道は 沢山ある 仮に 今、気持ち良い状態にあるとすれば すでに 「気持ち良い」という結果を得ている状態であり お風呂に入り「気持ち良い」を導く必要もないかもしれない お風... 続きをみる

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  • 鏡を眺める様に

    鏡は平面で その平面の向こう側に 鏡が映し出す世界が広がっているように見えるのだけれど 鏡を取り外せば 鏡の平面の向こうに存在していた世界はたちまち消失する そんな消失してしまう鏡の世界に向かって 自分を映し 自分を見つめたりしている 映像や 言葉が描く世界も 鏡のように消えてなくなる世界だ そん... 続きをみる

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  • 肉は腐り、思想は忘れられてゆく

    肉は 腐る宿命にある だから 色々と工夫を重ねて 肉を腐らないように保存する 腐るのは 腐敗を導く細菌が原因だ だから この細菌と肉が接触しないようにすると 肉は腐らずにいる 冷凍したり 真空パックにしたり 紫外線を当てたりする 体内では 免疫細胞が 腐敗菌を殺して繁殖を防いだりしている * 歳を... 続きをみる

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  • 暴力と思考

    殴られると痛いし ピストルで撃たれれば死んでしまう こんなか弱い身体しか 与えられていない だから 暴力は嫌いだ 嫌いというより恐ろしい 避けたい 暴力を避けるためには 暴力を与える何かを やっつけるか 仲良くなるかしなければならない 思考は暴力を避けるようとはするのでけれど 避けようとすればする... 続きをみる

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  • 超遠位感覚としてのSNS

    五感がある 思考は前提として まず この奇跡に驚かなければならない この奇跡がなければ 思考は今よりも ずっと貧しいものであったろう 五感に飼いならされた思考は 今このようにある思考を 自画賛美しなければ始まらない * 感覚は 2つに大別される 五感のうち 味覚と触覚は 近位感覚と呼ばれ 残る 視... 続きをみる

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  • 思考と時空の関係について

    思考が 時間と空間の限界の中で 様々な要求を調停している やりたいことや やらなければならないことが たくさんあって”手が足りない”ということになると 一定時間の中できることは限られる そんな中で 時間や身体をやりくりするのが 思考の役割の一つだ * 「あれをして  これをおわらせて  それから ... 続きをみる

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  • 経験と観念の共鳴

    自然と人間の欲望の間には 調和だけでなく確執もある 自然の法則は 必ずしも 人間の欲望に従順ではないからであり そして 人間の欲望もまた 必ずしも 自然の法則に従わないからである このような調和と確執が 思考において整理されている すなわち 思考は 自然の法則と 人間の欲望が 調和をする場所であり... 続きをみる

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  • 思考を中心にして身体が廻るという幸せな勘違い

    身体の付属品として 思考能力があるのに 思考能力は 身体の付属物ではない何かの別物だと思ってしまう さらには 身体を支配している崇高な存在だと考えるから 死んでも 魂はどこかにさ迷うということを考えるようになる 考える主体が中心にあるから 地球の周りを 太陽が回って見える 自分の周りを 社会や会社... 続きをみる

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  • 言葉が動くということ

    あれとそれが 同じかどうかを あれこれ眺めたり考えながら判断する 同じところもあり 違うところもあり 大体同じ事もあれば 似て非なることもある このような同定は 異なる塊を同一にする過程である 塊に一般名詞を付与するには 異なるものを同じと認識する必要がある 塊ばかりではなく 現象も同じだ 雨や晴... 続きをみる

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  • 何を考える?

    まずもって 今できることを考えたい 今したいことに囚われて 今何もしないということにならないように まずもって 今できることを考えたい 今しなければならないことは できれば その次に考えたい まずもって 今できること 次に 今したいこと その次に 今しなければならないことを 考えたい これが続いて... 続きをみる

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  • 内臓の配下にある理性

    自分の命の終わりを 自分で決められないのは 人間の理性なんてものが 巨大な生命という権力の構造の中で まだまだ ひよっこだから仕方がないだろう つらいことがあり 食欲が減退しても たいがい またお腹が減り食欲が復活する いくら高尚で美しいことを考えていても 尿意や便意が始まると 「どこのトイレにい... 続きをみる

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  • 争いの種をまく思考

    現実には制約がある 思考にも制約がある この制約がそれぞれに異なるから 現実と思考の間に齟齬が生まれ 現実と思考の間に争いが生じる 思考と思考の間に争いが生じる 現実と現実の間に争いが生じる このような争いを抑えるために それぞれに同じ制約をすればよいのだけれど 思考が自由を叫び 制約を除去してし... 続きをみる

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  • 「ありがとう」の存在論と沈黙について

    「ありがとう」という言葉には おおきく3つの構成要素がある (1)実体 文字や音声などの表現としての実体 (2)心理 感謝という感情や感覚 (3)思考 発意者として 感謝をどのように表現しようか考えたり あるいは 受意者として 「ありがとう」の表現を受けたことの意義を考えたりする思考 文字や音声と... 続きをみる

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  • 空想の実体としての哲学・科学・心理学

    思考には対象がある 今の感情であることも 今の感覚であることも 過去の感情や感覚であることもある そして 未来への空想であったりする 空想を実現するために 手足を動かすことがある 手足を動かして実体を改変する 改変された実体が 改変に応じて感覚となり 再び思考の俎上に上る 実体の世界があり 感情・... 続きをみる

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  • 思考と記憶

    思考は記憶を整理している 記録や 実態を 認識して得られる 記憶が 思考の対象だ 記憶されなかったものは 思考の対象から外れてゆく 思い出せば 再び 思考の俎上に上る 記憶されえぬ存在は 思考の外にある 実存であろうが 実体であろうが 言葉であろうが 物語であろうが 五感であろうが 体験であろうが... 続きをみる

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  • 思考の志向性

    思考の対象としての存在に 五感の記憶が含まれる 絵にも描けない美しさも 思考の対象である 言語化できない印象も 思考の対象である 「あれは何だったのか?」 覚知できなかった何かを 懸命に思い出しながら あれこれと思考を巡らす 思考の本質のひとつに 不明確なものへの志向がある それがなければ 思考の... 続きをみる

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  • 現実の裏側にて

    していること したいこと すべきこと この3つの「こと」が 一致していると 思考は不要だ この3つの「こと」に 不一致があり それに気づくと 思考の出番となる したいことは 本能的であり能動的だ すべきことは 社会的で受動的だ 様々な起源をもつ情報が 実践される「していること」として採用されるべく... 続きをみる

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  • 否定するという人間の能力

    人間性は 現実を否定する能力の上に成立する虚構である 否定するという行為に 他の動物にはない 人間らしさを感じるということだ たとえば 悪魔と天使の会話は 否定しあう思考の対峙だ 現実や 動物としての本能を そして 今ある現実までもを 否定して 虚構を実現しようとする 創造力 時に自分する否定して... 続きをみる

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  • 感情と思考と時代の流れ

    繁栄してゆく国もあり 衰退してゆく国もある 成長してゆく人もいれば 老化してゆく人もいる 同じではいられない 時間が進むのだから 今日が昨日と同じであるはずはない しかし 昨日と同じ今日を予想しながら 今日がゆっくり動き始める * 昨日と 同じであるような今日を みんなで予想している そして みん... 続きをみる

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  • 考える余地があるという余力

    単細胞が受精して 細胞分裂が始まり 細胞が増えてゆくと それぞれの細胞の運命が分かれてゆく 神経になる細胞もあれば 筋肉になる細胞もある 血液や骨になる細胞もある どのような細胞になってゆくのかを 制御しているシステムがある このシステムには これに属する細胞が総有している言葉があり その言葉に従... 続きをみる

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  • 思考は他者を志向する

    自作自演の時空を楽しむことがある 人に見られたくないようなことを 言ったり やったり 考えたりすることもある 自作自演の空間での出来事だ ああしたい こうしたい ああなりたい さまざまな思いが 頭の中をうごめいている そんな事たちが 外に漏れたら大変だ ひとりごとを 誰かに聞かれた時の気恥ずかしさ... 続きをみる

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  • 幸せのはかなさ

    身長や 体重 顔かたち 等々 身体的特徴で あれこれ考えてしまうことがある あれこれ考えてしまうのは 往々にして 劣等感を持っていることに関してだ 性格にしても 運動能力にしても なんとなく 下手で不器用なところを あれこれ後悔しながら考える 逆に 考えずに済んでいることは 幸せな領域なのだろう ... 続きをみる

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  • 認識と実践

    認識や思考には 対象がある 私があなたを思うことはできても 私があなたになることはできず あなたが私になることはできない 同じように 私がわたしを思うときですら 私はわたしになることはできず わたしは私になることはできない 対象になってしまえば 思考の対象がなくなるから けっして 一体にはなれない... 続きをみる

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  • 思考と実践

    エネルギーを確保するため エネルギーに触手を伸ばし摂取して システムを保持してゆくのが生命だ 生命は システムの保持のみならず システムの増殖にもエネルギーを注いでいる システムの保持が完璧でないので 増殖がなければ補完できない この意味では 増殖も広義の保持機能といえるだろう いずれにしても エ... 続きをみる

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  • 思想も哲学も失敗を前提とする夢の一側

    思考に対し 確実性が求められているわけではない 少なくとも 生きることなどの実践よりも 確実性は求められていない 思考は 浮き雲のように 現れては消えてゆく あるいは 蜘蛛の子の様に 沢山産まれては ほとんどが成熟する前に死滅する 上手くいかないのが当たり前 上手くいったらめっけもの 思考の位置づ... 続きをみる

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  • 現象学的井戸端会議

    思考には 声に出さない文章という 側面がある この文章は 思考の過程であるのか? はたまた 思考の結果であるのか? いずれにしても 思考の主体は 文章を作出しているようだ 鳥が 鳴き声を作出しているのと 同じ対応関係だ ただ 思考の場合 空気に触れさせていないだけだ 空気に文章を記載する作業が 発... 続きをみる

  • 夢の基盤に立ち夢を見る

    もっと 可愛く生まれたかった もっと お金持ちの家に生まれたかった 自分ひとりでは どうしようもないことがある そう思う反面 そのかなわない夢を 何とか実現できる力が どこかにあるかもしれない そう思える余白が 思考の中にある 伸びしろのような 存在だ この伸びしろの中で 夢が膨らむ 夢ばかりでは... 続きをみる

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  • 現実に敬意を払い続けられない思考たち

    身体と精神が分離不可能なものであっても 思考の中ではこの2つを分離して 格別に思考できる 還元的思考だ 原子を陽子と電子に 分解して思考できるようなものだ 実際に分離するには 途方もない設備とエネルギーが必要になるけれど 理科の教科書に載っている陽子と電子は 何事もないかのように 分離られて それ... 続きをみる