存在と単位:前例踏襲を実践する酵素たち
酵素には 前例を踏襲する能力がある 同じことを ひたすらに繰り返す能力である 細胞の中では その能力を 思う存分に発揮できるように その酵素の基質を生合成する酵素が 共に存在している そして その酵素が生合成した化合物を さらに基質として利用する酵素も 共に存在している このように酵素たちが共存し... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
酵素には 前例を踏襲する能力がある 同じことを ひたすらに繰り返す能力である 細胞の中では その能力を 思う存分に発揮できるように その酵素の基質を生合成する酵素が 共に存在している そして その酵素が生合成した化合物を さらに基質として利用する酵素も 共に存在している このように酵素たちが共存し... 続きをみる
理性の描く世界は とてつもなく広かったり とてつもなく狭かったりする 宇宙空間を彷徨ってみたり 原子核の内部に迷い込んだりと 臨機応変である 臨機応変ではあるが どちらかである 宇宙空間を旅する時には 原子核の中のことなど忘れているし 私自身のことすら無くなっている そんな私の意識を 空腹が 私を... 続きをみる
視覚や痛覚は 意識と共に存在している 物心二元論でいうところでは 視覚や痛覚も心に属するものだろう こうした心が 動き回り かく乱し 為すべきことを啓示しながら 騒ぎ立て やがて 夜になると眠りにつく 存在しないかのような静けさの中 深く深く眠りに入る やがて また 朝が来て あらゆる感覚が目を覚... 続きをみる
知的であるということは なるほど つまらないものである 知性というものは 奇妙奇天烈な夢を 現実離れしたつまらないものとして 夢に満ちた白日夢をも 現実離れしたつまらないものとして 断罪したりする そんな つまらないものである 夢想には 現実離れした面白さがあり 知は 身体の外に広がる外界を 規則... 続きをみる
DNAの塩基配列と アミノ酸の関係性は セントラルドグマを形成している酵素群により維持されている こうした酵素群は DNAの塩基配列により維持されており DNAの塩基配列と 酵素群は相互依存の関係を維持しながら アミノ酸コード表に現される規則的相当性を確保している 細胞を一つの主体として眺めれば ... 続きをみる
感覚は評価である 暑い寒いは 気温を評価したものである 痛い痒いも 皮膚の状況を評価したものである 視覚も 光の具合を評価したものであり 聴覚は 空気の振動の状態を 臭覚は 空気中の成分の状況を それぞれ評価したものである 美味い不味いは言うに及ばず 甘い辛いも 食べ物の成分を評価したものである ... 続きをみる
意識が指の関節に制約されているように 意識は 社会にも制約されている 社会による制約も 指の関節による制約のように 当たり前なものとして 意識の深層にはびこっている クリスマスやお正月は お祝いしなければならないし お盆やお彼岸には お墓参りをするのが相場である これに反する意見をしたり 根拠のな... 続きをみる
どこまでが意識なのだろう 痛みや 便意は意識の内だろうか? それとも 意識の外から来るのだろうか? 視覚だって 意識の内と言えば内だし 外と言えば外になりそうである 記憶も 同じであろう 思い出すという動作で 外から内へ記憶が移動しているように思われるのは 内と外の境界あたりに記憶があるからなのだ... 続きをみる
戦争をしていると 味方と敵で 命の重みが全然違っている 敵の痛みはわからず 味方の痛みは恨みに変える このように 仲間で集団を作り 闘い合うということは 痛みとか 命とか 同じものを 異なるものとして扱う道理があって 成立している 神経でつながっている身体と 神経でつながっていない身体が 物質的に... 続きをみる
現象には 持続性が高いものと 持続性が低いものがある たとえば 台風は比較的持続性が高く つむじ風は比較的低い 地球の公転は持続性が高く 持続性の低い惑星があったとしても 今となっては もうどこかに消え去ってしまっている 自然選択は 持続性の高い現象の残存 自然淘汰は 持続性の引く現象の消滅という... 続きをみる
私という意識は 組み込まれた予定の実践を司るために存在しているのであろう だからなのだろう 予定がないと 私は途方に暮れていまう そうなると いたたまれなくて 何かの予定を捜し始める それも つまらない予定は嫌で 楽しく心躍る予定を捜し始める しかし そんな予定はそうそう思いつかない ならば諦めて... 続きをみる
私の意識も 私という形而上の形而下の一つである 私の意識は 私の肉体を友として その由来を知らぬままに 見事なまでに互恵的に共存している まれに 病が訪れ 時に 不用意な排泄にもようされて 私の意識は 私の肉体の不完全で不謹慎で野蛮な素性に 呆れ 嘆いたりするのではあるが 大抵においては 身体は私... 続きをみる
妄想の中の自分は 大胆で 正直だ 現実の中の自分は 慎重で 嘘つきだ 妄想の中の自分と 現実の中の自分の境界線が 意識の中で揺れ動く どちらが本物の自分だろう? どちらの私も 私の意識の中にある 様々な私が 私の中の意識の中で踊っている そして そのどれもの私が どこかで現実を畏れ敬い 忖度さえし... 続きをみる
意識は 意識という存在と 意識の向かう対象という存在の 二つの存在がある これは 本の活字 映画のフィルムや コンピューターのメモリーなどにも共通する 媒体が持つ特質だ フォーマットしたメモリーには 個性はないけれど そこに様々な記録が書き込まれると メモリーに個性が生まれる 人間の意識にも 様々... 続きをみる
世界地図の一点を指さし 「私はここに住んでいる」と語ることができる 私は 地上に住んでいるのだが 地図という「紙の上に住んでいる」と表現できるのだ 「私はここに住んでいる」と 「紙の上に住んでいる」とは 同じニュアンスと取れる部分と 異なるニュアンスを取れる部分が混在している 同じような表現に 「... 続きをみる
身体には とてもやんちゃなところがあって 「そんなことしちゃだめだ」と思っていても 意識の言うことなど聞かずに 勝手に そんなことや あんなことをしてしまったりしている もっと背が高くなればいいと思っても その通りにはならないし 体重は減ればいいと思っても なかなか思い通りにはならない お腹が減ら... 続きをみる
言葉を正しく使うには 周りに合わせることが基本である 厠 便所 WC トイレ いとおかし もののあはれなり ディスられた ヤバい 時代時代で 言葉の使用頻度は変わって来るし 意味や使用する状況が変わって来る 言葉は絶対的な存在ではない 時代とその場の雰囲気に合わせて 言葉を選ぶのが 言葉の正しい使... 続きをみる
意識が 「考える故に我在り」と考えている間にも 私の細胞の中のミトコンドリアは 一生懸命ATPを産生している 顕微鏡が発明される前 ミトコンドリアという言葉がない時代にも ミトコンドリアは 一生懸命にATPを産生し続けていた もう かれこれ20億年以上 ミトコンドリアは ATPを産生し続けているら... 続きをみる
真っ暗闇の森の中を 懐中電灯の明かりを頼りに歩いていると 不安に苛まれる 懐中電灯の電池が切れ明かりが消えたら 最悪だ 明かりは 未来を予想するための情報を運んでくれる そのような 未来を予想するための情報が途絶えると 不安が募る 未来が見えていないと不安になるようにできているらしい 刺激に対する... 続きをみる
意識は とても純度が低く とても不純で いつでも違ったことを考えている 眠くなれば寝床を探そうとするし お腹がすけば食べ物を欲しがる 病気になれば直そうとするし 元気になればもっと幸せになりたいと思ったりする 全体主義のまどろみの中で うつつを抜かしていたと思えば 自由主義の喧騒の中で 自分を強調... 続きをみる
交感神経が優位な時と 副交感神経が優位な時があるように 本能が優位の時もあれば 理性が優位の時もある 意識が優位な時もあれば 内臓が優位な時もある たとえば お腹がすいていない時は 内臓のことなどほったらかしの意識も お腹がすいてくればそうはいかない 頭の中は食べることでいっぱいになってゆくし 便... 続きをみる
文字に厚みは存在するか? 理論的には 理論的には二次元の存在であるが 拡大鏡で見れば 凸凹がたくさんあるだろう すれば 文字にも空間が必要ということになる では 意識に空間が必要か? 別の言い方をすれば 意味に空間は必要か? 文字の空間に意味が存在せず 文字を見た反応として意味が生じる 文字の空間... 続きをみる
人間の意識は 人間の中心にあると感じるが 代替性のある辺縁と考えることができる 意識は 気まぐれに考えていることが変わってしまうことから 少なくとも代替性の高い機能である 人間の意識は 様々な表現世界を築いている たとえば 夢や現実をそれぞれの表現として把握している 言葉や数字や図形の表現を把握し... 続きをみる
身体を動かせる 動かせるのだけれど すべからく自由という訳にはいかない たとえば 目が後ろについていると便利な状況でも 目を後ろに移動させることはできない 繊細に動く手先でも 限られた範囲でしか動かず 必ずしも自由にはならない 背中の肩甲骨の間の辺りに 手が届かないところもある もう少し手を伸ばす... 続きをみる
意識は袋の様相を呈している 意識的に動かすことができる体の部位をつなげてゆくと 袋ができる だから 意識は袋の様相を呈している 皮膚や筋肉や目や耳や鼻ら口が 神経と連なって一連の袋ができている その内側に 無意識があって 無意識のさらに内側に内臓が鎮座している 意識の袋の外側には 皮膚や舌が知覚す... 続きをみる
138億年の歴史のある銀河系に比べれば 私の50数年の歴史は無いに等しい 銀河系の大きさや質量に比べれば 私の身長や体重は無いに等しい それでも 私の意識は私を大きく扱う これでもか これでもかというくらいに 大きく扱う 落ち込んで 縮こまっている私にも 容赦なく 大きなフォーカスを当てて 私以外... 続きをみる
我思うゆえに我があり 思っていた故に存在する我もある 過去の我と今の我 2つの我が現れる この2つ我は同一であるや否や? * 思考を変える前後の我は その思考により分別される 資源ごみのように再利用される我 可燃物として燃やされる我 * 昔を思い出す 忘れ去られていた我を 今思考している我と同一で... 続きをみる
誰にでも 隠している意識がある その意識を 垣間見る能力がある人がいるとしたら その人の精神は正常でいられるだろうか? 口にしている意識と 頭の中で隠し持つ意識を どちらも把握し 比較している人がいたとしたら その人は ごく普通に ごく普通の社会生活を 何気なく 淡々とやり過ごしてゆけるだろうか?... 続きをみる
意識には 言語化している意識と 言語化されていない意識がある アナウンサーの研修に 見ている景色を 言葉にしてゆく訓練があると 聞いたことがある アナウンサーのように 流ちょうな言語化はできないが 「あ、車が来た」 「やっと雲間から陽が出てきた」などと 頭の中で言葉をつづっている 知覚を言語化して... 続きをみる
過去と 別の過去が 記憶の中でつながる 記憶がなければ 時間と時間はつながりながら ただ流れ去る過去が 記憶の中で 反芻している * 同じ光景は二度とない けれど 似たような光景にはよく出会う 似たような光景を 過去から集めなおすと そこには 似たような光景からなる歴史ができる 朝の景色 夕の景色... 続きをみる
上から下へと 命令が下り 下の存在はその命令に従う そんなシステムにあって 下からの要望を聞き入れないと 下の存在が疲弊して 命令に従えなくなってしまうことがある 命令は常に 絵に描いた餅になりかねない宿命とともにあるからだ 意識が 身体に命令を下している この状況において 意識は上で 身体は下の... 続きをみる
人間は 生れて動き回り死んでゆく これを繰り返している 私が繰り返しているのではなく 人間が繰り返しているのではあるが なんとなく 私も、「また生まれ変われる」といわれると そんな気がして その気になって 次に生まれてくるときのことを夢想できたりする しかし これが可能となるには 私の存在が 死ん... 続きをみる
他者を操るということは 他者に操られるということの 裏側だ 意識は 自分の身体を操っている それにとどまらず 他人の身体をも操ろうと外延する この企みを果たすため 意識は 自身の身体の声のみならず 他者の身体の声に耳を澄ます そして 言葉を操り 他者の声を聞く 荒ぶれて命令するばかりでは 袋小路の... 続きをみる
健康のために運動する 運動しながら 「いやだ」「いやだ」が頭の中で連呼する そして それに呼応するように「がんばれ」「がんばれ」と 自分を鼓舞する いやなことをしている時 色々な 声にならない声が 頭の中で響く この声の主は私であり 日本語を流ちょうに話している しかし 声にならない声を聞き それ... 続きをみる
産まれてから 今までに 様々な 系譜的被造物に接してきた 学校 言語 イデオロギー 学問 道徳 倫理 法律 家族 友人 恋人 PTA etc それぞれの 被造物に 好意的に 敵対的に 忠誠的に 気ままに 対応を繰り返してきた 私の意識は 系譜的被造物たちが 集いぶつかり合う場所だ 大切な被造物が負... 続きをみる
「やりたいようにやる」 これは簡単そうでなかなか難しい ひとつには 周りの目 もうひとつに 自身の能力が問題になる 周りの目の問題は やりたいことと やるべきこと あるいは やってほしいこと これらの一致性の問題だ 周りの目という言葉からするとずれてしまうが ゴルフボールをどう打つか この場面にお... 続きをみる