定義と現実:赤いコップと青いコップと天気予報
赤いコップも「1」であり 青いコップも「1」であるから 赤いコップも青いコップも 「1=1」の数式の中で同一とされてしまう 数式は定義の上に成立するので 赤いコップが「1」であるとされれば 赤いコップはそのほかの属性を捨て去り この定義の中で「1」になるのである 赤いコップも 青いコップも 「コッ... 続きをみる
砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。
赤いコップも「1」であり 青いコップも「1」であるから 赤いコップも青いコップも 「1=1」の数式の中で同一とされてしまう 数式は定義の上に成立するので 赤いコップが「1」であるとされれば 赤いコップはそのほかの属性を捨て去り この定義の中で「1」になるのである 赤いコップも 青いコップも 「コッ... 続きをみる
定義と現実を 実践が結び付けている * ひとつのおはじきを もう一つのおはじきと隣り合わせに移動させ 「1+1=2」と説明する このような状況において おはじきという現実と 数式の定義を混在させた知覚が成立する 現実の硬く重いおはじきは 頭の中に無く 数字も「+」も「=」も 現実の中には無い おは... 続きをみる
ダンゴムシは 触られると丸くなる防御姿勢をとる ダンゴムシは 愚直にダンゴムシを繰り返している 同じように オジギソウは 愚直にオジギソウを繰り返し 触られたり 雨粒がぶつかると 葉を閉じお辞儀をする 馬鹿の一つ覚えのように 生命は その生命を 愚直に繰り返す 人間も 恋を追いかけ 恋を拒み 戦い... 続きをみる
意識の中では 時間は過去から未来へと一瞬にして移りゆく このような時間は 定義として存在している 意識の対象としての空間が存在している時間を 過去と定義すれば 今は過去になり 10分後と定義すれば 思考空間は10分後の未来に移動するのである こうした 時間の移行にともない 空間内にある物質も10分... 続きをみる
「むかしむかしあるところに、、、」 文字である記号が 今ではない昔を今であると規定しようと企み その結果として この記号に晒された意識が 「今は昔なんだな」と考える 数式に無理やり変換すると 「今」=「昔」である 記号の中の世界だからこそ この等式は成り立つが 現実の世界では 「今」は「今」でしか... 続きをみる
意識は 多様性に富んだ生命の営みであるとして 感覚は 多様性に富んだ環境との接点であるとして こうした営みや 環境の記憶は 現実そのものから変換された記号として存在している こうした記号が さらに文字として変換され 文字は複写され増殖してゆく 「むかしむかしあるところに、、、」 文字には 現実とは... 続きをみる
思い通りに動かない現実を 思い通りに動かせるとしたら どんなに素晴らしい事だろう 意識は 現実を支配する神のような存在を希求しつつ 現実に服従せざるを得ない宿命の中で 蠢いている これは 未来を自由に描ける意識の能力に由来する 未来は 今だ現実に侵されていない 意識にとっての神の領域なのである そ... 続きをみる
あまたの中に 未来が描かれているように 遺伝子の中に 未来が詰め込まれている 風に舞うタンポポの種の中には いずれ 根を張り 葉を伸ばし 黄色い花を咲かせ 綿毛のついた種をつける そんな未来が詰め込まれている 遺伝子や種の中に在る未来は 意識の中に在る意志のような存在であろう 自由からは距離を置き... 続きをみる
昔を懐かしんでいる意識が 今、存在している ここにおいて 意識と意識の外の間に 時間の齟齬が存在している 意識が描いている時間は 現実の時間とは異なるのである ぼんやりしていて 約束の時間を徒過してしまうことがある カップラーメンにお湯を入れ 3分後にふたを開けようとして時計を見ると もう4分経っ... 続きをみる
原因と結果の間に 時間が流れている であるからして 当たり前のこととして 原因と結果は同時に存在しない だから 原因と結果の関係性は 現実の時空において成立しても 現実の空間においては成立しない 時空から時間を除去した空間には 時間の流れがないのであるから これは 仕方がないことである よって 因... 続きをみる
昔をしのぶ時 目を瞑りたくなる 感覚がもたらす現在が 過去にさかのぼることの邪魔になるので 目を瞑るのである 同じように 未来を覗き見ようと思案にふける時も 静かな場所を好むことになる 今鳴り響いている音が 未来へ旅立とうとする意識を 現在に引き止めようとするからである このように 意識には 感覚... 続きをみる
主体と客体の違いが 「見る」ということと 「見られる」ということの 意識の動態の違いとして現れる 同じように 「見た」 「見ている」 「見るだろう」という 意識の動態が 意識が対象としている時間に応じて現れる 「思い出す」 「見ている」 「思い描く」という 意識の動態が 意識を対象としている時間に... 続きをみる
自然は 生命に試練を与え続けている そして その試練を乗り越えた生命が 生き永らえて来ている 自然が こうした試練の授与者であるからして 自然から逃れるように 人工的な環境に わたしは逃げ込み そこで安心を得ようとしている しかし わたしは 試練を与えない自然は大好きであり 自然が試練を与えないと... 続きをみる
人間だから 人間のことがわかる 猫も きっと 猫だから 人間よりも 猫のことがよくわかっているだろう 猫は 「にゃー」といっても ちゃんとわかってくれない人間に イライラしているのかも知らない 人間であるから もしくは 猫であるから という前提があって 理解できる世界がある 男であるから もしくは... 続きをみる
苦しいと思うことのレパートリーが わたしの中に埋め込まれていて このレパートリーに合致する事態に遭遇すると 「苦しい」ということになる 美しいということのレパートリーが わたしの中に埋め込まれていて このレパートリーに合致する事態に遭遇すると 「美しい」と感嘆する 埋め込まれていない感情は わたし... 続きをみる
焼肉屋さんの前を通る時に薫ってくる あの香ばしいおいしそうな匂いは何なのだろう 直情的に わたしに 「肉を食べたい」という思いを湧き上がらせるあの匂いである 減っていないお腹も 急に減ってしまう 焼き肉の匂いという小さな爆薬は わたしの鼻腔に入り クラスターを分散させ 脳神経も 唾液腺の神経も 胃... 続きをみる
昔々 西欧人は他の人種に比べ進化している という科学的研究が流行ったという 選民思想は 何処にでもある 日本でも 神国であるから 戦争に負けることはない と流布された そんな選民意識があった こうした結論に至るために 様々な史実や精神や形態の特性を列挙して 「選ばれし民」という結論をより強固なもの... 続きをみる
生命は 特定の結果を導く原因を創り続けている 言語も 特定の結果を導く原因の創設により維持されている たとえば 赤色を見て「赤」というように 「赤」色を覚えなければならない この学習は 赤色を見て「赤」という原因となっている このような言語と同じように ヘビを見て怖いと感じるように創り上げられてい... 続きをみる
結論は前提を希求する 原因が結果を導くだけなら 生命はいらない 生命は 結果を導く前提を希求しつづける そしてその前提が結果を導いている しかも 植物は「枯れる」という結果をもとめるのではなく 「枯れない」という結果を求めるのであるから 鉢植えの花には せっせと水を与えなければならない なぜ枯れて... 続きをみる
地上の温度は制御できないので 夏暑く 冬寒い エアコンが効いた室内の様にはいかない 地球の気候は きちんと管理できないのである だから 年間を通しの気温も 間氷期では暑く 氷河期では寒い 太古の昔には 地球が真っ白な氷の塊になっていた時代もあったというのだから 今 青い地球であることに喜びを感じる... 続きをみる
車を走らせるには ガソリンが必要である ガソリンを買うには お金が必要である お金をもらうには 働かなければならない 働くためには 言葉を覚えなければならない このように どんどんと 結果を得るための前提をさかのぼることが出来る 結果を得る結論を得るために 様々な前提に行きつき これをこなす実践能... 続きをみる
国際法が軽視されている 刑法が典型的であるが 法律の背後に暴力がある 逮捕 監禁 死刑 こうした暴力をおそれ 法律が守られるという側面がある 暴力が 遵法精神の前提として存在しているのである 不法者をいかに減らして あわよくば排除するか? この課題の克服ために 刑罰という合法的暴力があるのである ... 続きをみる
生命は すべからく 生きるという結果を出すため その前提たる何かを揃え続けてきた成功者である 前提は結果の過去に在り 目的たる結果は実践の未来に有る 前提と 結論たる結果 それに目的が 時間軸上にそれぞれ独立して点在するところ これらをごちゃまぜにして 何をすべきかという実践をも ひとつのまな板に... 続きをみる
人間は 所詮神様にはなれない半端者である だから 結論が先にある議論においても その前提をもれなく把握できず 運よく 前提をすべて把握していたとても その実践において その前提を整えることが出来ず 現実においては その結論を実践的に導けないことが多い こうしたい こうなりたい 私はというと そうし... 続きをみる
「生きる」という結論を維持すべく 生命は 「生きる」を導く前提を愚直に繰り返す 人間も 与えられた感覚と 与えられて運動能力を駆使して 「生きる」という結論を導き続けている こうした 結論に縛られた努力は 自由の効かない 閉ざされた制約の中にある こうした制約から自由になろうと 人間は さまざまな... 続きをみる
時の流れの中で 前提は結論へと流れてゆく 前提から結論への流れは 自然で受動的である 逆に 結論から前提への流れは 思考がそうであるように 架空的であり 能動的である その結論を導くための前提にたどり着くには それなりの苦労が必要である 高度な技術程 その苦労は大きく 簡単な技術であれば ちょっと... 続きをみる
知的活動において 結論が前提を模索している タコの豊漁を導くべく 蛸壺の大きさや形は工夫を凝らされているのも その一例である 「この壺はタコが好んで入る」 この前提を求めて 蛸壺の大きさや形に工夫が重ねれれて来たのである この前提を形成できなかった大きすぎる蛸壺や 小さすぎたり細すぎたりする蛸壺は... 続きをみる
前提から導かれる結論は その前提に依存した結論であり 他の前提が併存していると また別の結論が導かれることになる 現実においては 未知なる装置外の前提が現れ 予定していた結論に至らず 予期せぬ結果がもたらせることがしばしばである その為 より多くの前提をかき集めて思考して 結論を出そうと躍起になる... 続きをみる
常温に肉片を置いておくと その肉片は腐ってゆく この前提だけから思考を外延すると わたしの肉片も腐ってゆく という結論が導かれる しかし わたしには免疫系が働いており その免疫系の働きにより 腐りを導く微生物を排除し続けている この前提も加えると わたしの肉片は腐れずに済む という結論も導くことが... 続きをみる
覆水盆に返らず これは 一過性の現象の典型である 覆ることなく 水が次の盆に移され続けると これは 持続的現象ということになる 物質世界は 一過性現象と 持続的現象が交じり合いながら 時間を経過させ続けている そして 観察者は 持続的現象を通常状態と呼び 一過性現象を異常事態と呼んだりする 持続的... 続きをみる
電気回路では 電気が流れる円環が形成されており どこかでこの円環が途切れると 電気回路として機能しない 電池と豆電球で円環が成立している電気回路は 電池があるうちは 豆電球に灯りがともる この灯にどのような意味があるかは別問題として 電池と豆電球を結ぶ銅線は ただの銅線ではなく 電気回路を成立させ... 続きをみる
「美味しいものは美味しい」 「美味しいもの」は物質であり 「美味しい」は感覚(みかく)であるので より抽象的に「美味しいものは美味しい」を変換すると 「物質は感覚である」ということになる 「牛肉は美味しい」 という言葉に違和感はないが 「物質は感覚である」 という言葉には違和感を感じる これには ... 続きをみる
前提と結論の間の網目模様は 時間を隔てて連なっており ある特定の瞬間に成立するものではない 反応の連鎖が 時間を隔てた現象と現象を紡いでいるのである こうした網目模様の時空の中で 結論が前提をもたらす原因になると ここに円環が成立し 網目模様が時間を超えてゆくことになる その場限りの現象ではなく ... 続きをみる
前提と結論の間に 様々な関係が成立している こうした関係を線で表すと いくつもの前提と いくつもの結論の間に 網目状の線の束が表れる 思考は この線を描いたり消したりしている こうした思考の動きに呼応するように 前提と結論の間の網目模様が様変わりする ある線を消す消さないで 網目模様を大きく変える... 続きをみる
自然科学の法則は 自然を観察することから抽象物として発見されて来た 自然という前提から抽出した事実の抽象化として 自然科学の法則があるのである こうした法則を応用して 様々な科学技術が開発され 人為的な現象が 自然の中で巻き起こされている 自然と前提として開発された技術は 自然の中で花開くのであり... 続きをみる
前提と結論が 互いにそれぞれを肯定しながら循環している時 実績が生じている ニュートンの法則が正しいとされるのは 質量にかかわりなく同じスピードで物質が落下するという 前提となる事象の確認だけではなく 太陽系の衛星軌道の計算とも矛盾がないところからも 判断されているし ロケットの推進力の計算にも応... 続きをみる
牛肉200gと 鶏肉200gが同じ200gである のは 牛肉と鶏肉が同じものという前提があって はじめて成立する同一である そこで 牛肉と鶏肉が異なるものであることを考慮すると 別の等式が考案されることになる 質量ではなく 価値としての等式である 牛肉は 鶏肉の2倍の価値があるということになると ... 続きをみる
真っ青な空もあれば 曇り空もある 雨雲に覆われた真っ暗な空も 星がきらめく夜空もある 具象としての空は 刻一刻とその姿を変え 一時たりとも同じではいられない すれば 具象としての空は 次の瞬間には消えてゆき 別の具象のとしての空に移ろうことになる こうした絶え間ない移ろいの中で 「空」は「空」とし... 続きをみる
性格という抽象もあれば 外見という抽象もある 具象から何かを抽出して描かれる抽象もあれば 具象全体の印象から描かれる抽象もある さて ネコを抽象的に一言で表すと「猫」になる この「猫」という文字を見ると ネコの性格も ネコの外見全体も ネコのしっぽも ネコの肉球も ネコの目も思い出すことが出来る ... 続きをみる
あるがままであることを感情が阻害して その情動に応じた行動が表現される 猫が主人公の漫画をみていると 漫画の中の猫も うちの猫と同じようなことをするから その主人公の猫についつい共感してしまう まあ どんな猫も同じように 人間の邪魔をしたり 人間をおもちゃにしたりするものである そんな猫に翻弄され... 続きをみる
感情はあるがままを阻害する たとえば 焼き肉屋さんの知覚を通った時に 肉の焼ける香ばしいにおいを嗅いだとする 「いい匂いだ」 「何の匂いだろう」 「焼く肉か」 「食べたいな」 などと頭の中で反芻して あるがまま歩いていたとしても 心の中は穏やかではいられない 仕事中であれば 「サボって食べてゆこう... 続きをみる
究極の具象である現実は 「今」にしか存在しない ゆえに この「今」の由来である過去は 記憶としての抽象に頼らざるを得ない そして 「今」の先にある未来も 抽象として予測せざるを得ないのである 抽象は 「今」の全てを包括できないが 「今」を構成する現象の一つについて 過去や未来と結びつけることが出来... 続きをみる
ピケティ氏の論によると 貧富の差は拡大してゆく ある者は あるものを使い それを増やすけれど ない者は それを増やせない という道理なのだろう 技術も同じであり より強力な武器を持つことにより それを持たぬ者の武器を取り上げることが出来る ある者が あるものを皆のために使えば 貧富の差も 武力の差... 続きをみる
具象は 様々な現象の複合体である 抽象は こうした現象を一つ一つ取り出すことができる 川のほとりに座り その流れを眺めていると 水は右から左へと尽きぬことなく流れてゆく 水は何処から来たのだろう? 水は何ものか? 水は何処へ行くのだろう? 我々は何処から来たのだろう? 我々は何ものか? 我々は何処... 続きをみる
具象と連なりのない抽象は 自由である たとえば 現実世界では起こらないようなことが 夢の中では平気で起こったりする 夢は 抽象的自由の中で ぼんやりと残る具象の周りを 周遊している こうした抽象が 現実世界にはない理想を構築する こうして構築された理想は 新たな秩序を模索しようとして 統制を求めて... 続きをみる
抽象には誤解が付いて回るけれど 具象には誤解は少ないだろう 具象を抽象に変換する過程で 誤解が生じるからである 枯れ尾花を幽霊と思ってしまったり 月曜日と火曜日を間違えてしまったりと 視覚から事物を抽象として認識したり 抽象的観念を人為的に割り付けた曜日などは アナログではなくデジタルとして判断す... 続きをみる
構想があり その構想を実現するための準備がある 構想→準備→実現 構想は仮想世界で行われ 準備や実現は現実世界で行われる 現実世界で 架空世界の構想が実践されるのである 現実世界と架空世界の間には 様々な規則的相当性で結ばれ 様々なレベルの具象と抽象が行き交う そのなかで 構想... 続きをみる
生命現象は それが起こる前の準備段階が整っていてこそ 予定通りに進行する カルビン回路が首尾よく回るためには 酵素群がそろっていなければならない スタートした時には 既にその結果が決まっているというほどに準備が大切なのである 生き延びることは 生き延びるための準備をし続けることなのである ドミノ倒... 続きをみる
蛾の性フェロモンがそうさせているように オスとメスは 生まれながらにして 抽象世界において 結ばれるように規定されている インスリンも 抽象世界において 血糖を調節するように規定されている 血糖が上がると ランゲルハンス島で インスリンが分泌されるようにできているし インスリンが 肝臓のリセプター... 続きをみる
同じミヤマカラスアゲハであっても オスとメスとで その表現型が異なっている 同じオスでも 春型と夏型とでも その表現型が異なっている 地域による表現型の違いもあるだろう 羽化したばかりのみずみずしい個体と 羽根がボロボロになった個体とでも その見た目は違ったものになっている それでも 皆同じミヤマ... 続きをみる
まだ雪が残っているというのに 道端に小さな青い花が咲いていた 季節の境目は曖昧である 季節は いくつもの具象の総和としてのイメージなので 冬のイメージの具象である雪と 春のイメージの具象である花が 同時に存在していることは 季節の変わり目には つきものの現象なのである 「わたし」も 季節のように抽... 続きをみる
新生児は 乳を飲むと決められている 実母の母乳でもよいし 乳母の母乳でもよいし 人工的に創られた粉ミルクを溶いたものでもよい 飲むべきものは抽象的に決められており 実際に飲むものは具象的である 同じように わたしも 何か食べたいと思い立ち あれこれ思案したのちに具象的な食事にありつく 思案は 抽象... 続きをみる
オスの蛾が メスの出すフェロモンに惹かれ 暗闇の中 メスの方へと飛んでゆく フェロモンは 物質として具象であろう しかし メスを象徴する抽象として 雄の蛾は認識しているということになる フェロモンを求めているのではなく メスを求めているからである さて このオスの蛾は 特定のメスを求めているのだろ... 続きをみる
未来は抽象として描かれる それに比べ 今は 具象として描かれる しかし 完璧なる具象には届かない 感覚は 外部そのものにはなることはなく いわば具象的抽象にとどまるのである それでも 今の感覚が知らせてくれるものが 最も具象的である その具象が記憶され過去として蓄積される 過去は具象として描かれた... 続きをみる
抽象と具象の間には 幾筋もの規則的相当性が行き来している 私の様なワインを年数回しか飲まない者でも 具象のワインと抽象のワインの間には 幾筋かの規則的相当性が存在している 甘味 苦み 赤色と白色 美味い不味い ソマリエの方々の頭の中では もっと多くの規則的相当性が 具象のワインと抽象のワインの間を... 続きをみる
A=notA 私は私であって私ではない 子供のわたしと老人のわたしは それぞれわたしであるけれど それぞれで違っている A=notA セテウスの船は 取り除かれた部品で組み立てられた船も 新しい部品で同じように組み立てられた船も 同じ船でありながら それぞれ違っている A=notA 抽象的に同じで... 続きをみる
昨日の私が 明日の私と同じであるならば 20年前の40歳過ぎのわたしと 20年後の80歳過ぎのわたしは同じものである 論理は 成長もしない代りに 歳も取らない 永遠に同じだから 論理学が成立する 論理学の「A」は 永遠だから 時間が経とうが 同じままである だから 私が論理学の「A」になったならば... 続きをみる
ものを見る角度により 同じものも見え方が異なっている それに加えて 光の当たる方向や変わると 光の色によっても ものの見え方は違うものになってゆく 同じものが 違って見えるなら 違うものでも 同じに見えることもあるだろう 擬態した昆虫は 毒を持った本物のように見えているから 擬態した効果として 生... 続きをみる
様々な規則が 様々な具象から抽象を導き その反対に 抽象から具象を様々に具現化する こうした規則の総和が抽象であるので 抽象されたものの本質は 多岐の規則に渡るため あの本質もあり この本質もあり はたまたああいった本質も こういった本質もあるということになる そこで 古い歌(『赤とんぼの唄』あの... 続きをみる
自由は それを許さない努力により 制限されている 規則に従わせる努力 規則に従おうとする努力 様々な努力が 自由を排除し 秩序をもたらしている こうして維持されている一定の秩序に対して 抽象的な言語として それぞれの秩序が表現されている たとえば 校風とか 社風とか 作風とか こうした風に乗り 自... 続きをみる
水と空気の動きが 入道雲を創り上げていく あるいは ウロコ雲を創り上げていく 同じようなものが 同じように動いてゆくと 同じようなものが出来てくる 少し違うと その違いに応じて 少しづつ違うものが出来てゆく こうしたて生まれてくる小さな違いを無視して 総じて「雲」と抽象的に表現することになっている... 続きをみる
生命は 循環する抽象を 能動的に具現化する現象である DNAという抽象が 特定の有機物として 規則的相当性をもって機能してゆくシステムが 滞りなく循環しながら 生命は維持されている その一環として 視覚があり 理性がその上に乗っかり 私の土地ができあがる 私の土地は 物質としての土地と 抽象的観念... 続きをみる
平和のためには 多様性を認め合うことが肝要に違いない 意見の相違を互いに尊重し合えれば 争う必要もないからである しかし 多様性が広がれば 当然 そろぞれの好みも多様になってくる 送り手の多様性と 受け手の多様性があり 両者の間に相性が生まれる 右翼左翼という言い方があるが 右を送る人が 左を受け... 続きをみる
考えるということは その対象を 何かに焦点を絞っている 逆に言うと その焦点以外のことは 眼中になく 意識の外にある この偏向の上に 様々な科学分野が成立している この偏向の上に 様々な生活の断面が営まれている 仕事の時には 仕事に偏向し 食事の時には 食事に偏向し 睡眠の時には 睡眠に偏向する ... 続きをみる
具象から 特定の要素を抽出して 抽象が創造される 実は この創造により 私の視覚も成立している 現実の中から 光を抽出して 風景を想像しているのが 視覚なのである さらに言うと 全ての光を抽出しているわけではなく 赤外線や紫外線は 抽出のふるいから外れている 同じように 聴覚も 現実の中から空気の... 続きをみる
具象の私と 抽象の私には差異がある この差異に 喜んだり 自己嫌悪に陥ったりする 私は 具象の私と抽象の私を 見比べているのである * 出来ないと思っていたことが出来るようになると 自分の壁を一つ越えたことになる 抽象の私を 具象の私が超えたのである 逆に 「こうすべきである」という抽象的私がいる... 続きをみる
猫が警戒しながら 私を見ている 案の定 私が猫を捕まえようとしたその時に 猫はピョンコと逃げ出して 部屋のどこかへ隠れてしまった 具象の猫は 私の視界から消え失せ 「猫はこの部屋のどこかにいる」という思いの中で 抽象的猫が私の頭の中に残されたのである 日が暮れて 太陽は山の向こうに消え去った 見え... 続きをみる
感覚 たとえば視覚が その時その場の景色を写し取る この写し取られた具象が たとえば 「晴れた山並み」 「荒れ果てた海」といった抽象を記憶として残す 具象では 雲の形もはっきりしているが 抽象化された記憶では 何となくの形しか残っていない 具象は力強くはっきりしているが 「私」の命と同様に 永遠に... 続きをみる
逃げる 隠す 媚を売る なんとも情けない三拍子である 日本が置かれた現状からして 仕方がないことなのか、、、 補助金行政見直し 社会保障見直し 消費税増税 軍備増強 徴兵制 票は貰えなくても 耳障りの悪い事ばかりを言う政党があっても 良いのではなかろうか 耳障りの良い事ばかりでは 議論が深まらない
「我々は何処へ行くのか?」 「私は何処へ行くのか?」 この二つの疑問文の違いを考えると 「我々」と「私」の それぞれの強さ弱さを見出すことが出来よう 「我々」はたくさんの命からできており 永遠への扉が残されている これに対して 「私」は一つの命であり 永遠への扉は閉ざされている その代わりに 「私... 続きをみる
理性の描く世界は とてつもなく広かったり とてつもなく狭かったりする 宇宙空間を彷徨ってみたり 原子核の内部に迷い込んだりと 臨機応変である 臨機応変ではあるが どちらかである 宇宙空間を旅する時には 原子核の中のことなど忘れているし 私自身のことすら無くなっている そんな私の意識を 空腹が 私を... 続きをみる
思うようにいかない現実や 考えたように動かない現実を前に どうしたら 思うように現実が動くのか 考えた通りに現実が動くのかを 考えている私がいる 様々な規則的相当性を持ち出し それを組み合わせ どの様に現実が動いてゆくか あれこれと俎上に載せてから どれが一番いいのかを選んでゆく 求めるべき結果は... 続きをみる
理性が創りだしている 理想的な架空世界に対し 現実が立ちはだかる ゴールを目指して走っている時 「後1キロ」 「後500m」などと思いを巡らせ まだまだゴールは先なのに ゴールに到着した自分を想像したりする 自らの未来を描く能力が理性にはあり その創り出された未来にも感情が動く そして その未来に... 続きをみる
してやったことはよく覚えていて してもらったことを忘れているから 腹が立つ なので してやったことを忘れて してもらったことを覚えていると 穏やかに暮らせようが なかなかできない 客観的な損得と 主観的な損得の差異は 損得の土俵の中に 詰め込む事象の差であることが 往々にしてある 何を思考の俎上に... 続きをみる
「やりがい搾取」に埋もれていると 幸せだけど実利がない状況に陥る 「やりがい」と「報酬」は 労働がうまく循環してゆくための 車の両輪である 「やりがい」と「報酬」のバランスが崩れ 「やりがい」ばかりがバブリーに膨れると 「やりがい搾取」になり 「報酬」ばかりがバブリーに膨らむと 「給与どろぼう」と... 続きをみる
自分を通す 自分を殺す 意識の在り様を示す言葉たちであり 現実に 自分を狭き門から通すとか 自殺するとか という意味ではない 実現するべきこととして 自分の主義主張を 選択しとして強固に残すのか 選択肢から外すのか そんな意味である 自分を通すためには 強さが必要である その強さに欠ける場合には ... 続きをみる
月を見ていると 太陽のことを忘れてしまうことがある 月も 太陽も 常に存在しているはずではあるけれど 頭の中では 消えたり現れたりしている 太陽がなければ 植物も育たず 私は死んでしまうであろう 太陽は そんな大変重要な存在ではあるけれど 私は ついつい 太陽のことを忘れてしまうのである 太陽のこ... 続きをみる
酵素が主体であるとき 基質は客体となる 逆に 基質が主体であるとき 酵素は客体となる 主体と客体は 実体世界に何の変化もないままに 入れ替わるのである 理性が それを主体と決めれば それは主体であり それを主体でないと決めれば それは主体ではなくなるのである その決め事に従い 理性は 主体を中心に... 続きをみる
ここ数年来 毎朝のストレッチを続けて来た その成果もあってか 熱を出すような思い風邪をひかなくなった 以前は 毎年 熱を出して寝込んだことがあったが ここ数年は寝込むことがない ストレッチの成果と自負している ストレッチには もう一つ私に恩恵をもたらしてくれた ゴルフのスウィングである 一昨年ぐら... 続きをみる
理性は 様々な選択を繰り返している 昨日のままの私も 今日私が選んだ私である 逆に言えば 昨日と違う私を 私は選ぶことが出来る 「くじけた」と言われるこかもしれないし 「乗り越えた」と言われることもあるだろう 昨日とは違う私を 私は選ぶことが出来る 違う私を試すことが出来るのである 都会の絵の具に... 続きをみる
滞り 何も進まない現実をしり目に 理性は ゴールを目指す この現実世界と理性的架空世界の齟齬に挟まれて 私は呻く あがいても あがいても 一向に前進してゆかない現実を恨みながら 私の無力と 私の努力不足を痛感する 理性的架空世界には 私しかいない だから 私のわがままが通じるところがあり 見通しの... 続きをみる
太陽 the sun これらが指し示す実物としての光源 前二者は 翻訳の関係を通して同一とされ 前二者と光源は 言葉と感覚の関係として同一とされている 理性的な言語能力は こうした関係性を保持し こうした規則に則り外部を複写する そして その上で 超越的な世界を 現実の外である意識の中に創造し続け... 続きをみる
現実世界が 仮に 理性が創造する仮想空間を見ることが出来たなら それは 現実をただ写し取るだけでなく 現実を無視した超越した世界と映るだろう 頭の中では パリにいたと思うと 次の瞬間にはニューヨークに行けるのである 時間の流れを逆転させ 過去にさかのぼることもできる そのおかげで 結果を見てから原... 続きをみる
パブロフのイヌの頭の中で きっと 抽象化された過去が ベルの音を引き金として 唾液を垂らさせるのである 意識のなかで ベルの音と給餌が 規則的相当性をもって存在しているのである この規則的相当性が意識の中で維持されていることで ベルの音が 「もうすぐ餌がもらえる」と想起させる 逆に言えば この規則... 続きをみる
私ダメかも、助けて解散 そんな言葉を聞いた はたらけどはたらけど猶わが生活らくにならざり ぢっと手を見る/石川啄木 お金や権力を集めても 身にならない所へ流れていってしまう辛さ 閉塞感に満ちた未来 難局を打開するには力が必要なのだろう 数の力がなければ 数を求め 技術立国の技術が廃れれば 技術力を... 続きをみる
草食動物は 周囲に対して警戒を怠らない のんびりとしていては 肉食獣に襲われて殺されてしまうのである このことを 理性は一般化することができる 弱いものは 強いものを警戒しなければならない 警戒せずにのんびりするためには 強くならなくてはならない こうした一般化において 規則的相当性が機能している... 続きをみる
雪のあくる日 晴天の空の下で雪かきをした その後 暗い室内に入ると 視界は真っ暗になった 明るすぎるくらいの雪景色に慣れ過ぎた私の視覚は 暗い室内に すぐには対応できないらしい しばらくすると だんだんと室内の様子が見えるようになる 視覚は 在るがままに景色を複写しているのではない そのことを改め... 続きをみる
頭の中で数を数えることができる 口に出さず 指もおらないままに 頭の中で数を数えることができる 頭の中の数は 口に出す数と同一なものであり 指をおる本数とも同じものである しかし それぞれはみな違った存在であり 同じであると思うのは 規則的相当性が 頭の中の数と 口に出す数と 指を折る本数の間で維... 続きをみる
愛には 理想を押し付けるところがある 愛は 「かくあるべし」と理想を求める 理性が創る仮想空間には 理想に満ちている 理性の予想能力が外部世界を描き 自信の安泰のために 理性の選択能力が 外部がどうあるべきを選択する すると 理想的な外部が仮想世界に現れる この仮想世界を満たし合うのが 愛の関係で... 続きをみる
理性には 規則的相当性を維持する能力がある 鳥や花とその名前を結びつけたり 言葉とその意味を結び付けたり 身分とそれに応じた行動規範を結び付けたりしている 鳥や花や言葉は 意識の外に在り 感覚により 規則的に意識の中に取り込まれる 感覚にも 規則的相当性を維持する能力がある この能力があってこそ ... 続きをみる
赤信号で車を停める 車を運転する者の当然の義務である 確定申告をして税金を払う 国民の当然の義務である 私は 様々な義務に囲まれている そうした義務を 時には放棄したくなる それでも だいたいの場合は 我慢をして 自分を曲げ そうした義務を履行する 義務を放棄すればどうなり 義務を履行すればどうな... 続きをみる
理性が対象とする架空世界は 色も形も音もなく 時間もない そんな架空世界の中で 理性は 色や形や音を描き 時間を動かす 現実世界のまねごとを 架空世界の中で演出する そして そんな架空の世界を傍観している私がいる その私が 架空世界と現実世界の相同と相違を 意識的にせよ 無意識的にせよ認識している... 続きをみる
色とは何だろう? 音とは何だろう? 紫外線や赤外線には色がない 超音波にも色がない 感覚として規則的相当性が設定されていない波長の 光の振動や 空気の振動には 色や音がないのである 感覚が 色や音を生成してくれているらしい 意識の外の現実世界には 色など何もないのではなかろうか 温かさや寒さも... 続きをみる
目を閉じて 見えていたものを思い起こす ぼんやりとした景色の印象を描けても 詳細は思い出させない そこで 目を開ける 視覚は どこまでも詳細に景色を描いてみせる その景色を記憶にとどめ もう一度目を閉じて その景色を頭の中に描き直す 先ほどよりも 少しはましに目の前にあった景色を 目を閉じた暗闇の... 続きをみる
車を運転している時 「次の角を曲がりたい」だとか 「歩行者がいるから注意しなければならない」など こうしたい ああしたいといった欲望や こうしなければ ああしなければといった義務が 頭の中をせわしなく行き来する こうした欲望や義務を 私の身体は懸命に実践して 欲望や義務と現実の間を橋渡しして 理性... 続きをみる
ニュートンは リンゴを落ちるのを見て 重力を発見した セザンヌも リンゴを見たが 彼は 動きではなく色を見た 私は リンゴを見ると 味を思い かじった時の歯の感触を思う 見ているものの中から 何かを抽出し その抽出されてものの中に 規則を見出す ニュートンは 落下の規則を見出し セザンヌは 色の規... 続きをみる
テレビを見ながら 頭の中でテレビが描く物語に浸っている そのテレビのスイッチを切ると 物語は消えて無くなる 頭の中は 急に真白になり 現実に引き戻される テレビに浸っていた頭も 現実に引き戻された頭も どちらも私である しかし この二つの私は 私にとってそれぞれ異なった存在である この異なる2つの... 続きをみる
夜眠ると 現実離れした夢を見る 現実離れしているものの 登場人物や景色は 現実を模造したものである 現実の一面を模造しながら 夢は現実離れした世界が構築されているのである この模造したところに 理性の複製能力が生かされている そして 現実から模造しないところで 理性の複製能力が殺されているのである... 続きをみる
理性には 架空世界を創りだす能力がある その架空世界には大きく二つある 一つは現実を模造した世界である もう一つは現実に働きかけようとする世界である 思い出は 現実を模造する世界の一つの典型である 現実から消え去った事象を 記憶を頼り再現する能力が理性にはある 理性の複製能力である * 工業製品の... 続きをみる
理性は 今見えている世界とは 異なる世界を描いてみせる 仮にこうなったら、、、 あの時ああだったとしたら、、、 その仮定の世界を 理性は 今の世界の法則に従い動かしてみせる 現在の世界と 仮定の世界を 規則的相当性をもって牽連させている理性が 未来への夢や 過去への後悔を創造してくれている それだ... 続きをみる