インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織で 同じ目的を共有しているので インスリンを出す意義と インスリンを受け取る意義が成立している 血糖値を適正値で維持するために インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織が協調している このような インスリンと 血糖値との関係は このような組織... 続きをみる
ルアーなお金たち、言葉たち、命たちの新着ブログ記事
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「美しい」という言葉がAから発せられ 「美しい」という言葉がBに達すると 「美しい」がAからBに運ばれる 運ばれるのは 「美しい」という物質的な音であったり文字だけではなく 美しいバラの花のイメージであったり 美しい異性のイメージであったり 美しい夕焼けの空のイメージであったりする こうした感覚が... 続きをみる
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言葉には 人間を制御する力がある 逆に 人間には 言葉を制御する力がある 人間も 言葉も 制御されながら 秩序を保ち その秩序が 制御する能力を維持している それと同時に その秩序が 制御される能力を用意している 制御し 制御される能力 この両義的能力が調和的関係を構築してゆくことで 自己組織化が... 続きをみる
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気温は 空気中の物質の動きだという だから 圧力が高くなると 気温は高くなる傾向にある だから 標高が高いと 気温は低くなる傾向にある 月のような小さな天体では 重力は小さく 気温は低く 太陽のような大きな天体では 重力が強く 気温も高くなる傾向にある 重力による 気温の制御があるようだ 地球の重... 続きをみる
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ここの天気を主体とすると あそこの天気は外部となる 中部地方の天気を主体とすると 九州地方の天気は外部であり 台風が発生する南の海はもっと外部に位置する その南の海で発生した台風が やがて 個々の天気を巻き込み 荒天をもたらす 主体は 外部により制御されている この制御に抗うためには ここを外部か... 続きをみる
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鳥のように飛びたいと思うが それは無理なことだと知っている 人間は人間の制約の中にいる 私は 私が属する社会の中で制御されている これは制約ではなく制御である この制御により 私は制約された私よりも小さくなっている 車で走る時は左側を通行する 右側で通行することもできるが あえて左側で通行するよう... 続きをみる
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制御されながら 同じものがたくさん増殖している 一つのタンポポの花が たくさんの種を宿し その綿毛を風に乗せ たくさんの種を拡散する その種の全てが 花を咲かすことが出来るわけではない 落ちた場所が乾燥していて 発芽出来ないこともあろう 川に落ち 海に運ばれ 発芽出来ないこともあろう 運よく芽を出... 続きをみる
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制約の範囲内で 制御が成立する 制約の限度を超えると 制御がきかなくなるからだ 観察される主体には 制約があり その制約の範囲で 制御され世界が循環している 制御する主体は 制御される主体以外の全ての存在である * 制約と 制御は 共進化の関係にある 進化は 増殖しながら消滅する主体が起こす遷移現... 続きをみる
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いてでも何かが起こっている 起こっている現象は 制御されたものであることも 制御されていないものであることもある 制御は その現象主体の潜在的性質のうち 特定のものを顕在化させることにより 成立している 衛星の軌道は たくさん考えられるが その中のいくつかが実践されている 電子軌道も 素粒子の運動... 続きをみる
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祈りは 何を祈ったかを思い返すことで 心の鏡となる ナルシストの様な祈りもあれば 厚化粧を確認するような祈りもあろう それを祈らなければならないと考えつつも それを祈りきれないこともある ふいに鏡に写り込んでしまったみじめな自分に 打ちひしがれることもある 祈りの世界があり 言葉に表す世界があり ... 続きをみる
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脊椎動物の受精卵は 細胞分裂を繰り返し やがて 植物極から原腸が陥入し 陥入した側とは反対側の動物極に 神経板 原索 脊索の形成が誘導されて形成されてくる その後 陥入した原腸は やがて様々な内蔵へと分化してゆき 誘導された脊索からは 様々な神経が分化し これらの神経が 手足や指や目の形成を誘導し... 続きをみる
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標準体重や標準身長 血液検査の標準値 標準というものは 個々で定めるものでなく 個々を集合として扱った時の結果論である 標準から外れていると 異常ということになると 何とか標準に入りたいと努力をしたりする 身長はなんともならないところがあるが 体重なら食べる量を多くしたり少なくして 標準に入るよう... 続きをみる
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猫の爪は 前足にはちゃんと5本あるのだけれど 後ろ足には4本しか無い 自然というものは 足の指が 4本でも5本でも構わないらしい パンダは6本だと聞いたことがある 4本でも5本でも6本でもよいのだ なのに 人間は5本にこだわる 4本でも6本でも そんなに不便ではないのだろうが 5本にこだわる 標準... 続きをみる
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ミツバチと花は 互いに必要としあう間柄だ オスとメスも 男と女も 互いに必要としあう間柄だ その運命は 生まれた時にはすでに備わっていたもので それぞれの自由意思によるものではない 長い歴史の間に育まれた構造のなせる業である 長い間 誰も彼もがそうしてきた そうしてこれたし そうすることで生き延び... 続きをみる
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人間が活動するために 食料があり 車が動くするためにエネルギー源として ガソリンや軽油がある様に 細胞の活動のためには ATPという物質が活用されている アデノシントリフォスフェート adenosine triphosphate 体内に取り込まれたグルコースは 細胞内で緩やかに分解されるが この分... 続きをみる
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私にとって 言葉は借り物だ 同じ言葉を借りていると その人の間で その言葉で通じ合い 意思疎通できるようになっている 同じ言葉を借りることが大事で この人間観の連帯は その言葉の貸出元ということになる 言葉の貸出先はそれぞれの「人間」なのだが では言葉の貸出元も「人間」だろうか? 言葉は 親や周り... 続きをみる
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私は 人間として生きているが 人間になろうと決意して 人間になったわけではない きっと 私の膝の上で のんびり寝ている猫も 猫になろうと思ったことは一度もないままに 猫として暮らしているだろう 繰り返すが 「人間である」ということは 私の意志によるものではない 私の意志でないところで 私の肝細胞も... 続きをみる
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天動説を信じても 地動説を信じても 動物としての生活は大きくは変わらない どちらの説であっても 朝になれば日が昇り 夕には日が沈む どのように 太陽が動くのかが 生活にとって重要であり なぜ 太陽がそのように動くのかは 生活にとっては それほど重要ではないからだ 日が長くなったり短くなったりする ... 続きをみる
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意識は 物質そのものに触れることはできず 意識にとって 物質の性質は推測の対象である これと同じように 真理もまた憶測の対象である 正義も同じだ 正義と信じることを為し それがうまくいけば それは正義として維持されるが それがうまくいかなければ その正義は疑われることになる 科学的な原理も同じであ... 続きをみる
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自分の気持ちはわかるが 他人の気持ちは 推測するしかない しかし この推測により 他者との関係が成立している この関係の維持がうまくいけば きっと 相手の気持ちの推測が うまくいっているのだろうし この関係の維持がうまくいかなければ その原因として 相手の気持ちの推測が うまくいっていないことが考... 続きをみる
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オオカミの遠吠え クジラの歌 ライオンの雄たけび 外の世界に耳をすませば 様々な声が観察できる 猫のニャー 犬のワン 雀はピーチク 声とは何だろう? 音とは何だろう? 声を出す喉があり 声を聞く耳があり 声が発せられ 声が受け止められる 耳がなければ 声を出す合理性がない しかし この合理性を維持... 続きをみる
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子供の頃は 言葉を知らなくて 「あれ あれ」と言い 年を取ると 言葉が出なくなって 「あれ あれ」と言う 思考は 確かに 言葉で考えることが多いが 「あれをこうして」などというあいまいな言葉でも 思考は思考である 考えようによっては 「赤に黄色みがかかった明けの空」という言葉より 「今見えている空... 続きをみる
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「これはペンです」 この単純な構文により 「これ」が「ぺン」とされる この「これ」が 思考の外の存在を指示しているから 思考は 思考の外から存在を取り込むことが出来る 「これはペンです」により 取り込まれた「これ」は 思考の中で「ペン」として存在してゆくことになる また 「あれはペンシルです」を加... 続きをみる
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大きさの異なる2つの正三角形は 「相同」の関係にある 大きさも同じの2つの正三角形は 「合同」の関係にある 2つの三角形である限り それぞれ別の三角形であり 同一ではないけれど 「相同」であったり 「合同」であったりと 共通項が取り出され その共通項に 「相同」「合同」といった命名がなされいる 赤... 続きをみる
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学校の冬休みの宿題に書初めがあった 書初めの真白な紙に筆を下す時 すでに頭の中には書き上げられた墨の姿が出来ている ところが その通りには筆は動かず どこかいびつな字が出来上がる 途中で墨が足りなくて かすれたり 墨を筆に付け過ぎ 線がにじみながら太くなりすぎたりもする 上手くいかないと思うのは ... 続きをみる
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言葉は間主観的クオリアだ 感動や悲しみが 自分だけのものであるように 言葉も 言葉を話す人たちだけのものだ アリたちのフェロモンも 間主観的クオリアだ クオリアがクオリア生む連鎖のなかで 言葉や フェロモンが 個体から個体へと クオリアを伝達している 「好き」という感情 「嫌い」という感情もまた ... 続きをみる
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好きなものやことがあり 嫌いなものやことがあり それと呼応するように 好かれたい気持ちや 嫌われたくな気持ちが醸造されている 好きな人がいて 嫌いな人がいて それぞれの人に対する 自身の対処の仕方がある 好きな人が 嫌いな人が それぞれ同じことをしても 好きな人のそれは好意的に受け取り 嫌いな人の... 続きをみる
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頭の中に 地平線があって その地平線より上には 好きなものやことが浮いていて その地平線より下に 嫌いなものやことが埋められている だから 地平線より下で右往左往していると 息苦しくなり 何とかして 地平線より上に顔を出して 大きく息をしたくなる 反対に 地平線より上で右往左往していると 浮いてい... 続きをみる
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バラの花の色を表現する時 その色の名は 予め頭の中に存在している色の名の中の一つだ バラの品種名を表現する時 その品種名もまた 予め頭の中に存在している品種名の中の一つだ 色や 品種名としての言葉が 予め私の頭の中にないと 私は そのバラの色を表現できないし そのバラの品種名の話をできない だから... 続きをみる
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春になると 待っていたかのように 生命が躍動を始める 梅が咲き 桜が咲き 燕が返ってくる 逆に 生き物たちは 秋になると 冬を超えるための準備を始める 蝶は 空の固い卵を産んだり 褐色の蛹に身を包み 木々は冬芽を残し葉を落とす 温度や 日の長さを感じ取り 生命たちが これからの季節を先取りしている... 続きをみる
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地球は 正しい軌道を描いているから 太陽から遠ざかることもなく 太陽に近づくこともなく 今の距離を維持している 間違うと 太陽から遠ざかったり 太陽に近づき やがてぶつかってしまう 正しい軌道を保つことが 地球が今のまま 太陽の回りながら存在する原動力だ 地球は この正しい軌道を維持するために 努... 続きをみる
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選択肢が多いと 却下する選択肢も多くなる それが悪であるから却下することもあり 善であるにもかかわらず 却下せざるを得ない事情がある場合もある 他者の都合で却下することもあり 自己都合で却下することもある 他者にとっての善で自己のとっても善 他者にとっての悪で自己にとっても悪のような場合は 却下す... 続きをみる
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日々 多様な選択肢の中から 何かを選びながら行動している 環境に応じて 行動を選択するのみならず 人間は 助け合いをするために 仲間や 仲間ではない他者の行動によって 大きく 自分の行動を変えてゆく 対応する相手が多くなればなるほど 選択肢の幅は広がり 選択の機会は増えてゆくから 人間は刻一刻と ... 続きをみる
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外胚葉由来の皮膚は 外部と内部を分離する障壁だ 内杯葉由来の消化管も 消化物が通る外部と 血管が張り巡らされている体内を分離している障壁だ この障壁としての機能の他にも 消化管は 食物を消化して 栄養素を吸収するという機能をも負っている 障壁は 外部から身を守る強さであり これが弱いと 内部が壊さ... 続きをみる
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この国は かの国とは違う 私は あなたとは違う 思考的な多型を制御することにより 自身のアイデンティティーが維持されている 私どもは あなた方と違います 何が違うのか よくわからないけれど とにかく違うことは確かだ こんな根拠のない違いから 違いをあえて作り出したりもする 差別化だ 自分たちは 他... 続きをみる
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様々な多型がある サカハチチョウは 春に生まれた成虫は 赤みを帯びた羽を広げるが 夏に生まれた成虫は 赤みのほとんどない黒っぽい羽を広げる カラスアゲハも 春に生まれた成虫は 黒色の羽の中に 深みのある青緑色を輝かせているが 夏に生まれた成虫は 青緑色が少ない黒っぽい羽を広げる 季節型多型と言われ... 続きをみる
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ベットで寝ている時もあれば 道路を歩いている時もあり テーブルに向かい 食事をしている時もある そして トイレに入り用を足す 様々な現象をつなぎ合わせながら 私は成立している 場所場所に応じ 異なる現象を演じている また 異なる現象を演じるために 場所を選び そこへ赴く このようにして 場所と現象... 続きをみる
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人間は上品だ あさましく肉を食らうのではなく あくまで美しく肉を食らう生き物のようだ 命を大切にする清らかさを 命を大切にする尊厳の中で 命を殺め それを食らうのだ 欺瞞の中で 美しき悪事が蠢く 這いつくばり 肉を食らうのと テーブルの上の肉を 頂くのは 同じことであり 異なる所業だ 礼儀作法の構... 続きをみる
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欺瞞を防ぎ 構造の秩序を維持するために 慧眼が進化してきた 同じ目的のために 道徳や倫理 法律が整備されて来た 慧眼は 個人対個人の関係において 重要な防御であるのに対し 道徳や倫理 それに法律は 個人対社会の関係において機能する防御策だ 正義でないこと 欺瞞の可能性が高いことを 予め 社会として... 続きをみる
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助け合いの構造の下 笑顔や泣き顔など 表情豊かな顔が行き交う中で 武骨で無表情な一匹狼を標榜する男が しばしばドラマの中で活躍する 多くの人が参加している助け合いの構造から 一線を画しながらも 一匹狼が その助け合いの構造と接しながら 波風を立てながらドラマが進行する 同質の仲間の中で 異質な存在... 続きをみる
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人間は 個人が生き延びる努力をするだけでなく 互いに助け合うことで 生き延びる機会を拡大してきた生き物だという 互いに助け合うことで 個人の弱さをかばい合い 厳しい自然の中で 生き延びて来たという ダーウィンが「人間の由来」で指摘したように この助け合いが 人間社会の弱肉強食だけでない側面を形成し... 続きをみる
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遺伝情報を保持しているDNAは 記号化している物質だ DNAの塩基配列とアミノ酸の関係は コード表として確立している このコード表は 紙に描いたものではなく コンピューターチップに埋め込まれたものでもなく セントラルドグマと総称される酵素群が織りなす構造により 保持されている 酵素は 基質となる物... 続きをみる
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因果関係の構造が 頭の中に形成されており 結果を見ると その原因を判断する思考が成立している 原因と結果を紐づけるコード表のようなものが 頭の中にあるのである 言葉の 表現と意味も 同じようにコード表として 頭の中にあり 猫という言葉の意味は さらに 猫を見た時の視覚や 猫を抱いた時の柔らかな感覚... 続きをみる
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頭の中に 因果律の構造が形成されており この構造が思考や判断を促している 夜寝る前には 雪が全くなかったにもかかわらず 窓の外を見ると 雪景色であることがある すると 「ああ、、夕べ、雪が降ったんだ」 などと思うだろう 昨夜に 雪が降っている光景を見ていないにもかかわらず 雪が降ったと判断する こ... 続きをみる
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Bという現象が起こる原因に A1、A2、A3の3つが想定され かつ Bが観察されている場合 直近の過去に A1、A2、A3のいずれかの現象が起こっていた このような思考がなされる 親しい人が悲しんでいると 「どうしたの?」と声をかけるのも 同じように 悲しむ原因を過去にさかのぼり追求しようとする試... 続きをみる
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赤色の光が 赤色に見えるのは 波長700 nmの光を感知する視神経が 興奮する現象を 「赤色の光が見える」 と表現しているからである 光の検知という生物学的現象と 「赤色に見える」と表現する言語学的現象が 連鎖しながら循環し 赤色の光が 赤色として見えているのだ ある種の視神経の興奮現象により 「... 続きをみる
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現象の連鎖により 循環構造が維持されると いくら時間が経過しようが 同じ現象が繰り返される このような循環構造のない 現象の連鎖は 一過的で 単発的なものとなる 竜巻や台風は 大気の動きの中で自然発生する 毎年 いくつもの竜巻や台風が発生するが 先発する竜巻や台風と 後続する竜巻や台風の間には 生... 続きをみる
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生命は いくつものレパートリーを持って生まれてくる そして そのレパートリーの中から 何かを選択しながら生きている 細胞性粘菌は 菌として生きているが 生活環境が悪化すると 菌が集まり寄り添い ナメクジ体と呼ばれる塊りになって 移動を始める この塊が移動をやめ 胞子体を形成し よろしくない生活環境... 続きをみる
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現象が規則的に連なり 構造を維持している イモリの初期発生において 原口が陥入すると 陥入した原口背唇部が 外胚葉を刺激して脊索を誘導する オスがメスを見つけると 求婚ダンスを始めるように 原口背唇部に刺激された外胚葉細胞たちは 脊索を形成するようになる 求婚ダンスも 原索の誘導も すでに仕込まれ... 続きをみる
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思考の源流の一つに婚姻ダンスがある いろいろな動物で行われる 雌雄間の交接を導く一種の儀式だ この儀式の最中で オスの行動が メスの行動を引き起こし その行動が オスのさらなる行動を引き起こす それが刺激となり メスもそれに対して反応し その反応がまた オスを刺激して オスを反応させる この連鎖の... 続きをみる
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欲望が達せられると嬉しく 欲望が達せられないと悲しい これらの文脈の中で 欲望は未来を志向し 喜びや 悲しみは過去を志向している 欲望は原因を 感情は結果を志向しているも言えよう 意識的な欲求であれ 無意識的な欲求であれ 満たされれば喜び 満たされなければ悲しい しかし 実践的な理由もなく 喜び ... 続きをみる
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人間には 「助けてもらいたい」 という欲望が備わっている そして 「助けたい」 という欲望も備えている だから 他の動物よりも 人間には「助け合い」が高頻度に観察される 助けられることを それに 助けることを当然のことのようにして 生きているのだ 親が子を育てることの 延長だろうか? 仲間を育てな... 続きをみる
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同じような人間が次々と 生まれ育ち 同じような社会を 何世代にわたって維持している 人間が 代わる代わるに 社会の持ち場を担いながら 入れ代わり立ち代わり 社会が維持されてゆく 人間の欲望を満たすために 別の人間が奉仕する この奉仕の体系として 社会が成立している 人間の欲望を満たさない奉仕は ... 続きをみる
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他力本願の岸辺と 自力本願の岸辺の間に 様々な人間性が流れている 一つの欲望に 多数の力が終結すれば 欲望実践に立ちはだかる困難を 乗り越える力が大きなものになる 集団の欲望をかなえた後に 配分が待っている ここで 自力本願が顔を出したりするが 他力本願もまだまだ頑張る 資本家と 労働者の対峙は ... 続きをみる
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理性は欲望に振り回され 欲望は理性に振り回され 互いに自由ではいられない かと思うと 互いに協調し 理性が欲望を満たすのを助け 欲望が理性を満足するのを助ける 互いに ブレーキ役であり アクセル役だ どうしたら その食べ物を手に入れ 自らの胃袋に収めるのか 頭を働かせ 他者の所有に属する食べ物であ... 続きをみる
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自由にしていると 貧富の差は広がるし 権力は権力を呼びより強大になってゆく かといって これを規制しようと 制限を設けようとすると その制限により 競争がゆがめられ この歪みによる 貧富の差が起こり 権力の集中が起きたりする 自由競争は 能力が高いものが有利になり これを制限すると 能力が高くなく... 続きをみる
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欲望を持つのは たやすいが この欲望をかなえるのは 大変だ このたやすさと 大変さの間で 欲望を叶えるための苦労を背負うことになる だからなのだろう 欲望から解放されると 楽になる 夢が破れると悲しくなるのは 傷を負うと痛むのは 欲望の火が 燃え盛っているからなのだろう 欲望にかられ 苦しみ その... 続きをみる
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満たされていない欲望を 無視することにより 成り立っている平穏がある 欲望を諦めた 退屈な平穏だ 争いが絶えないのは このような平穏を 打破したい欲望のせいなのだろう むき出しの欲望を ぶつけ合い 平穏を打破するのだ 平穏と 平穏の間には 嵐の季節がある 温度差が激しくなると それを緩和しようとす... 続きをみる
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酵素には 意図された機能がある こういう化合物を ああいう化合物に加工する意図だ それ以外のことには 何の興味も示さず ただひたすらに こういう化合物を ああいう化合物に加工している こういう化合物に出会わなければ ただひたすらに こういう化合物を待ち続ける だから こういう化合物を きちんと供給... 続きをみる
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「あの時 ああしていれば 私の人生は どうなっていただろう?」 こうした人生の分岐点がたくさんある 同じ人間でも 違う人生を歩む可能性がたくさんあるということだ クローン人間が誕生したとして 同じような境遇で育ったとして しかし 違う人生を歩むのだろう 人間の数だけ人生があり クローン人間の... 続きをみる
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今が過去へと流れてゆくと 様々な欲望も 満たされないままに 過去へと流れ去り 忘れられた 忘らるることなく 欲望を持ち続けていることは 時の流れに抗うことなのだろう 今生きているということも 時の流れのなかで 過去に流されず 今に踏みとどまっていることなのだろう 今に踏みとどまるために 継続的な欲... 続きをみる
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人間は 呼吸を欲しながら生きている だから 空気のある所で暮らしていたい 水の中で暮らしたいとは 通常思わない 欲望は 機能とうまく関連しているらしい 空気呼吸をする人間は 空気の中で暮らしたいし えら呼吸をする魚たちは 水の中で暮らしたい クジラや海亀はちょっと変わりもので 空気呼吸をしながらも... 続きをみる
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生命の欲望を満たすために 社会があり 貨幣経済がある また それとは逆方向の目的である 社会の維持 貨幣経済の維持のために 生命が活動している この双方向性により 相互利他的なエスカレーションが展開している 相互利他のバランスが それなりに適正が保たれていると良いのだが 崩れると不平等があらわにな... 続きをみる
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欲望は ある状態から別の状態への移行を促している ある状態から別の状態に移行するさまを つぶさに観察し 状況に応じて 適切な手出しをする この手出しの良し悪しで 欲望が達成できるか否かが決まってくる より適切な手出しが 欲望の実現のために必要となる 自由などない 自由にのんびりしていたら 欲望など... 続きをみる
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欲望を前に 自由を失う 欲望を持つものも 欲望に曝されるものも 共に自由を失い 欲望に巻き込まれる あれを食べたいと思うと 他のものではなく あれを欲する 他のものを欲する自由がなくなる ということだ 恋も自由を失わせる あの人でなければならないからだ こうした 欲する側の不自由は 自らまいた種で... 続きをみる
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生命は さまざまな欲望を描きながら あまねく秩序を維持している 生命は 欲望の上に立つ楼閣であり 欲望の火が消えれば目的を見失い 目的を見失えば欲望の火が消えてゆく 目的論は欲望論である 目的が欲望を描き それを達成するための新たな目的が創成される こうして 戦争がエスカレーションしてゆくように ... 続きをみる
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リンゴという言葉を見聞きした時に 思い浮かべる色や形それに重さや味は 人それぞれなのだろう 私一人に限っても 時々で 異なったリンゴを思い出す このように思い出されるリンゴの全てが リンゴという言葉の意味なのだとして リンゴという言葉はあまりにも画一的で リンゴという意味はあまりにも多様だ 意味は... 続きをみる
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リンゴの中の素粒子は見えない そんな素粒子の世界を 科学の知見が教えてくれる 素粒子そのものを見るのではなく 素粒子の知識を見て 素粒子の世界に入る 言葉と数式が入り乱れ 様々な素粒子の個性が議論されている 日常生活において 電波は見えないけれど 電波を受信してラジオが鳴るから 電波はなるほど存在... 続きをみる
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リンゴは 様々な分子からできていて その分子は原子が結合したもので 原子は原子核と電子からできていて これらは素粒子が組成している 目の前にあるリンゴも このような構造を維持しているらしい でも 肉眼では 分子も原子も電子も原子核も見えない ましてや素粒子なんか見えはしない リンゴしか見えない 見... 続きをみる
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本物そっくりにできた 作り物のリンゴがある 見た目はリンゴなのだが 中身は空だ だから 手に取ると その軽さに驚く 頭の中でできているリンゴの徴が その軽さに裏切られるから驚くのだ このことから リンゴの重さは 手に取る前から 頭の中に存在していることがわかる リンゴの重さの実存だ この重さの実存... 続きをみる
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リンゴがそこにある それを見ている 頭の中にも リンゴがある 手に取ると 頭の中にも 重さができる 食べると 頭の中で 味がする 食べ終わると リンゴはそこにない 残された記憶は 物質は徴だと言っている 消化され吸収された物質は 私の徴へと置き換えられる 反応するということが 反応する側と 反応さ... 続きをみる
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おかしな男が おかしな女と出会い 子供をもうけた その子もまた おかしな人と出会い 子供をもうけた そうこうしているうちに おなかしなことは どんどんと 普通のことのようになってきた おかしなことが まかり通るようになってきた こうして 文明が開化してきた そして どんどん 理性的で愚かになってき... 続きをみる
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雨だれの音が耳障りな夜のこと その雨だれの遠い遠いはるかな向こうから 消防車の音が聞こえてきた どこかで火事があったらしい どれどれと見に行けるほど近くではないらしい 様々な憶測が また眠りを妨げる 考えてみれば 火事があったことを確かめないのと同じに 雨だれの音を聞いているだけで 雨が降っている... 続きをみる
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考えている私は 何時だって今にいる その私が 次々と過去になり その考えていたことが徴となり 記憶され 今に残される その徴を辿り 過去の私の考えを憶測する 今の私がいる 未来へ行くことはない 未来は 今にやってきて 今を過去に追いやり続け 徴ばかりが残される 私は これらの徴を 今に留める足場で... 続きをみる
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人様には言えないような 様々な欲求や策略を隠し持っている 懸命に隠している「それ」を 曝してしまいたくなる時がある そんな時 そんな「それ」に 支配されているのだ 「それ」を隠しているばかりではない 「それ」に支配されていることをも隠しているのだ なぜそれらを隠すのか? 心の中に宿った 他者の心が... 続きをみる
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「見た目で人を判断してはいけない」 という金言がある しかしながら この金言は とかく人間には 見た目で人を判断してしまう習性があるから 金言として言い伝えられている 見た目でいうと 男か?女か?ということもある 男の子は 男の子らしい遊びをするだろうと育てられ 実際にそういう遊びをしながら育つこ... 続きをみる
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前を走っているトラックのバンパーに 「毒」の文字が大きく表示されていた このバンパーに取り付けられた標識は 荷台に「毒」が乗せられているという 注意喚起に違いない 「ぶつけたら大変だ いつも以上に注意しないといけない」 そう思わせる代物だ でもどうだろう 仮に 空荷のドラックであっても このよう... 続きをみる
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スーパーの食品売り場には 大自然からの恵が 所狭しと陳列されている 農場で栽培された野菜や まき場で飼育された家畜は 人工的な環境で育てられているので 大自然からの恵ではない、、、のかもしれない だからなのか 神様からの恵というと 違和感がなくなる 狭義の大自然からの恵は 山菜や野生動物であって ... 続きをみる
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水が流れる道程は 右岸と左岸に囲まれている どちらかの岸が崩れると 道程も 崩れる前とは異なるものとなる ダーウィニズムにも 右岸に優性思想があり 左岸に相補思想がある 優性思想は 弱肉強食の考え方で 強いものが生き残ることにより 未来の人間はより強くなるという考えだ これに対して 人間は他の動物... 続きをみる
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良き道程の設えは 道程の実践可能性が高いことである そして 存続してゆく道程の設えは その設えの再現性が高くなければならない * 花火の設えは ちょうど良いタイミングで 火薬に火が燃え広がってゆく必要がある 酸素濃度が大きく違えば 火薬も変化させてゆくなければならなくなる 極端に言えば 酸素がない... 続きをみる
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予定表に文字を刻む するとどうだろう 私の行動は その文字に制限される 私が刻んだ文字だろうと 誰かが刻んだ文字だろうとかまわない その刻まれた文字に従い 私は動く そうすることで 私は 予定に従い行動できる人間になれる このような人間にとって 予定表は 道程の設えだ その設えにより 現実を乗り越... 続きをみる
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ありきたりの日が過ぎてゆく こんな平凡な日々の積み重ねで ありきたりな一年が平穏に過ぎてゆく こんな永遠の入り口を維持するために 日々努力を重ねている ありきたりな日々を維持するための道程を 懸命に維持しているのだ 災害や疫病は そんな道程を壊してしまうのが禍であり 維持するために必要な在りこれが... 続きをみる
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漫画ポケモンで ポケモンたちがより強力なポケモンへと進化する このポケモンの進化は 生物学的には変態だ 同じ個体が その設えに応じて強力になるのは 進化ではなくて変態だからだ 進化は 設えの変化である オタマジャクシがカエルになっても この個体としての設えは変わっていない 設えられたオタマジャクシ... 続きをみる
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若いころ 成長するという道程が用意させていて その道を喜び勇んで駆け上がった あのころのような弾むような心持を 再び感じることはできないであろうか? 今は衰えるという道程を 浮かない顔をしながら とぼとぼと歩いている この道程も 私の中に設えられていたのだろう 抵抗しながらも だいぶ馴染んで来たこ... 続きをみる
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意識は 身体を統括している気になっている なんと 横柄で無知なのだろう 花火師が設えた花火に火をつけてえ 俺が花火を支配していると思っている子供のようだ 子供は ただ火をつけて 花火をもてあそんでいるだけである 種をまき 野菜を収穫する農家も 俺が野菜を統括していると思ってしまえば やはり 横柄で... 続きをみる
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生命は 数々の酵素反応の連続により維持されている 酵素反応は その触媒作用により 他の反応ではなく 特定の化学反応が起こる現象である 触媒が きちんと反応を支配しているから 酵素反応が起こり 生命活動が維持されているのである 生化学反応が川の流れであるならば 酵素による触媒は川の岸であり 生化学反... 続きをみる
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設えられた道程に沿って 生まれ育ち成長してきた 身体ばかりではない 道徳や文化も 教育課程で設えられてきた 個人は家を守るために尽くさなければならない 男児厨房に入るべからず 国のために戦わずして何を望もう こんな言葉は聞かなくなった 世間に流布する言葉が変わり 頭の中の設えも変わってきた 頭の中... 続きをみる
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花火師は 花火玉に点火するまでに 全てを注ぎ込まなければならない 点火してからは それまでに設えてきたことに任せるより仕方がない もう手出しはできない 無慈悲な物理法則に任せ 設えてきたことがどのように開花するのかを 眺めることしかできない 花火の設えは 無慈悲な物理法則がどのように働くのかを 逆... 続きをみる
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これから侵入する交差点で 右側の道から車が出てきそうになる時がある こちらの道は優先だ 私の記憶によれば 向こうの道には交差点の手前で停車するように 「停止」の道路標識も設置されている にもかかわらず 右から来た車は止まらずに 私が通過しようとする交差点に入ってきそうだ 道路交通法という実存は あ... 続きをみる
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神様を思う時は 妄想と現実の距離感が 大きく変化した時だ たとえば 夢想していることが 突然かなった時 たとえば このまま続くと妄想していた現実が 災害などで崩れた時 妄想と現実が 大きく近づいたり 大きく乖離する時に 神様に感謝したり 神様に祈りをささげたりする 神様は 妄想の側ではなく 現実の... 続きをみる
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化学反応は 時間を要する過程だ だから 化学反応が 次から次へと連鎖してゆくと 時間も流れてゆく 時間が流れ 反応が連鎖してゆくと そこに道ができる 花火師は 様々な火薬を 花火玉の中心に あるいは 花火玉の周辺に配置する 打ち上げられ どの様に どんな色の花火の花が咲き始め どの様に どんな色に... 続きをみる
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触媒が導く数々の道程が その卵の中に詰め込まれている その道程が 未来を妄想しながら 現実を次々と過去へと刻んでゆく 現実は 未来でもなく 過去でもない 今にあるだけだ その今に どの様に対峙するのか妄想し そのように対峙してきたのか振り返る そして なぜ乗り越えてこれたのかを考える どうすれば ... 続きをみる
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人間の意識は 妄想の中を漂いながら生きている 現実を生きているようでいて 実は 妄想に生き 現実と対峙している 現実を受け入れがたい時 それを感じる 意識は 現実と対峙しながらも 現実を受け入れもする 現実を受け入れ 妄想に変更をもたらす 妄想の源には 生きようとする力がある 現実に流されるだけで... 続きをみる
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何かの競技に勝利したり 人から誉められたりするような楽しい妄想もあれば 何かの災害にあったり 暴漢に襲われるような恐ろしい妄想もある 現実が楽しい妄想に近寄ったり 恐ろしい妄想から遠ざかると 嬉しく 逆に 現実が楽しい妄想から遠ざかったり 恐ろしい妄想に近づいたりすると 悲しい 私の意識のどこかで... 続きをみる
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言葉の意味は妄想だ 「餅」という言葉を眺めると 頭の中に 絵に描いた餅が現れる 本当の絵に描いた餅とは違って 臭いもあるようだし やわらかさも本物そっくりだ 食べようとすれば食べれるけれど 腹はふくれたきになっても 実際の腹は膨れない そんな絵に描いた餅が 言葉の意味の一環として現れる 言葉の意味... 続きをみる
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苦しめば苦しむほど 死は幸せになるだろう
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病気になると 病気でない身体に憧れる 病気でない時に 病気である身体に憧れることはない あったとしても ごくごくまれだ この非対称性に 妄想の生きようとする意志が表れている 妄想は 病気を嫌い 健康を好む 妄想は 人生の水先案内人だ 「ああしたい」 「こうしたい」 「ああはなりたくない」 様々に浮... 続きをみる