ドラマやマンがは 見始めると 見ないではいられないほど夢中になったりする しかし 見ないとなると 全くもって見ないでいられる あんなに夢中になっていたのに いつの間にか 全くもって興味が湧かなくなるから 不思議なものである ドラマやマンがは 反応を誘導するように作られた客体であり 視聴者は反応を誘... 続きをみる
ルアーなお金たち、言葉たち、命たちの新着ブログ記事
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水のないところでは 植物が少ない 日の当たらない場所も 同じだ 植物が反応を循環させるためには 水や光の他 二酸化炭素や 窒素化合物やミネラルも必要になる 反応の循環は 反応の主体だけで維持できるものではない こうした主体以外への依存しながら 主体は反応を維持し 循環させている このような自足性の... 続きをみる
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循環する反応は 定式性が高いほど 予定の持続性が長いほど 他の反応との協調性が高いほど その循環が持続されやすい こうした 定式性 持続性 協調性が備わり 反応に予定調和が成立している このような反応の予定調和が 反応が実践され前から予定され その命運が決まっているのだが そこに 自足性が絡んでく... 続きをみる
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反応には 主体と客体がある 反応の主体もまた 何かの主体の客体となるから 反応が連鎖する世界に巻き込まれ 独立独歩というわけにはいかなくなる そんな連鎖世界の中でも 唯我独尊とばかりに 局在が 他の局在から独立を保つかのように 自他を区別しながら その局在の中で 定式的に反応を激しく連鎖させている... 続きをみる
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見えない色がある 聞こえない音がある 知られていない真実がある これらはみな あるものすべてに反応しないというだけことだ 反応の範囲内で ものごとを知覚しているにすぎない それでも 生きてゆける 人間ほどの知能がなくても 猫や犬は立派に生きている コウモリのように 超音波を聞くことが出来なくても ... 続きをみる
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反応の予定が いたるところで形成され続けている 酵素はその典型のひとつである 酵素があることで 化学物質が特定の化学反応を起こし 別の化学物質へと変貌する 学習や慣れも 反応の予定の典型だ 「おはよう」というと 「おはよう」とかえってくる プログラムも 反応の予定の典型だ 予定通りの演算がなされ ... 続きをみる
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戦争が行われている地に たくさんの地雷が埋められているという 爆発しなければ 地雷も怖くないのだけれど 踏むと爆発するので あると思うだけで怖くて歩けなくなる 地雷は 踏まれると爆発するようにできている 爆発という反応の予定が 地雷の中に組み込まれているということだ こうした反応の予定の埋め込みは... 続きをみる
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部族の習慣が 同じように繰り返され この繰り返しにより 部族が維持されている このような構造にかかわるすべてのものごとは 部族神により守られ この守りを受けるために 部族神を崇め奉る このような 部族が習慣を守り 習慣が部族を守るという現象 神が部族が守り 部族が神を守るという現象は 反応の循環の... 続きをみる
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人生は重い荷物を背負い 長い坂道を登るようなものだという 重い荷物の中身には きっと 食欲と性欲がたっぷり詰まっているのだろう * 食欲の対象は生き物だ 鉱物を食して生きられれば殺生不要なのだが 生き物を食べなければこちらが死んでしまうから 野菜や果物といった植物や 牛や豚や魚といった動物には犠牲... 続きをみる
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記憶にないものに対しては 沈黙しなければならない 年を取ると 言葉が出てこなくなる 「あれあれ」 「そのなんだ」 言いたいことが頭の中に在るのだが きちんとした言葉にならない 言語ゲームは ルールを忘れると参加できないらしい 言いたいことは「ある」が それに該当する言葉は「ない」 この「ある」と「... 続きをみる
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言葉は 人間を介して物質に影響を及ぼす だから 人間の戸の届かない所には 言葉は影響をもたらさない 人間の手が届かない宇宙空間には 人間の匂いがしない そして 言葉の影響もない その宇宙が 言葉になり 人々は宇宙について語り合うことが出来る 宇宙は 人間に影響を与え 言葉に影響をもたらす さそり座... 続きをみる
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実践を伴わない言葉は軽く 実践を鼓舞する言葉は重い 言葉は嘘をつくから 言葉を鵜吞みにできない だから 吟味する 吟味するにあたり その言葉の実績が勘案される 実績のある言葉は 嘘と判断されにくい 説明がつく言葉も同様だ 感情に働きかけ納得させる言葉も 嘘と判断されにくい 逆に 嫌な感情をもたらす... 続きをみる
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権威ある言葉は 正しいとされ実践される これに対して 権威のない言葉は無視される 言葉の重みはどこから来るだろう 背後にある権力や暴力 これらも答えの一つなのだろう しかし そればかりが答えであれば 知は 権力や暴力のしもべということになる 知は 権力や暴力に対抗できない ひ弱なだけの存在だろうか... 続きをみる
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無いものを見るということ 昨日まで咲いていた花が枯れていた 昨日までついていた灯が消えていた 過去の栄光や後悔は 過ぎ去って事実として存在していないが 追憶の対象となる あったはずのつながりがなくなり ギアの回転が次のギアに連ならくなる様に 人間関係が破綻し スムーズに流れていた暮らしに支障が顕れ... 続きをみる
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言葉が 人間を介して 様々な生命活動に影響を与えている 害虫の烙印を押された昆虫は生き難くなり 益虫の烙印を押された昆虫は生き易い 人間の影響力が及ぶ範囲で 昆虫は自らに課せられた言葉を背負い生きている だから 人間の手の届かない深海や高山では 寒中は言葉から自由になり暮らすことが出来ている 人間... 続きをみる
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刺激と反応が凝集し局在が維持されている 言葉が発せられ 言葉が受け取られ局在が維持されている 異なる集団は 異なる言葉で その局在が維持されている 労働者には労働者の言葉があり 資本家には資本家の言葉があり 企業者には企業者の言葉がある 武士には武士の言葉があり 商人には商人の言葉があり 農民には... 続きをみる
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私は 私の内臓が生きるために働いている いわば 内臓のしもべである その内臓は、、、というと 私が動き回るために栄養補給し続けている私のしもべだ しもべが相互に助け合い 主が相互に助け合い 身体が機能している 互いに 互いに対して 忠実であり 支配的である この支配と忠誠の両義性において 刺激と反... 続きをみる
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人間は 互いに反応し合う生き物だ 言葉をかけ合い 身振り手振りで合図をし キャッチボールをしたり 喧嘩をしたりする 互いをよく観察し 何を考えているか探り合い 味方なのか 敵なのか などと思いを巡らす 人間を生きるということは こうした反応の渦の中に紛れるということらしい 何が起こるのかわからない... 続きをみる
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蚊柱のように 刺激が反応を呼び その反応が新たな刺激を生み 刺激と反応の連鎖しながら 現象が持続することがある 持続は 刺激に対する反応が 元の刺激を生み出す循環構造により 維持されいている このような刺激反応の循環が 構造として浮かび上がり この構造を維持することが 持続する局在の目的として顕わ... 続きをみる
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食事の目的は すいたお腹を満たすためだろうか? それとも 栄養を取るためだろうか? 食事は 感情の発露としての行動であり その結果として 栄養を体内に摂ることになる 感情を満たすことにより 実を得ていることは 食事ばかりではない 蛇を見ると逃げるのも 暗闇を畏れるのも 晴れ渡ると歩き回りたくなるの... 続きをみる
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実体を動かさない言葉は 言葉として物足りず 言葉にされていない実体は 実体としての影響力にかけている 言葉と実体が 相互作用しながら 局在となし 遷移している 感情と実体の関係も同様に 実体を動かさない感情は 感情として物足りず 感情を動かさない実体は 実体としての影響力にかけている 実体に 魅了... 続きをみる
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「ハックルベリー フィンの冒険」で 「宿恨」という言葉を教えてもらった 恨みが恨みを呼び 恨みが渦巻いている状態の様だ 恨みの局在だ ある一族の者が 別の一族の者を殺すと 殺された一族の者は 殺した一族の者に恨みを抱き 機会に 殺した一族の者の誰かを殺す そうすると 最初に殺した者の一族が 後から... 続きをみる
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同じ人が 妻と言われたり 母と言われたりする 夫との刺激と反応が盛んな時は妻であり 子供との刺激と反応が盛んな時は母となる だから同じ人でも 妻は母ではない ましてや恋人でもなく 子供でもない 同じ人が異なる刺激と反応を使い分ける この使い分けが 実存主義的な現象になる 同じ人であることは 実在主... 続きをみる
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刺激というものは 反応を誘うという点で能動的であるが 反応されるという点で受動的である 釣りが 魚を誘うという点では能動的であるが 魚に食いついてもらうまで待つのは 如何にも受動的であるということである 反応もまた 能動的であり 受動的である 刺激に反応させられたのであるし あえて刺激に反応するの... 続きをみる
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身体の中には 無数の刺激と反応が凝縮されている 刺激と反応が濃くなればなるほど 生命活動は活発で 刺激と反応が薄くなればなるほど 生命活動は低調ということになる 知的活動も 刺激と反応が濃いほど活発で 薄くなれば低調になる 論争も 戦争も同じだ 一言云うと 3倍返ってくるから 喧嘩も盛り上がる 愛... 続きをみる
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同じ秩序が 何処までも広がっているわけではない ある秩序と別の秩序の間には 境界があり それぞれの秩序は それぞれの局在を為している 境界は 明確な線を描くこともあれば ぼんやりとした線を描くこともある 入り交じり 重なり合った境界が広々と広がっていることもある 時間的なものであることも 空間的な... 続きをみる
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言葉が人間を支配すればするほどに 言葉は人間にとって便利なものになる 同じように 神様が人間を支配すればするほどに 神様は人間にとって便利なものになる そしてまた お金が人間を支配すればするほどに お金は人間にとって便利なものになる 思うように動かせる能動性と 思うように動かされる受動性が 互いに... 続きをみる
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言葉が 人間を支配すればするほどに 人間は言葉を便利に使えるようになる 仮に 猫が言葉を理解し その言葉に従い動いてくれるようになったのなら もっと言葉は便利なものになるだろう 言葉が支配する領域が増えれば増えるほど 言葉は便利になり もっともっと言葉の影響力が強くなる 言葉は その周囲に人間の肉... 続きをみる
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局在の中心に予定があり その予定に従い実践が繰り返され 局在が維持されている 予定が言語である場合には その局在は 文民統制的であり 宗教的であり 予定が意志である場合には その局在は 独善的であり 独裁的である 個人の意思が集まり 集団の意志として 言語となり 言語が個人の意思を抑圧し 支配する... 続きをみる
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言葉がなくても 花は咲き 日は昇り 夕焼けは赤々と空を染める けれど 言葉があれば 花を思い出し 日差しを思い 夕焼けの景色を思い出させてくれる 言葉を共有すれば 同じ風景や 同じ音 同じ匂いを思い出すことが出来る 人類は 言葉を介在として 同じ思いを熟成してきた 今 スマホが介在し 同じ思いを熟... 続きをみる
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言葉がなければ 人の振る舞いが気にならず 自分の振る舞いが どの他者に映っているのかも それほど気にならないのかもしれない 発された言葉に対し その意味を理解しなければならない たとえ 意味を介していなくとも さも意味を理解しているかのように振舞ったりもする 言葉を聞いた者は その意味を解さなけれ... 続きをみる
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法律には 罰則がついて回る 罰則がついて回らない法律は 軽く見られがちで 威力にかけるから 実行力のある法律ではない こうした法律の構造は 暴力を肯定するかのようだ 合法的な暴力が 法律に威厳をもたらし 文民統制が成立するらしいが 法律が暴力を頼る限り 軍部が法律を支配するようにもなりかねない 罰... 続きをみる
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徒労と徒労が向かい合い あいさつを交わし笑い合うと 徒労が徒労ではなくなり 意義が生まれる なんと素晴らしい徒労たちなのだろう 徒労を仕向ける主体が顕れ 客体が徒労を実践する その実践が 主体であったものを客体と化し 主体であったものが徒労を仕向けられ やがて徒労を実践する 互いの徒労が 相手の徒... 続きをみる
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話すメリットがなければ 話すことは無くなり 聞くメリットがなければ 聞くこともなくなる メリットのある局所で 話し 聞き 会話が成立する デメリットしかない会話は 長続きせず 消えてゆく こうして 会話のある所に 会話が盛んになり 関係が濃密になり 会話の意味も より大きなものになってゆく 話すこ... 続きをみる
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言葉を話すという能動により 主体性が維持されている 聞いてばかりでは 主体性を感じるための取り付く島がない 殴られてばかりでは 主体性を感じるための取り付く島がない 殴るり 相手をひざまづかせると 主体性が広がる 主体的であるということは しゃべることであり 殴ることなのか? * しゃべらせてあげ... 続きをみる
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一時に来るのではない 死はまだらにやってくる 脳が死んでも 肺や心臓は生きていたりする 同じ臓器でも 早く死ぬ細胞もあれば 粘り強い細胞もあるのだろう 死体の髭をきれいに剃った後 髭が伸びてくることがあるという 伸びてもわずかなのだろうが 死と生の境界で 髭を伸ばそうと 必死に活動する細胞があると... 続きをみる
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私の身体は 赤血球を作る技術を持っている 人類の知性には 今だ赤血球を創る技術を得ていない この点で 私の身体は 人類の知性を超えている しかし 私の身体には 時計を 車を ピストルを 原子力発電所を作る技術を持ってはいない この点で 私の身体は 人類の知性に劣っている 赤血球を作る技術は 私の身... 続きをみる
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正義は 車と似ているところがある 車に乗っている人にとっては 車はなくてはならない便利なものであるにもかかわらず はたの人からすれば 危険で ほこりや騒音をまき散らす迷惑ものだ 普及すれば はた迷惑を感じても 仕方がないと許容する そして 便利さを感じてしまえば はた迷惑をも忘れてしまい あるのが... 続きをみる
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正義にはコストがかかる そのコストを外に押しやりながら 正義が局在している とある正義のために 仕方がなく置き去りにされた正義が その局在の外側で たまぼこりのように転がっている * 言葉を愛することなくして 言葉を話すことはできない 言葉が紡ぐ正義は 人心を離れた局在を作り出す その局在を人が取... 続きをみる
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人間は捕食者で 牛は被食者である この定説が支持されている世界で 牛はと殺され 食用肉に加工され流通し 食卓を彩っている この定説の形而上には 人間の味覚が存在している さらにその形而上には 牛肉を消化し吸収する消化器が存在し 消化した牛肉の栄養素を利用する 人間の細胞群が存在している 牛肉が岩の... 続きをみる
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正義はもどかしいところがある とある正義を実現するために 別の正義を否定し あるいは その別の正義を乗り越えなければならない時があるからだ * 正義は 不平等を作り出す この不平等の上に 秩序が成立している 右側通行している車と 左側通行している車は 決して平等には扱われない 4人の神様がいて そ... 続きをみる
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カメラは 写真を写す その目的を着実に履行する機能を その物質の塊の中に宿している 物質の塊に 目的を履行する機能を宿すことができるのは 試され 改良を重ねながら洗練されて来た設計図と材料 それに 材料を設計図通りに実現するための製造プロトコールがあるからだ 物質が目的を宿すということには 様々な... 続きをみる
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言葉は その言葉を使う人々を包み込むが その言葉を使わない人々を包むことはない 言葉は局在している その言葉を使う人々を触媒として 言葉は意味と表現の間を行き交いながら 局在を維持している 風が吹き続け台風が維持されるように 泳ぎ続けマグロが生きているように 言葉は 意味と表現の間を行き交いながら... 続きをみる
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局在は 世界内存在であり 周囲に対し 敵あるいは味方の関係を有している 局在の持続にとって 有益な周囲もあれば 有害な周囲もある 局在の周壁は 有益なる周囲と関係を持ち 有害なる周囲を隔離する機能により 局在の持続に寄与している より能動的な周壁は 有益なる周囲を搾取し 有害なる周囲を攻撃する そ... 続きをみる
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ルネッサンス 人間解放は 形骸化した正義からの解放だ 正義により維持されている実存を守るため 正義の上に正義を重ね 次から次へと 人間に正義が降り積もる 雪の様の次から次へと降り積もり その重さに耐えられなくなった人間が ルネッサンスと叫びながら その重しを振り払う そうして 人間は自由を手にする... 続きをみる
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あそこの店のお寿司は美味しい こんな評判を何人かから聞き それがきっかけで 初めてこの店を訪れる人は その店のお寿司を食べたことがないが すでに美味しいことを知っている この お寿司を食べる前の「美味しい」は 言ってみれば 空の「美味しい」である そして お寿司を食べると この空の「美味しい」に ... 続きをみる
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痛みを感じるということ 痛みは 一時のことで 痛んでいる時間が過ぎれば 痛みは無くなる しかし その痛みが記憶となり 無いはずの痛みが 私を苦しめ 私を規制する 過ぎ去った痛みに 私は苦しみ 畏れる 今はないものに 私の精神は苦しみ 畏れ逃げ惑う そうした記憶が 私を拘束し 私は自由を失う この不... 続きをみる
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言葉は 人間より偉くなければ 人間の自由を制限できない そんな言葉を 人間は作り続ける 人間は 人間より偉い存在を創りたがる生き物の様だ その偉い存在の下に 人間を配することにより 社会が成立している 社会の言葉の支配下に 私があるということだ それでいて 私は 私の言葉の支配者である 私と言葉の... 続きをみる
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精神は 今だけを生きていないから 高尚であり 下劣極まりない 肉体は今にとどまり続け 精神は過去や未来に遠ざかる 肉体はここにとどまり続け 精神はこの場所から遠ざかる その精神も 自由に遠ざかるのではない 地獄を嫌い 天国を好む そんな精神に引き回され 肉体は右往左往を繰り返す 地獄を嫌い 天国を... 続きをみる
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起きて半畳寝て一畳 そんな空間にしか人間の肉体は存在しないが そこから移動しようとする精神が 狭苦しさを知覚する カプセルホテルの一室の中で 睡眠の目的は達せられても 食事や排せつなどのためには その一室から抜け出さなければならない 効率化は 概して 一つの目的の下に実践され その他の目的に不便を... 続きをみる
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局在の渦は 周囲に刺激を与え続けている その刺激に 様々な局在が反応を返す このような刺激と反応の総和の中で それぞれの局在が持続している 例えば 被食され 捕食し 有機物が複雑に循環している 生命が反映すればするほど より複雑に有機物が循環する この循環の中の 有機物の集積している場所が 生命体... 続きをみる
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風呂の中で人差し指を 水面に向け それを一定方向にぐるぐる回すと 渦ができる 渦は 水の動きであり 物質的には水であるが ぐるぐる一定方向に回る動きのある水の極地は 渦と呼ばれる 他の部分の水と 同じ水であり しかも 他の水の部分の水が 渦になり 渦の水が他の部分の水になるといったふうに 水は 渦... 続きをみる
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うまいワインは 様々な反応の総和として維持されている ブドウ畑でも数々の反応 ワイナリーでの数々の反応 試飲する人々の反応 購入者の反応 ワインの本質は これらのどこかに局在しているのではなく これらの総和として局在してる この総和としての局在を維持するために ブドウ畑で ワイナリーで 人々の評価... 続きをみる
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味わわられることないワインの液体は 物理化学的な液体として存在し 味わわれることにより はじめて 味覚を刺激する液体として存在しうるようになる ここに ワインの味覚に ワイン以外の感覚器が ワインの価値を決める要素として登場することになる たとえば 上手いとされるワインであっても 味覚異常の人に味... 続きをみる
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ワインの本質は ワインボトルの内側に封じ込められた液体にあるのか? そのワイボトルのラベルにあるのか? そのラベルが持つ歴史にあるのか? それとも 人間の味覚という太古から培われた機能にあるのか? これらのどこか一点にワインの本質があるのではない こられのものが本質に欠かせない部分とあり 散在して... 続きをみる
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言葉は それが言葉として機能すると 何らかの局在を産む 常に 言葉が機能すればするほどに全体は遠ざかる 単語は それが意味する対象と それが意味しない対象を区分することにより 成立している 意味する対象を局在化することにより 成立しているということだ 全体ではなく 部分として機能しているのだ 単語... 続きをみる
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とある人の 良いところを集めて羅列すると 人格賛美ができあがる 逆に 同じ人の 悪いところを集めて羅列すると 人格非難ができあがる 賛美される人格表現も 非難される人格表現も とある人としての局在ではなく とある人としての局在に対してなされた 外部の反応の産物であり 賛美される人格表現も 非難され... 続きをみる
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局在化した部分と その他全体との関係において 局在部分は その他全体に対して反応する主体であり また 反応される側としての刺激となる客体である サボテンは 熱風に曝されても 水分を失わないように工夫するとともに 水を貯留する機能を持ち合わせている このような機能により 砂漠の中で サボテンが 自ら... 続きをみる
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局在化した部分と その他の全体が接している この局在化した側の接点において 局在化が維持されるような反応が 様々実践されている 局在化した存在にとって 局在化を維持する反応は良き反応であり 局在化に危機に危機をもたらす反応は悪しき反応である だから 良き反応を集めることが出来る局在化した部分は 局... 続きをみる
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ミミズが 玄関マットの隙間に体半分を突っ込み 干からび死んでいた 玄関マットを持ち上げると その死んだミミズのもう半分が まだ干からびずに横たわっていた 玄関マットの下の方が 湿気が多く その方へと移動しようとしたのだが 隙間が狭く 入りきることが出来ずに このミミズは死んだのだろう ミミズにして... 続きをみる
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局在と遷移:知覚できないもの対しては 沈黙しなければならない
樹木は 春を検知して 花を咲かせ 秋を検知して 葉を落としたりする 春という状態や 秋という状態は 植物に反応される客体だ 四季のある気候に適した植物の多くは 乾燥が続く環境では生きられまい 逆に 冬のない温かな気候に適した植物の多くは 冬の寒さにやられてしまうだろう それぞれに想定している環境に... 続きをみる
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四季のある日本に暮らす昆虫には 寒さの厳しい冬を超える能力が備わっている 卵で冬を越す種もあれば 蛹や成虫で冬を越す種もある いづれにしても 寒さに耐える仕組みをそれそれ講じ 厳しい季節を乗り越え 環境が好転した時に 生命活動を活発化させる年周リズムを 毎年展開している それぞれの昆虫に それぞれ... 続きをみる
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自制心が個人の欲望を抑えつけ 社会の調和が維持されている たとえば 急いでいる時 赤信号を無視したくなるのだが それを自制する 自制が働かなくなると 社会の調和が失われ 社会に依存している個人も その存亡の危機に瀕することになる だからなのだろう 親は子に自制を促し それを学習させる この学習の過... 続きをみる
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駄々っ子が 人目をはばからず 母親に向かい泣き叫び 何かを叶えようとしている その駄々っ子を 母親が封じ込めようと 必死にその子を𠮟りつけたり 諭したり 怒りつけたり なだめたりしている そんなことを繰り返しているうちに 駄々っ子の中に 母親が入り込み 湧き上がる駄々っ子を 自身でなだめ 我慢が... 続きをみる
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理性というものは 無理難題を押し付ける凶器でもある そうした凶器が 人を困難に向かわせ 時に その困難を乗り越えさせてきた これが人類の勝利というのなら 人類は 凶器の上に成立する生命である となれば 狂気は 無理難題に屈した人類の燃えカスなのだろう 一枚の紙が 折り鶴に変わってゆく 折り目がきち... 続きをみる
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イベリコ豚はドングリを食べる 和牛はビールも飲んだりするらしい 食べるもので 肉の食感や味が変わってくるらしい 物質を局在化する仕組みが同じでも その仕組みに入り込む物質が異なると 微妙に異なるものが出来上がるということらしい 物質の局在化する仕組みは 出来上がりの内的要因で 入り込む物質は 出来... 続きをみる
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植物も私も有機物でできている 植物が炭酸固定した物質を 動物が食し利用しているのだから ある意味 当然だ 同じようなものが 別のやり方で組み合わされると 別の存在になる 局在化させるやり方が違うのだから 同じものを集めても 出来てくるものが違っているということらしい 人間国宝の先生が創る茶碗と 私... 続きをみる
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桜の樹は 桜の花を咲かせ タンポポの花を咲かせることはない それは 桜の花だから 桜の木に咲くのではなく 桜の木に咲くから桜の花だからだ 桜の木に 仮に タンポポのような花が咲いたとしても その花を タンポポの花とは呼ばず 桜の花と呼ぶのだろう 桜の樹には 桜の樹に局在した現象が実践されている 桜... 続きをみる
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宇宙空間の真空に放り出されると 体は破裂し 内容物は周囲に拡散するのだろう 逆に 深海の水圧の中に押し込められると タオルが絞られるように 水分は外部に押し出されてしまうのだろう 地上の気圧が 今くらいでいてくれるから 今の様な状態で 命を維持していられる 体の中の水で満たし その水の中で 規律あ... 続きをみる
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寒気団や暖気団が局在し 低気圧や高気圧が局在することにより 天候が遷移してゆく 湿度や降水量にもむらがあり 砂漠もあれば うっそうとした森もある 毎日の天候は 次から次へと変化してゆくが 年間の気候はそうそう変わりない イメージでいうと 低緯度地方には雨季と乾季があり 中緯度地方には四季があり 高... 続きをみる
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言葉の背後世界に 取り込まれてゆく現実があり 取り込まれてゆかない現実があり 取り込まれてゆく夢想があり 取り込まれてゆかない夢想がある 現実世界と 言語の背後世界の間には 障壁があり そこをやすやすと通り抜ける存在と そこを通り抜けない存在があり 現実世界の平衡状態とは異なる平衡状態が 言語の背... 続きをみる
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言葉の背後世界は 言葉だけで形成されていない 言葉には 記憶がこびりついている 「池」という言葉は 様々な池の姿ばかりではなく そこでの思い出をも引き出してくれる 過ぎ去った現実が 言葉には隠れている 言葉の仲介で その現実が 今の現実と会話をする この会話の中で 平衡状態が形成されている 過ぎ去... 続きをみる
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言葉が 心を縛ることがあるけれど 言葉そのものが縛るのではない その言葉の背後世界が心を縛る その言葉を裏切ることの報復として 背後境から何が来るのかを想像しながら 言葉と心が会話をする 言葉の裏にある 仲間からの冷たい仕打ちや 仲間からの暴力が 心を縛る 一般的に 厳し刑罰にむずびつく法律は順守... 続きをみる
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泥で汚れた水を容器の中に入れ 数日ほったらかしておくと 泥は容器の底に沈み 水は濁りが取れ透明になる 宇宙空間では こうはいかないらしい 密閉した容器の中に入れた水と油も 宇宙君間では交じり合ったままだという 重力が 比重の違いで 水と油や 水と泥を分離するが 宇宙空間では 重力が弱いので 分離す... 続きをみる
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言葉が語る内容を 二種に分けることが出来る いろいろな分け方があろうが その一つに 未来を語る言葉と 過去を語る言葉の2種がある 往々にして 過去を語る言葉は 結果から原因を語り 未来を語る言葉は 来たるべき未来のために 今なすべき原因を語る 過去を語る言葉は なぜこうなったのかを考え 未来を語る... 続きをみる
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結果が紆余曲折の末に その原因を誘導すると 循環が出来上がり 循環が恒常的になると 循環としての平衡状態が成立する この紆余曲折の間に 循環の軌道から外れてしまうことがあっても たくさんの存在が その軌道にあり 増殖することができれば 外れた存在を補完して 平衡状態を維持できることになる モンシロ... 続きをみる
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生命は 原因を実践し 結果を誘導しながら 生存している ただ闇雲に原因を実践するのではなく 結果を想定して 原因を実践している 未だ現れていない結果を 追い求めながら生きている 卵は 孵化する結果を追い求めているから生きている 孵化するための原因を積み重ねない卵は 死んでいる状態とみなされる 結果... 続きをみる
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コード表は反応の一覧表である このコード表に基づき 順算や逆算が行われる 意味から言葉へ 文字から発音へ 発音から意味へと コード表に基づき 反応が起こる 反応できないと そこには何もない 空だ 反応前の現象だけが残存し やがて消えてゆく 反応すれば その反応した現象が持続する 生命のアミノ酸コー... 続きをみる
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因果律が成立している事象について 結果から原因が究明され 原因から結果が誘導される 基礎科学は結果から原因究明し 応用科学は原因から結果誘導を試行錯誤する 言葉とその意味は 互いに原因であり結果であり 互いに究明され 互いに誘導する 言葉の因果律は 反応による 辞書は 反応すべき手本であり 言語因... 続きをみる
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言葉は 真実を語れるという野望の上に成立している幻想だ 予言が真実であることを取り繕うために 予言通りのことが起こるよう画策するがごとく 発した言葉を実現しようと 様々な努力を重ね 言葉に信頼を持たせることにより 言葉はその威厳を維持している このような実践努力がなくなると 言葉は信頼を失い 役立... 続きをみる
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♬ オタマジャクシはカエルの子 ナマズの子ではあるまいな それが証拠に何よりも やがて手が出て足が出る ♬ 見事な循環論が展開されている カエルの子であることの証明は カエルになるという結果による 言葉尻だけとらえ 論理構造を考えると そういう循環論をうたっているにすぎないが 実体として オタマジ... 続きをみる
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「イケ」の発音で「池」を連想する この反応が共有され 「池」という言葉が機能する 「池」の連想には 池の風景を伴うこともある この風景は 人それぞれの思い出により異なろう 万人の 万にも及ぶ池の姿が全て「池」という言葉に連なる こうして モナドのように 「イケ」は 一にして多の景色として現れる し... 続きをみる
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池を「いけ」と読む原因はなにだろう 「い」をイと発音し 「け」をケと発音する原因はなにだろう い=イ け=ケ 池=イケ これらの等式が その根拠もわからぬままに 維持されて平衡が保たれている世界がある この世界を維持しているのは いをイと反応し けをケと反応し ケをけと反応し イをいと反応する人間... 続きをみる
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池の水の供給という現象と 池の水の排出という現象 この二つの現象の間に 正の相関関係があると 水の量は一定に保たれる傾向が高くなる このような それぞれ独立した現象の間に 関係が生じるとこにより 池の水の量の平衡という新たな現象が維持される 言葉を 聞くという現象と 話すという現象も それぞれ 別... 続きをみる
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池の水の量を一定に保つためには 供給量と 排出量が同じである必要がある たとえば 供給する現象に対して 排出する現象が反応して 供給が増えれば排出を増やし 供給が減れば排出を減らせばよい このような反応があると 供給量の変化という原因が 排出量の変化という結果をもたらし このような反応が原因として... 続きをみる
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池に 水道から水を入れ ポンプで池の水を汲みだす 入れる量と 排出する量が同じであれば 池の水は一定だ この一定を保つためには 入れる量が増えたら 出す量を増やす必要がある また 出す量が減ったら 入れる量を減らる必要がある 入れる側と 出す側は それぞれ別々の現象であるが それぞれが他に反応して... 続きをみる
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平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いのであり その速度ならその重... 続きをみる
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様々な存在が寄せ集まり 不均一な平衡状態が維持されている 私もそんな平衡状態として維持されている 身体も精神も そんな平衡状態を維持するための部分だ 心臓も肝臓も 脳みそも手足も そんな平衡状態を維持するための部分だ 何かが欠けると たちまち平衡は崩れ 私という状態も消え失せよう 漫画のように 首... 続きをみる
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半透膜を挟んだ水溶液の間には ショ糖濃度の差が浸透圧の差となり 水溶液の高さに差が生まれる この様に 半透膜の性質(水は通すがショ糖は通さない)が 不均一な平衡状態を作り出すことが出来る 同時的な平衡状態が 半透膜により維持される 炭素と水素や酸素の結合も 有機化合物と水や二酸化炭素を別物に仕立て... 続きをみる
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血糖値は 能動的に制御されながら 平衡を保っている 血糖値が上がると インスリンが分泌され 血液から糖の回収がはかられ 血糖値が下がると グルカゴンが分泌され 血液へ糖の供給が促される このようなホメオスタシスにより 血糖値は適正値を維持しているのが通常であるが 飢餓状態では 血液への糖の供給が促... 続きをみる
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半透膜を挟んだ二つ入れ物の片方に水を入れると 半透膜を水が通過して もう一方の入れ物の水の高さも 始めに水を入れた方と同じ高さになる ところが 半透膜を通らないしょ糖を溶かした水を入れると 水はもう一方の入れ物に流れるけれど しょ糖は流れない このため しょ糖の濃度差が二つの入れ物の間に生じ この... 続きをみる
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不均一な存在は 均一な平衡状態へと遷移してゆく 不均一が存在していても それを取り巻く不均一との相互作用で 暫定的な平衡状態が保たれることがある 川の流れも そんな平衡状態だ 重力が 水と空気を分離する このような重力により 川の水は少しでも低い方へと流れゆく そんな流れが 絶えないのは 太陽の力... 続きをみる
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葉緑体のカルビン回路 ミトコンドリアのTCA回路 いくつかの酵素が群となり 特定の機能を実践している カルビン回路では 炭素の固定が行われ TCA回路では 炭素化合物の代謝が行われている このような酵素群を形成する 酵素と別の酵素の関係性は それぞれの回路形成に必要不可欠なものであり 実際に 「こ... 続きをみる
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不均一が世界に充満し 平衡状態を保ちつつ遷移している 不均一なる存在が 互いに制御し合いながら 平衡状態を維持している その制御が崩れると 別の平衡状態へと移行する 不均一な平衡状態が 世界に 社会に充満している この平衡状態を崩す原因は 不均一の危うさにあるのだから 不均一がある限り 遷移は止ま... 続きをみる
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不均一が生じている たとえば プラスの帯電と マイナスの帯電 たとえば 温度の差 圧力の差 質量差 速度の差 このような不均一の上に 生じている平衡状態がある 原子や分子の構造も 太陽系も 不均一が常態化しながら維持されている このような不均一な秩序は 同質ではないがゆえに その存在が明白になって... 続きをみる
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昨日までも私の記憶を失うと 私は 新しい私となるのだろうか? 私は 私の記憶により維持されている きっと その記憶の維持に 身体が貢献しているにちがいないのだろうが その詳細を 私は知らない 私の身体の奥深くで行われているであろう 様々な現象のひとつひとつについて 私は知らされていない 何か異変が... 続きをみる
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摂氏ゼロ度の水は 氷になるべきか 水のままでいるべきか とても悩ましい状態だ そこに 塩がまかれると 凝固点降下が起こり 水のままでいる水分子が増えてくる この塩のように 悩ましい状態にあるところに ちょっとした出来事があると 結果をおおきく左右することになる 人間は いつでも どことなく どうす... 続きをみる
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皆同じような顔をして 皆で同じようなことをしている きっと 同じようなことを感じ 同じようなことを考えているのだろう 人間にはそれぞれ個性があるが それ以上に 皆同じようにできている なぜ 同じようなものが たくさん生まれ たくさん成長し たくさん存在してるのか? 同じようになるように 制御されて... 続きをみる
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孤島に流れ着いたロビンソン・クルーソーの言葉は 海のかなたにまでは届かない 「助けてくれ」という言葉が誰にも届かないと それを発した人は絶望し悲嘆にくれることになる 反応されることで 生きる可能性が高まる行動は 進化の過程で選択され踏襲されてゆく 反応されるということは 反応する別の主体があるとい... 続きをみる