様々な存在が それぞれに固有の原因と結果で連なりながら 時間を貫き続けている 言い方を変えると それぞれに固有の因果律が能動的に連なり 時間軸の中で繰り返されると 存在が存在として存在することになる モンシロチョウが スジグロシロチョウではなく モンシロチョウとして存在しているのは 固有の因果律の... 続きをみる
因果律のブログ記事
因果律(ムラゴンブログ全体)-
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雨が降ると 傘の華が開く このような場面で 「雨が降る」は「刺激」であり 「傘の華が開く」は「反応」と解される 刺激とそれに続く反応は 因果律の一種なのかもしれないが 結果が 原因に対し受動的ではなく むしろ能動的なところが 「雨が降ると地面が濡れる」 という因果律とは異なるところがある 「傘が開... 続きをみる
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生命は 原因を実践し 結果を誘導しながら 生存している ただ闇雲に原因を実践するのではなく 結果を想定して 原因を実践している 未だ現れていない結果を 追い求めながら生きている 卵は 孵化する結果を追い求めているから生きている 孵化するための原因を積み重ねない卵は 死んでいる状態とみなされる 結果... 続きをみる
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平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いのであり その速度ならその重... 続きをみる
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赤色の光が 赤色に見えるのは 波長700 nmの光を感知する視神経が 興奮する現象を 「赤色の光が見える」 と表現しているからである 光の検知という生物学的現象と 「赤色に見える」と表現する言語学的現象が 連鎖しながら循環し 赤色の光が 赤色として見えているのだ ある種の視神経の興奮現象により 「... 続きをみる
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生命は いくつものレパートリーを持って生まれてくる そして そのレパートリーの中から 何かを選択しながら生きている 細胞性粘菌は 菌として生きているが 生活環境が悪化すると 菌が集まり寄り添い ナメクジ体と呼ばれる塊りになって 移動を始める この塊が移動をやめ 胞子体を形成し よろしくない生活環境... 続きをみる
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欲望が達せられると嬉しく 欲望が達せられないと悲しい これらの文脈の中で 欲望は未来を志向し 喜びや 悲しみは過去を志向している 欲望は原因を 感情は結果を志向しているも言えよう 意識的な欲求であれ 無意識的な欲求であれ 満たされれば喜び 満たされなければ悲しい しかし 実践的な理由もなく 喜び ... 続きをみる
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言葉の発音とその意味が結びついているのは 人間の意識だ その人間の意識がなければ 発音とその意味は結び付かない この結びつきを背景として 会話が成立している 話者は 伝えようとする意味が 言葉として発し 聴者は 聞こえてきた発音から 伝えようとされた意味を逆算する このようにして 話者と聴者の間で... 続きをみる
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布団の中で 目を瞑り 寝転んで 体の力を抜く 右手の指をちょこちょこと動かして しばらくしてから 今度は 左手の指をちょこちょこ動かしてみる するとどうだろ 動かしていないほうの手は 存在しないかのような感覚になる そんなことを考えている我は しっかり在るけれど 我思えども 動かさぬ指は在らぬよう... 続きをみる
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触媒は 機能するように形成される その触媒が形成される過程でも 触媒が使われる この両者の触媒の間には 物理的接触以外の関係が存在している どちらの触媒も 相手の触媒が 自身の形成に不可欠な関係が 生命現象で観察されている 触媒は 互いに欠くことができない存在になっているのだ 触媒が永遠不滅の存在... 続きをみる
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人間は 人間という権威を創り上げながら生きている 人間に敬意を払う生き物には 優しさを振りまき 人間に敵意を抱く生き物には 鉄拳を与え 人間にとって有益な気候を崇め 人間にとって不利益な現象を忌み嫌い 人間の意向に沿った環境を整えながら 人間の権威を高めてきた 強すぎる権威主義は その権威から漏れ... 続きをみる
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相手のあることは 相手次第で 結果が変わるから 容易に結果を予定できない 相手のあることでも 相手の予定を把握していると 結果を予定しやすくなく これで 敵を知り 己を知れば 百戦危うからず ということになる 人間は 同じ人間として 同じように感じ 同じように考える傾向があるので 相手の今後... 続きをみる
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べきである星人は 「・・・すべきである」と考えると それをとことん実践する 決められた予定を ことごとくその通りに実践しなければ 気が収まらないのだ それほどまでに 「べきである」という言葉を愛しているのだ さらには それを 他人にも押し付けてくるから たちが悪い ともすれば 自分には甘く 他人に... 続きをみる
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結ばれる運命にあるものは 目には見えない赤い糸で結ばれていて 時機が来ると出会い 結ばれることになるという 予定されていた出会いが 実践されるということだ これは何も恋人同士のこととは限らない 蛾のオスとメスも 出会うよう予定されている 具体的には メスが放出するフェロモンが オスの触覚で感知され... 続きをみる
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予定されている因果律が 斉一的時空の中で 実践を繰り替える 予定された因果律が描く潜在的時空は 多重的に存在しているが 斉一的時空では 多重には存在しえない そこで 実践を試みても たくさんの潜在的因果律が 実践途上で打ち砕かれる 実存の 実在競争だ この実在競争の勝者が 再現性が高いということに... 続きをみる
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車を運転は 運転席に座り ハンドルを握り アクセルやブレーキを操作することで 実現できる しかし 車を動かすことは 車を運転するだけでは事足りない 燃料を入れなければならないし エンジンも整備されていなければ 車は動かない 「アクセルを踏めば 車が進む」 この原因と結果の間には 星の数ほどの技術... 続きをみる
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信号機により 交通が制御されている 停電などで信号機が働かない時には 交通事故が起こらないように お巡りさんが誘導して 車や人の安全を確保することになっている すいていて 滅多に車や人が通らない交差点では お巡りさんの誘導が無くても 交通事故の心配は少ないけれど 交通量の多い交差点では お巡りさん... 続きをみる
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不具合を除去することにより出来上がる円環のなかで 予定調和世界が恒常的流転を繰り返す この機械的合目的性の中で 円環を乱す部分の存在が 円環の完成を阻害し 円環の予定軌道から外れ 元の軌道に戻ることができないと 円環を乱す存在は 恒常的流転の一環として 未来に姿を顕すことは無い ドビュッシーが残し... 続きをみる
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地球の表面を循環している水の流れのように 自然に流れている円環もあれば 機械のように 明確な意図の中で循環している円環もある 水は さも予定されているかのように 地上から蒸発し 雲となり 雨となり 地上に戻る しかし意図があり 能動的に 蒸発する訳でもなく 雨となり降り落ちている訳ではない 水たち... 続きをみる
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機械の設計図と 出来上がった機械には 対応関係がある 夢と 実現した夢にも 対応関係がある 法律と 法律を順守した世界にも 対応関係がある ところが 対応関係に不一致が現れることがある 壊れた機械や 叶わない夢や 違法行為がそれだ このような不完全な対応関係の中から 次の時代の完全な対応関係が も... 続きをみる
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学ぶということは 個人が社会に追いつこうと頑張ることだ 個人が社会を追い越そうとすれば それは学びを超えた研究だ 研究は実験を伴う 実績を踏襲するのではなく 従来とは違う何かをやれば実験だ 一般的に 学習とうまくかみ合った実験は 素晴らしい研究となりうるが 学習のない実験は危険を伴う 毒キノコか ... 続きをみる
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黄金律が存在していて それに従って 世界が流転している 、、、としても その黄金律の周辺には 様々な偶発的要素がちりばめられていて 大きな流れとしては 黄金律に従ってはいるけれど 偶然に左右され 厳格な黄金律には従っていない現象が 黄金律の周辺で 次から次へと引き起こされている たとえば 「地球は... 続きをみる
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夢は実存であり 実現した夢は実在だ 月面着陸 火星探査 空飛ぶ自動車 現実の限界を超えようと 夢を描き この描かれた夢が 精密に計画された実存へと描き直され 現実の中に実在に導いてきた あれがこうなれば これがそうなって そのタイミングで あれをもうちょっとこうすれば これはこうなって あんなこと... 続きをみる
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多細胞生物の主体は個体であり 細胞は縁の下の力持ちで あまり主体として見られることはない このように 一般的に 支配が成立すると 支配する存在は際立ち 支配された存在は無いが如くに認識される コップ一杯の水を飲み干すと 水はなくなくなり 飲まれた水は私の体の一部になり 私の身体が 私飲んだ水を支配... 続きをみる
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品種改良にかかわる笑い話がある 大きなメロンの実が ブドウのようにたくさん実らせようと メロンとブドウを掛け合わせたら 小さなブドウの実が メロンのようにところどころに実った 現在から未来に続く道筋には たくさんの因果律が関与しているから 実現する可能性のある未来の数は 関与す... 続きをみる
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言葉は 次から次へ伝わる反応の連鎖として 頭の中を流れている その流れの中で 整理してきたものを 口に出したり 文章にしたりしている だから 言葉の中心は 頭の中にあるように ついつい感じてしまうのだけれど 言葉の中心は 社会の中に漠然と広がっている 物質ではない空気の中にある 頭の中で起こってい... 続きをみる
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生命は その生み出す刺激が 末広がりの反応の波を起こすことを約束されているかのように 刺激を生み出し続ける その約束された未来を信じながら それぞれの命が それぞれの刺激を創生し続けている * 樹木が年輪を刻んでいる 形成層は きっと同じ反応を起こそうとしてるのだろうが 暖かな時期は反応の成果とし... 続きをみる
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「あれをしなければ これをしなければ」などと フロメンド思考が続いている間 思考は未来に囚われている 未来のために 今努力する そして 今は 未来への努力のために費やされ続ける あまりに人間的だ 未来のために 今の自由は捨てられなければならない しかし 自由を捨てきれず うだうだと時間を浪費しな... 続きをみる
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「今日は雨だね」 というところの「雨」は よく遭遇する現象なので きちんと名前を付けてもらっている この「雨」が 仮に ごくたまにしか起こらない現象だとしたら 「雨」と簡単に表現せず 「空から水が落ちてきた。そんなこともあるんだ」 なんて表現になるかもしれない よく遭遇する現象に名前を授ける 反作... 続きをみる
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反応を積み重ねながら 過去が未来へ変換されてゆく このような変換が連なって循環していると 過去は未来において再現され この循環が螺旋を描きながら未来へと保持されてゆく この循環にとって この循環を促す過去は良い過去であり この循環を阻害する過去は悪しき過去である 良い過去に存在した反応は 良い反応... 続きをみる
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酵素は存在である Be動詞のように 反応前と反応後を紡いでゆく * 化学反応を触媒する酵素は 基質を選択し その基質に化学的変化をもたらす 様々な物質が混在する中で 酵素は 特定の物質を選択し 特定の反応をもたらす 従って 酵素に選択されない物質は 酵素による化学反応を受けることなく 気ままに存在... 続きをみる
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反応は 動きであり 物質そのものではない ゴルフボールの放物線や 地球の公転軌道のように 物質そのものではなく 物質の動きだ このような動きのベクトルは 物質が存在しない場所に まず仮想の線が描かれ その線に沿って 物質が追いかけてゆくという世界認識だ 観念も このようなベクトルのように 物質その... 続きをみる
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生き物の身体の中には その生き物が生まれもって備えている刺激と反応が ぎっしり詰まっている この刺激と反応の循環の中で 細胞同士が助け合い それぞれの活動を持続している だから このように暮らしている細胞を 体外に取り出すと その細胞は 他の細胞の助けを得られず 死滅してしまう 多細胞生物の細胞た... 続きをみる
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ジグソーパズルの 鍵と鍵穴の関係は 裁断の形により形成される現象である どのピースとどのピースが どのような関係で連なるかは この裁断の形により決する 裁断が 法則を創造したと表現できる 自然法則を応用し 様々な法則が創造されている スイッチを入れると電気がつく 赤信号で車が止まる 「お座り」と言... 続きをみる
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主体が主体である理由を実践し 主体を維持しながら この循環の中で セカンドワールドが持続されている 自己保存を目的として その目的を達するための手段として 自己保存を実践しながら セカンドワールドが持続している 自己陶酔の世界と言えば そのとおりなのだろう 自画自賛しながら 主体の存在を肯定し そ... 続きをみる
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永遠を求める心がある 反面 怠けたい心もある これら二つの心は 裏と表かもしれない 化石には 何の努力もしないまま 半永久的に保存され続ける しかし 心がない 永遠を求める心もないままに 半永久的に形を残し 何もせずに怠けていても 怠けたい心は満たされない 化石になれば 喜びも悲しみもないだろう ... 続きをみる
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自由を 他者に押し付けることができない 自由の保障を 他者に押し付けることもできない でも それを叶えたい * 「自由」は「無」に似たようなところがある 「無」を表現しようとすると 「有」が生じてきてしまう そんな風に 自由だからと何かをしようとすると 不自由になってしまうというところがある だか... 続きをみる
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小さなつづらと 大きなつづらが並んでいて どちらかを貰えるとしたら どちらを選ぶだろうか? 「舌切り雀」の物語を思い出してしまえば 大きく「小さなつづら」に惹かれることになる 控え目の性分が賛美され 訓化されてきた 昔話には 生きる知恵が詰まっている 資本主義とは異なる文化が 心の奥底に仕舞われて... 続きをみる
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大量生産というものは 何も産業革命の専売特許ではない 大量生産 大量消費 生命は太古の昔から 生命は 大量に繁殖し 大量に死滅を繰り返している いわば 大量生産 大量消費だ 再生産された秩序が 壊れる前に 同じ秩序が再生産されることで 維持されている秩序には 大量生産技術が欠かせない このような技... 続きをみる
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どれだけの現在が 過去に縛られ操られているだろう 夢を見て それを未来に託そうと 様々な工夫を凝らしている現在がある その工夫が 未来であった現在を 縛り 操る * 操られている現在は 昔見た夢 不完全に 醜くゆがめられた 昔見た夢 * 生まれる前から見ていた夢 赤子のころに見た夢 子供のころに見... 続きをみる
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目的論のない思想は どのように未来を語れるだろうか 目的に応じて行動する主体が存在し 目的の持ち様により未来が変わってゆく 例えば 大腸菌が捕捉しようとする栄養が変われば 地球の未来も変わってゆくだろう このように 目的は 意識しているものばかりではない 大腸菌の行為の合目的性のように 思考を経由... 続きをみる
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あの人はきれいだ あの人はかっこいい そんなふうに恵まれたあの人たちは 一言で言ってしまえば 運のいい人たちだ 運の良し悪しは たくさんの原因が絡み合っているから 運の良さの原因の探求は至難の業であり 現実的には不可能なことが多い 例えば 目や鼻といったパーツの一つ一つはとても良いのに バランスが... 続きをみる
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理屈というものは 身体の一部にこびりついている類のもので 全身にいきわたっているものではないらしい だからしばしば 「理屈ではわかってはいるのだが、、、」 と言うことになる そんな理屈を 自分の全身に行渡らせようとするのは無論のこと 他人の身体にまで行渡らせようとする理屈があるようなのだから ご苦... 続きをみる
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時代が早く進む時と なかなか進まない時とがある 前の時代の列車から ゆっくりと 次の時代の列車へと 人々が乗り換えてゆくときもあれば 我先にと 駆け込むように 次の時代の列車へと 人々が堰を切って流れてゆくときもある なぜ列車を乗り換えなければならないのだろう? 列車ではなく 船なのかもしれない ... 続きをみる
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未来を夢見ることができる 現在を認識できる 過去を思い出すことができる 過去と未来には違いもあるが 現実との対比においては 過去も未来も 五感の認識対象ではなく 空想的な対象だ 過去は記憶や記録から再築され 未来は希望や経験から創作される 空想の出来事だ このような空想が 現在の五感による認識にま... 続きをみる
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集団の中で 個人はその集団に埋没しなければならない 程度の差はあるのだろうが 埋没するから集団に溶け込める 集団の川の中で 溺れそうになりながら 流されている者もいれば 嬉々として 悠々と泳いでいる者もいる 溺れそうな者を 助けながら泳ぐ者もいれば 自分が泳ぐのに精いっぱいな者もいる 皆が同じでは... 続きをみる
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刺激―反応系は 刺激という原因に対して 反応という結果をもたらすシステムにより 運営されている すでに創造され存在されているシステムにより 運営されている オスがメスを探し 求愛ダンスを踊り メスがオスを受け入れ 交尾をし 子育てが進んでゆくシステムも 刺激ー反応系の重層化したものだ 心臓の鼓動が... 続きをみる
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機能は 繰り返される因果律であり 帰納法により認識される事象である 因果律は 原因から結果への動きであり 予想可能性を生む 定型な文字が 定型な意味を持つのも この因果律が機能してこそであり 動物種としての 定型的な身体が 定型的な行動を予測させるのも 因果律の機能である 定型な物質の組み合わせが... 続きをみる
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キリギリスは キリギリスのように生きる アリはアリのように 集団で生活し スズメバチは スズメバチのように ミツバチはミツバチらしく 巣を作る 人間も人間のように生きている 様々な人間が それぞれの人間のように生きている 様々な場所で それぞれの場所なりに生きている 時には飼い猫のように 時には野... 続きをみる
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知覚は 体験と記憶の橋渡しをしている このことを数式で表すと f(体験)= 記憶 体験が記憶へと変換されるというわけだ f’(言葉)= 意味 これは 言葉が意味へと変換されるということだ これとは逆方向の変換として f”(意味)= 言葉 と記載することもできよう 様々な反応系が関数のように機能して... 続きをみる
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刺激ー反応系 たとえば フェロモンを知覚し それに反応する昆虫たち 異性の婚姻色を知覚し それに反応する脊椎動物たち ホルモンを受容して それに反応する細胞たち 予定調和として 創造された 刺激ー反応系の流れに乗って 生命が躍動する 酵素も 特定の物質に 特定の反応を導く 刺激ー反応系だ エネルギ... 続きをみる
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生物は 刺激に反応して 定型的な行動をとる たとえば ミドリムシには 光の方向へ泳いでゆく 走行性がある 植物の根は 地に向かって伸びる 葉は 天に向かって伸びる このような定型的な動作が まわりまわって 生物に恵みをもたらす 恵をもたらすマニュアルが 残存してゆくダーウィンの掟 帰納法的に繰り返... 続きをみる
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人間は 火を使えるようになった おかげで お肉をおいしく食べれるし 温かいスープも飲める 寒い場所でも 暖かく過ごせるようになった 人間は 動物を使えるようになった おかげで 馬に乗り早く移動できるようになった 牛や馬に土地を耕してもらえるようになった このような便利さは 機械によるところが大きく... 続きをみる
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やりたいことと やらなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく やり遂げたことは いつの間にやら 過去の闇の中へと消えている ただ 記憶がそれを留めてくれている 言いたいことと 言わなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく 交わす言葉の中で 様々な未来が生まれては消え... 続きをみる
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お金の価値が 後進国に流入し続けている 自然の中で 自給自足している人々の間にも お金の魅力が浸透してゆく このことは 自然のあるがままでいるものより 人工的に手が加えられたものの方が 人間にとって魅力的である証左なのだろう あるがままの自然の中にある 不都合な部分を削り取り 都合の良い部分を 都... 続きをみる
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無謀と勇気は 表裏の関係にある評価にまつわる言葉だ 評価は気楽だ そして 万人に開かれている 挑戦を見守り見守った人に 評価する機会が開かれている 挑戦者自身も自己評価の渦の中にある 挑戦前に 無謀なのか 無謀でないのか 悩みながら挑戦の舞台に立つ この悩みが深いほどに 挑戦の舞台に上がる勇気が試... 続きをみる
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お墓参りすることに どんな意味があるのだろうか? お墓参りは 象徴といえば象徴だ たかが象徴であっても象徴だ お墓参りに行けば 何があるということはない その意味では 意味はない 意味はないけど きっとイミがある そんな感じだ 片思いを続けているあの人のことを想う時間 その時間に意味はないけれど ... 続きをみる
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自分で自分を苦しめるには 強い意志が必要だ だから 自分を苦しめる作業をするには ひとりではなく 誰かの導きや監視があると 長続きしやすい ひとりでは すぐにやめてしまうことでも 誰かが導いてくれていると それを続けてゆくことができるからだ 身近な人であれ 見知らぬ人であれ 神様であれ 誰かの導き... 続きをみる
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統計は 数字として 現実を映す鏡となる 経済指標や 疫学調査 様々な数字が 現実を表現している 科学技術においても 対象の測定による数字化により 現実が把握にされている 数字という虚像が より細密に よりグローバルに 現実を映し出し 記録されてゆく そして その数字が 過去を示すものとして 現在に... 続きをみる
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大事なものは 奥の奥の芯の方に隠されている 表面には 使い捨ての変わりゆくものたちが 配されているから 大事なものは 奥の奥の方に配されている 日々配られる新聞やテレビのニュースは 木の葉のように やがて色づき散りゆくものたちだ 私の脳裏に浮かび 消えてゆくさまざまな認識たちも 台風の外苑の 素早... 続きをみる
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偏見は記憶の賜物だ 昨日、雨が降った 今日も雨だ 明日も雨だろう 記憶があり 帰納することができ その帰結を記憶することで 偏見が育ってゆく 因果律は 偏見の体系だ となると アカデミズムは 分野ごと偏見を整理する試みということになる 理性は 偏見と向き合う能力と 心得ていたほうが 間違いも少なく... 続きをみる
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道端にポイ捨てされたたばこの吸い殻に ポイ捨てした人のDNAが付着している このDNAから ポイ捨てした人の顔写真を複製できるようだ むろんポイ捨てした人の推定年齢は 別途に設定しなければならないようだが、 何とも便利な時代になった 犯罪捜査にも応用されるだろう DNAに対しては 言い逃れが難しい... 続きをみる
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何も考えず 毎日運動していると 自然に健康になれる 健康のために 毎日運動をしなければならない と 考えながら運動すると 理性的に健康になれる 以上のように 道程に違いがあっても 健康に至る道筋に 自然である場合と 理性的である場合が考えられる どうせなら 理性的で かつ 自然な 広々とした道を通... 続きをみる
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寝て起きると 私には また 同じ顔がついていた 身体には 同じ歪みがあるらしく 昨日と同じように 姿勢が悪い へその曲がり具合も だいたい 昨日と同じだ 嗜好や思考も あまり変わらない 自分には何の刺激もない 良くも悪くも 昨日と同じだ こんな風に 毎日が 同じであれるということが いったって不思... 続きをみる
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ああなったら始めて こうなったら終わりにする このような条件文の 「ああなった」「こうなった」は 仮定事象で 「始める」「終わる」は 仮想実践だ どちらも実践されてはいない 仮想の存在だ 以上のような仮想的存在から 業務マニュアルなどが作られ アルゴリズムが実践される このようなアルゴリズムにより... 続きをみる
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「言葉足らず」という言葉がある 情景を描写するにも 感情を描写するにも 言葉のスキルが高い人と低い人とでは 大きな差がある 言葉は 言葉を操る技術に依存した存在である 科学技術が生活を一変させるように 言語技術が生活を一変させてきた これからも これらの技術が人類の生活を より一層便利に支配してゆ... 続きをみる
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リービッヒの最小律の法則というのがある この法則をおおざっぱにいうと 植物の成長は もっとも少ない栄養素の量で決まってくる というものだ 植物は動かないから 周りにある栄養素で成長が律せられる しかし 動物は動けるから 不足がちの栄養素を摂りに移動できる このことと リービッヒの最小率を掛... 続きをみる
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大きな目標に向かって 人間が活動する時 その目標に向かう人が多い集団ほど その目標を達成しやすい また その目標に向かわない人を排除した集団ほど 効率よく目標に向かいやすい このような全体主義の効率性が 個人の自由の尊厳を踏みにじることがある 踏みにじられた自由のなかに 怠け心という自由もあるのか... 続きをみる
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知覚には動きがある 動かない静物を眺めているあいだも 知覚は動き続けている 感情も動きだ 冷めるまで揺れ動いている 感動の訪れは 動きの移ろいだ 様々な意識が 川の流れのように動き続けている ベートーベンの「田園」は 風景の表現ではなく 感情の表現だという 流えれ続けいられるようにするためには 水... 続きをみる
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周りと調和していると生き易く 周りと調和していないと生きにくい AはCでなくBである これを 周りも自分も是としている あるいは否としている場合は 調和がとれている しかし 周りは是であるが 自分は否であると不調和となる ごまかして なんとなく うやもやにできる不調和もあれば 不調和が更なる不調和... 続きをみる
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因果関係にも 強弱がありそうだ こうなったら、必ずああなる このような強い因果関係もあれば こうなったら、たいていああなる このような因果関係もあり こうなったら、ああなることもあるな このような弱い因果関係もある 弱い因果関係は あまり考えなくても良いと考えることもできるが 弱い因果関係がたくさ... 続きをみる
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「人は 自分が被害者だと思った時に 一番ひどいことをする」 そう聞いたことがる 潜在的に 普段できない自分勝手を 本当は相手に押し付たい そこで 紛争があり 自分が被害者でるということになると 「免罪符を得た」とばかりに 自分の勝手を加害者に押し付ける 未来に向かっては 被害者になりたくな... 続きをみる