ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

因果律のブログ記事

因果律(ムラゴンブログ全体)
  • 時間と存在:因果律の循環としての生命

    様々な存在が それぞれに固有の原因と結果で連なりながら 時間を貫き続けている 言い方を変えると それぞれに固有の因果律が能動的に連なり 時間軸の中で繰り返されると 存在が存在として存在することになる モンシロチョウが スジグロシロチョウではなく モンシロチョウとして存在しているのは 固有の因果律の... 続きをみる

  • 今に還る

    過去を捨て 未来を捨てて 今に還ろうと思う そこにある花は 蕾であったこともなく 枯れてゆくこともない そんな薄っぺらで汚れのない今に還ろうと思う 今がどうしてこうなのか これからどうなるのか そんなことから切り離された 純粋な今に還ろうと思う 遠くから音が聞こえてくる その音の源に思いをはせるこ... 続きをみる

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  • 生命と反応:因果律と反応の違いについて

    雨が降ると 傘の華が開く このような場面で 「雨が降る」は「刺激」であり 「傘の華が開く」は「反応」と解される 刺激とそれに続く反応は 因果律の一種なのかもしれないが 結果が 原因に対し受動的ではなく むしろ能動的なところが 「雨が降ると地面が濡れる」 という因果律とは異なるところがある 「傘が開... 続きをみる

  • 平衡と遷移:神の仕業としての平衡

    生命は 原因を実践し 結果を誘導しながら 生存している ただ闇雲に原因を実践するのではなく 結果を想定して 原因を実践している 未だ現れていない結果を 追い求めながら生きている 卵は 孵化する結果を追い求めているから生きている 孵化するための原因を積み重ねない卵は 死んでいる状態とみなされる 結果... 続きをみる

  • 平衡と遷移:平衡状態の因果律

    平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いのであり その速度ならその重... 続きをみる

  • 現象と構造:結果から原因を帰納する

    赤色の光が 赤色に見えるのは 波長700 nmの光を感知する視神経が 興奮する現象を 「赤色の光が見える」 と表現しているからである 光の検知という生物学的現象と 「赤色に見える」と表現する言語学的現象が 連鎖しながら循環し 赤色の光が 赤色として見えているのだ ある種の視神経の興奮現象により 「... 続きをみる

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  • 現象と構造:誘導する道しるべとしての実存

    生命は いくつものレパートリーを持って生まれてくる そして そのレパートリーの中から 何かを選択しながら生きている 細胞性粘菌は 菌として生きているが 生活環境が悪化すると 菌が集まり寄り添い ナメクジ体と呼ばれる塊りになって 移動を始める この塊が移動をやめ 胞子体を形成し よろしくない生活環境... 続きをみる

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  • 欲望と自由:刺激反応系による自由の束縛

    欲望が達せられると嬉しく 欲望が達せられないと悲しい これらの文脈の中で 欲望は未来を志向し 喜びや 悲しみは過去を志向している 欲望は原因を 感情は結果を志向しているも言えよう 意識的な欲求であれ 無意識的な欲求であれ 満たされれば喜び 満たされなければ悲しい しかし 実践的な理由もなく 喜び ... 続きをみる

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  • 触媒と必然:多元世界の触れ合い

    言葉の発音とその意味が結びついているのは 人間の意識だ その人間の意識がなければ 発音とその意味は結び付かない この結びつきを背景として 会話が成立している 話者は 伝えようとする意味が 言葉として発し 聴者は 聞こえてきた発音から 伝えようとされた意味を逆算する このようにして 話者と聴者の間で... 続きをみる

  • 触媒と必然:理論が頼る因果律

    布団の中で 目を瞑り 寝転んで 体の力を抜く 右手の指をちょこちょこと動かして しばらくしてから 今度は 左手の指をちょこちょこ動かしてみる するとどうだろ 動かしていないほうの手は 存在しないかのような感覚になる そんなことを考えている我は しっかり在るけれど 我思えども 動かさぬ指は在らぬよう... 続きをみる

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  • 触媒と必然:劣化に抗する相互利他

    触媒は 機能するように形成される その触媒が形成される過程でも 触媒が使われる この両者の触媒の間には 物理的接触以外の関係が存在している どちらの触媒も 相手の触媒が 自身の形成に不可欠な関係が 生命現象で観察されている 触媒は 互いに欠くことができない存在になっているのだ 触媒が永遠不滅の存在... 続きをみる

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  • 予定と実践:人間という権威主義

    人間は 人間という権威を創り上げながら生きている 人間に敬意を払う生き物には 優しさを振りまき 人間に敵意を抱く生き物には 鉄拳を与え 人間にとって有益な気候を崇め 人間にとって不利益な現象を忌み嫌い 人間の意向に沿った環境を整えながら 人間の権威を高めてきた 強すぎる権威主義は その権威から漏れ... 続きをみる

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  • 予定と実践:重ねられる会議の意味

    相手のあることは 相手次第で 結果が変わるから 容易に結果を予定できない 相手のあることでも 相手の予定を把握していると 結果を予定しやすくなく これで  敵を知り  己を知れば  百戦危うからず ということになる 人間は 同じ人間として 同じように感じ 同じように考える傾向があるので 相手の今後... 続きをみる

  • 予定と実践:べきである星人の進化

    べきである星人は 「・・・すべきである」と考えると それをとことん実践する 決められた予定を ことごとくその通りに実践しなければ 気が収まらないのだ それほどまでに 「べきである」という言葉を愛しているのだ さらには それを 他人にも押し付けてくるから たちが悪い ともすれば 自分には甘く 他人に... 続きをみる

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  • 予定と実践:運命の赤い糸

    結ばれる運命にあるものは 目には見えない赤い糸で結ばれていて 時機が来ると出会い 結ばれることになるという 予定されていた出会いが 実践されるということだ これは何も恋人同士のこととは限らない 蛾のオスとメスも 出会うよう予定されている 具体的には メスが放出するフェロモンが オスの触覚で感知され... 続きをみる

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  • 自作因果律:実存の実在競争

    予定されている因果律が 斉一的時空の中で 実践を繰り替える 予定された因果律が描く潜在的時空は 多重的に存在しているが 斉一的時空では 多重には存在しえない そこで 実践を試みても たくさんの潜在的因果律が 実践途上で打ち砕かれる 実存の 実在競争だ この実在競争の勝者が 再現性が高いということに... 続きをみる

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  • 再現競争:異常の察知によるシステム再現

    車を運転は 運転席に座り ハンドルを握り アクセルやブレーキを操作することで 実現できる しかし 車を動かすことは 車を運転するだけでは事足りない 燃料を入れなければならないし エンジンも整備されていなければ 車は動かない 「アクセルを踏めば  車が進む」 この原因と結果の間には 星の数ほどの技術... 続きをみる

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  • 円環創生因果:誘導される現象たち

    信号機により 交通が制御されている 停電などで信号機が働かない時には 交通事故が起こらないように お巡りさんが誘導して 車や人の安全を確保することになっている すいていて 滅多に車や人が通らない交差点では お巡りさんの誘導が無くても 交通事故の心配は少ないけれど 交通量の多い交差点では お巡りさん... 続きをみる

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  • 円環創生因:予定された軌道の一環として

    不具合を除去することにより出来上がる円環のなかで 予定調和世界が恒常的流転を繰り返す この機械的合目的性の中で 円環を乱す部分の存在が 円環の完成を阻害し 円環の予定軌道から外れ 元の軌道に戻ることができないと 円環を乱す存在は 恒常的流転の一環として 未来に姿を顕すことは無い ドビュッシーが残し... 続きをみる

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  • 円環創生因果:自由の制限により予定された円環たち

    地球の表面を循環している水の流れのように 自然に流れている円環もあれば 機械のように 明確な意図の中で循環している円環もある 水は さも予定されているかのように 地上から蒸発し 雲となり 雨となり 地上に戻る しかし意図があり 能動的に 蒸発する訳でもなく 雨となり降り落ちている訳ではない 水たち... 続きをみる

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  • 対応世界:対応関係と因果律

    機械の設計図と 出来上がった機械には 対応関係がある 夢と 実現した夢にも 対応関係がある 法律と 法律を順守した世界にも 対応関係がある ところが 対応関係に不一致が現れることがある 壊れた機械や 叶わない夢や 違法行為がそれだ このような不完全な対応関係の中から 次の時代の完全な対応関係が も... 続きをみる

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  • 能動的反応:学習と研究と実験と

    学ぶということは 個人が社会に追いつこうと頑張ることだ 個人が社会を追い越そうとすれば それは学びを超えた研究だ 研究は実験を伴う 実績を踏襲するのではなく 従来とは違う何かをやれば実験だ 一般的に 学習とうまくかみ合った実験は 素晴らしい研究となりうるが 学習のない実験は危険を伴う 毒キノコか ... 続きをみる

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  • 能動的反応:必然化された偶然

    黄金律が存在していて それに従って 世界が流転している 、、、としても その黄金律の周辺には 様々な偶発的要素がちりばめられていて 大きな流れとしては 黄金律に従ってはいるけれど 偶然に左右され 厳格な黄金律には従っていない現象が 黄金律の周辺で 次から次へと引き起こされている たとえば 「地球は... 続きをみる

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  • 能動的反応:夢と現実

    夢は実存であり 実現した夢は実在だ 月面着陸 火星探査 空飛ぶ自動車 現実の限界を超えようと 夢を描き この描かれた夢が 精密に計画された実存へと描き直され 現実の中に実在に導いてきた あれがこうなれば これがそうなって そのタイミングで あれをもうちょっとこうすれば これはこうなって あんなこと... 続きをみる

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  • 能動的反応:支配する技術

    多細胞生物の主体は個体であり 細胞は縁の下の力持ちで あまり主体として見られることはない このように 一般的に 支配が成立すると 支配する存在は際立ち 支配された存在は無いが如くに認識される コップ一杯の水を飲み干すと 水はなくなくなり 飲まれた水は私の体の一部になり 私の身体が 私飲んだ水を支配... 続きをみる

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  • 能動的反応:生命力の道楽

    品種改良にかかわる笑い話がある   大きなメロンの実が   ブドウのようにたくさん実らせようと   メロンとブドウを掛け合わせたら   小さなブドウの実が   メロンのようにところどころに実った 現在から未来に続く道筋には たくさんの因果律が関与しているから 実現する可能性のある未来の数は 関与す... 続きをみる

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  • 能動的反応:言葉の中心

    言葉は 次から次へ伝わる反応の連鎖として 頭の中を流れている その流れの中で 整理してきたものを 口に出したり 文章にしたりしている だから 言葉の中心は 頭の中にあるように ついつい感じてしまうのだけれど 言葉の中心は 社会の中に漠然と広がっている 物質ではない空気の中にある 頭の中で起こってい... 続きをみる

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  • 言葉の魔力

    原始 現実に起こっていいることを 繋ぎ止めながら言葉が発達した そして 言葉が 現実に起こることを支配するように成長してきた 原始 帰納法的に観察される事象は 言葉の影響を受けていなかったが 言葉が人間を支配できるようになり 言葉が 帰納法的に観察できる事象を コントロールするようになってきた 人... 続きをみる

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  • 会話の進化

    言葉は言うまでもなく 優れたコミュニケーションツールだ 人間が生命である以上 人間が操るこのコミュニケーションツールも 40億年の生命進化の過程で 発達してきた 単細胞生物の時代に 細胞同士で会話する技術が発達しなければ 多細胞生物が出現することは無かったろうし 多細胞生物の間で会話する技術が発達... 続きをみる

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  • 袋の中に「らしさ」を溜め込む

    生命は その生み出す刺激が 末広がりの反応の波を起こすことを約束されているかのように 刺激を生み出し続ける その約束された未来を信じながら それぞれの命が それぞれの刺激を創生し続けている * 樹木が年輪を刻んでいる 形成層は きっと同じ反応を起こそうとしてるのだろうが 暖かな時期は反応の成果とし... 続きをみる

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  • 束縛の中のフロメンド

    「あれをしなければ  これをしなければ」などと フロメンド思考が続いている間 思考は未来に囚われている 未来のために 今努力する そして 今は 未来への努力のために費やされ続ける あまりに人間的だ 未来のために 今の自由は捨てられなければならない しかし 自由を捨てきれず うだうだと時間を浪費しな... 続きをみる

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  • トリプルワールド81

    「今日は雨だね」 というところの「雨」は よく遭遇する現象なので きちんと名前を付けてもらっている この「雨」が 仮に ごくたまにしか起こらない現象だとしたら 「雨」と簡単に表現せず 「空から水が落ちてきた。そんなこともあるんだ」 なんて表現になるかもしれない よく遭遇する現象に名前を授ける 反作... 続きをみる

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  • トリプルワールド72

    反応を積み重ねながら 過去が未来へ変換されてゆく このような変換が連なって循環していると 過去は未来において再現され この循環が螺旋を描きながら未来へと保持されてゆく この循環にとって この循環を促す過去は良い過去であり この循環を阻害する過去は悪しき過去である 良い過去に存在した反応は 良い反応... 続きをみる

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  • トリプルワールド71

    酵素は存在である Be動詞のように 反応前と反応後を紡いでゆく * 化学反応を触媒する酵素は 基質を選択し その基質に化学的変化をもたらす 様々な物質が混在する中で 酵素は 特定の物質を選択し 特定の反応をもたらす 従って 酵素に選択されない物質は 酵素による化学反応を受けることなく 気ままに存在... 続きをみる

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  • トリプルワールド70

    反応は 動きであり 物質そのものではない ゴルフボールの放物線や 地球の公転軌道のように 物質そのものではなく 物質の動きだ このような動きのベクトルは 物質が存在しない場所に まず仮想の線が描かれ その線に沿って 物質が追いかけてゆくという世界認識だ 観念も このようなベクトルのように 物質その... 続きをみる

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  • トリプルワールド68

    生き物の身体の中には その生き物が生まれもって備えている刺激と反応が ぎっしり詰まっている この刺激と反応の循環の中で 細胞同士が助け合い それぞれの活動を持続している だから このように暮らしている細胞を 体外に取り出すと その細胞は 他の細胞の助けを得られず 死滅してしまう 多細胞生物の細胞た... 続きをみる

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  • トリプルワールド34

    ジグソーパズルの 鍵と鍵穴の関係は 裁断の形により形成される現象である どのピースとどのピースが どのような関係で連なるかは この裁断の形により決する 裁断が 法則を創造したと表現できる 自然法則を応用し 様々な法則が創造されている スイッチを入れると電気がつく 赤信号で車が止まる 「お座り」と言... 続きをみる

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  • トリプルワールド13

    主体が主体である理由を実践し 主体を維持しながら この循環の中で セカンドワールドが持続されている 自己保存を目的として その目的を達するための手段として 自己保存を実践しながら セカンドワールドが持続している 自己陶酔の世界と言えば そのとおりなのだろう 自画自賛しながら 主体の存在を肯定し そ... 続きをみる

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  • トリプルワールド6

    富士山の形も次第に変わってゆく 一日二日では目に見えることはないけれど 100年、200年という単位で見れば 富士山の形も変わってゆく 噴火でもあれば大きく変わる 大地震でも変わるかもしれない このような形の変化を 今の富士山とその周辺の状況から 予想することは難しい 数日後の台風の進路でも 大ま... 続きをみる

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  • トリプルワールド5

    昨日晴れだった 今日も晴れだ 明日も晴れるだろう 帰納法は 山や河にも成立する 昨日富士山がそこにあった 今日富士山がそこにあった 明日も富士山はそこにあるだろう このような帰納法は 天候よりもとても高い確度で成立する このような 非常に高い確度で明日も存在する富士山の存在というものは 偶然でなく... 続きをみる

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  • トリプルワールド4

    山には それぞれの山に それぞれの山の神がいたり それぞれの河に それぞれの河の神がいたりする 台風には それぞれ呼び名がつけられる 人名のような名前を付けてもらえることもある 大陸や山はあまり動かないけれど 噴火をすることもあり 噴火で溶岩が大量に放出されると 新しい山ができたりする この山は ... 続きをみる

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  • トリプルワールド2

    太陽の光が 地球の表面を温め 水蒸気を発生させたり 陽の当たる場所と 陽の当たらない場所に温度差をもたらしたりする 温度差は風を呼び 水蒸気はやがて雨となり 地表に降り注ぐ 太陽の光は 気候を動かしているエネルギー源だ 台風や大雨も 太陽の光がもたらしている 太陽の光が強すぎれば 大地は干からび ... 続きをみる

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  • 叶わない永遠への憧れを賛美する

    永遠を求める心がある 反面 怠けたい心もある これら二つの心は 裏と表かもしれない 化石には 何の努力もしないまま 半永久的に保存され続ける しかし 心がない 永遠を求める心もないままに 半永久的に形を残し 何もせずに怠けていても 怠けたい心は満たされない 化石になれば 喜びも悲しみもないだろう ... 続きをみる

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  • イビツな個性の饗宴

    他より秀でるいることを 自覚しやすいものがある たとえば 立派な筋肉は 他人にも自分にもわかりやすい だから 筋肉を鍛え固くなると その存在がわかりやすくなる その逆で 鍛えられていない筋肉は 存在していても存在していないかのようにしか感じられない 結果として 身体を鍛えようとすればするほど 存在... 続きをみる

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  • 自由と不自由のせめぎ合い

    自由を 他者に押し付けることができない 自由の保障を 他者に押し付けることもできない でも それを叶えたい * 「自由」は「無」に似たようなところがある 「無」を表現しようとすると 「有」が生じてきてしまう そんな風に 自由だからと何かをしようとすると 不自由になってしまうというところがある だか... 続きをみる

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  • 大きな思想と小さな思想

    小さなつづらと 大きなつづらが並んでいて どちらかを貰えるとしたら どちらを選ぶだろうか? 「舌切り雀」の物語を思い出してしまえば 大きく「小さなつづら」に惹かれることになる 控え目の性分が賛美され 訓化されてきた 昔話には 生きる知恵が詰まっている 資本主義とは異なる文化が 心の奥底に仕舞われて... 続きをみる

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  • しつらえの輪廻の中で浮沈するクオリア

    大量生産というものは 何も産業革命の専売特許ではない 大量生産 大量消費 生命は太古の昔から 生命は 大量に繁殖し 大量に死滅を繰り返している いわば 大量生産 大量消費だ 再生産された秩序が 壊れる前に 同じ秩序が再生産されることで 維持されている秩序には 大量生産技術が欠かせない このような技... 続きをみる

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  • 掃除

    ホコリというものは 部屋の隅や 物と物のわずかな隙間が好みの様で そういった場所に こぞって集まり 集団を形成している このような場所は 河で言ったら 淀みということになるのだろう 身体にも このような淀みがあって 生命力の流れが滞り 不要なものが溜まり 固くこわばってしまう場所があるのだろう 歳... 続きをみる

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  • 馬鹿を治療する

    馬鹿は死ななければ治らないと云う 馬鹿にはつける薬もないと云う ということで 馬鹿は一種の病気の様である 病気ということになれば どんな病気か考えてみたくなる 馬鹿本人に 身体的な不調や不都合があるかといえば 特になかろう では どこに不調や不都合があるかといえば 社会である かように 馬鹿は 身... 続きをみる

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  • 流れの中で

    資本は 弱者を魅了する強者に集まる ので 資本は 強者を通じて弱者に流れる 巨大企業の労働者 巨大企業の傘下の企業 これら企業の労働者 様々な企業の顧客 広大な裾野へと 資本は力となって流れてゆく そして その力は汗となり 水蒸気となって資本の元へと還流する * 力には どこかへ向かう意思がある ... 続きをみる

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  • ご機嫌予報

    仲のいい人を優遇し 仲の悪い人を冷遇することはよくあることだ 仲というものは 社会の中で とても重要なものらしい この仲というものは 物質ではなく 観念だから 物理化学的に 薬をかけると変わるというような 単純なものではない だから いわゆる理科的には 扱い難い存在ということになる ただ 生物学の... 続きをみる

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  • 過去に操られる仕組み

    どれだけの現在が 過去に縛られ操られているだろう 夢を見て それを未来に託そうと 様々な工夫を凝らしている現在がある その工夫が 未来であった現在を 縛り 操る * 操られている現在は 昔見た夢 不完全に 醜くゆがめられた 昔見た夢 * 生まれる前から見ていた夢 赤子のころに見た夢 子供のころに見... 続きをみる

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  • 自然と私と幻想と

    自然というものは どうにも融通の利かないもので 馬鹿正直で困るところがある もっと 人間に いや もっと私にやさしくしてほしい そんなことを自然に対してお願いしても 聞く耳を持たないらしく 相も変わらず 融通の利かない馬鹿正直でいる 自然は無慈悲だ それでも 私はあきらめきれず 自然に対して幻想を... 続きをみる

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  • 目的論に育られた現在

    目的論のない思想は どのように未来を語れるだろうか 目的に応じて行動する主体が存在し 目的の持ち様により未来が変わってゆく 例えば 大腸菌が捕捉しようとする栄養が変われば 地球の未来も変わってゆくだろう このように 目的は 意識しているものばかりではない 大腸菌の行為の合目的性のように 思考を経由... 続きをみる

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  • 運の分析哲学と観念論

    あの人はきれいだ あの人はかっこいい そんなふうに恵まれたあの人たちは 一言で言ってしまえば 運のいい人たちだ 運の良し悪しは たくさんの原因が絡み合っているから 運の良さの原因の探求は至難の業であり 現実的には不可能なことが多い 例えば 目や鼻といったパーツの一つ一つはとても良いのに バランスが... 続きをみる

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  • 現象に係る思考四態

    現象は 時間と密接に関係している 時間の経過とともに 現象が進行し軌跡を描く したがって 現象にかかわる思考には 時間の経過との関係で語らなければならない そこで 思考と時間の関係から 思考を4つに分類してみる 1 過去から現在に向かう正順の思考 2 現在から未来に向かう正順の思考 3 現在から過... 続きをみる

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  • 来し方の情報がもたらす相対効

    理屈というものは 身体の一部にこびりついている類のもので 全身にいきわたっているものではないらしい だからしばしば 「理屈ではわかってはいるのだが、、、」 と言うことになる そんな理屈を 自分の全身に行渡らせようとするのは無論のこと 他人の身体にまで行渡らせようとする理屈があるようなのだから ご苦... 続きをみる

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  • 動けるということの意味

    時代が早く進む時と なかなか進まない時とがある 前の時代の列車から ゆっくりと 次の時代の列車へと 人々が乗り換えてゆくときもあれば 我先にと 駆け込むように 次の時代の列車へと 人々が堰を切って流れてゆくときもある なぜ列車を乗り換えなければならないのだろう? 列車ではなく 船なのかもしれない ... 続きをみる

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  • 羅針盤としての思考

    過去の自分と 現在の自分は 異なるところがある そんな過去の自分を 恥じることもあり 逆に 現在の自分を 恥じることもある 自分は成長したと 喜ぶこともあり 自分は堕落したと 嘆くこともある 一日一日の積み重ねが 一年となり 一年一年の積み重ねが 十年になる 変化には方角がある 北へ向かう方角も ... 続きをみる

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  • 過去や未来は現在ではないけれど

    未来を夢見ることができる 現在を認識できる 過去を思い出すことができる 過去と未来には違いもあるが 現実との対比においては 過去も未来も 五感の認識対象ではなく 空想的な対象だ 過去は記憶や記録から再築され 未来は希望や経験から創作される 空想の出来事だ このような空想が 現在の五感による認識にま... 続きをみる

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  • 共感の渦が不自然へといざなう

    集団の中で 個人はその集団に埋没しなければならない 程度の差はあるのだろうが 埋没するから集団に溶け込める 集団の川の中で 溺れそうになりながら 流されている者もいれば 嬉々として 悠々と泳いでいる者もいる 溺れそうな者を 助けながら泳ぐ者もいれば 自分が泳ぐのに精いっぱいな者もいる 皆が同じでは... 続きをみる

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  • 創造された世界の継承

    刺激―反応系は 刺激という原因に対して 反応という結果をもたらすシステムにより 運営されている すでに創造され存在されているシステムにより 運営されている オスがメスを探し 求愛ダンスを踊り メスがオスを受け入れ 交尾をし 子育てが進んでゆくシステムも 刺激ー反応系の重層化したものだ 心臓の鼓動が... 続きをみる

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  • 幼稚園と保育園

    私の育った地方では 幼稚園にはお金持ちの子が通い 保育園はそんでない子が通う印象があった 先日 品のいい幼稚園の園長さんが 保育園と幼稚園の違いについて 保育園は厚労省の管轄で 幼稚園は文部省の管轄だと言っていた だから 保育園は名の通り保育で 幼稚園は教育なんだそうだ 私は保育園出身なので 小さ... 続きをみる

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  • 循環する事象

    事象が循環する単位がある 太陽の周りを地球が一年かけて回っている 1月1日の地球の位置をスタートとすると 一年たつと 同じ位置に戻り一年が終わるということになる 地球の公転は 単純な慣性運動の継続で 元のスタートに戻る循環なのだけれど 生命活動は 多種多様の事象の連鎖反応のなかで 元のスタートに戻... 続きをみる

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  • 透明なつながり

    私の意識は 私の手足と 透明につながっている 何がどうつながっているのか しっかり意識できてはいないが 動かそうと思うと動いている 途中がない意識でつながっている 途中がないというのは 神経の活動というものを全く無視することで 正確ではないのだけれど 意識として知覚できることは 動かすことと 動く... 続きをみる

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  • 空間と時間 物質と機能

    機能は 繰り返される因果律であり 帰納法により認識される事象である 因果律は 原因から結果への動きであり 予想可能性を生む 定型な文字が 定型な意味を持つのも この因果律が機能してこそであり 動物種としての 定型的な身体が 定型的な行動を予測させるのも 因果律の機能である 定型な物質の組み合わせが... 続きをみる

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  • 未来への思考

    象徴化された時空の中で 記憶の時空が再構成される 予想は 過去の時系列が 未来の時系列への近似だ 過去も 未来も 象徴化された記憶として存在する 地層の中で固まった化石とは違い 思考の俎上の上で 様々な記憶の時空が動き回る 過去が 反芻され この反芻と呼応させるように 未来が 反芻される 現在と並... 続きをみる

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  • 存在理由

    大晦日の朝 普段通りに 金魚に餌を与えると 金魚たちは 普段通りに餌に食いつく クリスマスの日も お正月の日も関係ない 子供のころにも こんな思いにふけったことがあった なぜ 普通の日を こんなにも着飾るのだろうか? 正当な理由は見つけられないけれど クリスマスもお正月も必要だった クリスマスプレ... 続きをみる

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  • 無為自然な道

    雲は 右から左に流れることもあり 左から右に流れてゆくこともある 川の水は いつだって 上から下へ流れている 水の自由は 限られているらしい 護岸が囲まれた 限られた空間のなかに収まりながら 水が流れてゆく 護岸を超える洪水は 迷惑千万だ 囲まれた空間に収まりながら 上から下へと 水が流れる 無為... 続きをみる

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  • 言葉の泉

    人間に 制御できることは 何だろう 「もっと明るく照らしておくれ」 そう言葉を 太陽に投げかけても 答えてはくれない 「雨よ、止んでおくれ。川があふれそうだ」 沿う言葉をかけても 雲は流れ去ってはくれない それでも 人は 言葉を操り 世界を操ろうと懸命に努力する 神様に向かい 祈りを捧げる 心の中... 続きをみる

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  • 人間の闇

    ミイラを残した文明がある このミイラを残す行為に 科学の光が当たらない人間の闇がある この闇の中に 人間の美しさも宿っているのだから 闇が文明を照らすのも いたしかたがないことなのだろう 我思う故に闇あり この闇を切り捨てたら 人間らしさがが恋しくなる かようにして 合理的社会に闇が広がる 闇を真... 続きをみる

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  • 未来へのお届け物

    不死身の身体 あればよいと思ったりする けれど、、、 どうせななら 足腰が痛くない不死身の身体がいい かっこいい顔がついていて 怠けていても太らない体質がいい 、、、などなど 余計なことも次々心配してみる むろん 頭もよい方がいい 認知症の不死身の身体では 自分も周りもたまったものではない 理想を... 続きをみる

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  • 賢明に生きるということ

    キリギリスは キリギリスのように生きる アリはアリのように 集団で生活し スズメバチは スズメバチのように ミツバチはミツバチらしく 巣を作る 人間も人間のように生きている 様々な人間が それぞれの人間のように生きている 様々な場所で それぞれの場所なりに生きている 時には飼い猫のように 時には野... 続きをみる

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  • 因果律の分類

    因果律にもいろいろある 物理学的な因果律もあれば 人為的な因果律もある 中間には 生物学的な因果律がある 歴史の認識の差異が 異なる指向をもたらす 遺伝子の差異が 異なる指向をもたらす 帰納法的経験知が 結果を左右しながら ゲームが進む 積み重ねられた経験知 それを活かす経験知 生命は このような... 続きをみる

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  • 反応系 f(オリジナル)→コピー が形而上

    知覚は 体験と記憶の橋渡しをしている このことを数式で表すと f(体験)= 記憶 体験が記憶へと変換されるというわけだ f’(言葉)= 意味 これは 言葉が意味へと変換されるということだ これとは逆方向の変換として f”(意味)= 言葉 と記載することもできよう 様々な反応系が関数のように機能して... 続きをみる

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  • 循環する刺激ー反応系

    刺激ー反応系 たとえば フェロモンを知覚し それに反応する昆虫たち 異性の婚姻色を知覚し それに反応する脊椎動物たち ホルモンを受容して それに反応する細胞たち 予定調和として 創造された 刺激ー反応系の流れに乗って 生命が躍動する 酵素も 特定の物質に 特定の反応を導く 刺激ー反応系だ エネルギ... 続きをみる

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  • マニュアルという因果律

    生物は 刺激に反応して 定型的な行動をとる たとえば ミドリムシには 光の方向へ泳いでゆく 走行性がある 植物の根は 地に向かって伸びる 葉は 天に向かって伸びる このような定型的な動作が まわりまわって 生物に恵みをもたらす 恵をもたらすマニュアルが 残存してゆくダーウィンの掟 帰納法的に繰り返... 続きをみる

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  • 自然な人間 人工的な人間

    人間は 火を使えるようになった おかげで お肉をおいしく食べれるし 温かいスープも飲める 寒い場所でも 暖かく過ごせるようになった 人間は 動物を使えるようになった おかげで 馬に乗り早く移動できるようになった 牛や馬に土地を耕してもらえるようになった このような便利さは 機械によるところが大きく... 続きをみる

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  • 過去と未来の狭間の中で

    やりたいことと やらなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく やり遂げたことは いつの間にやら 過去の闇の中へと消えている ただ 記憶がそれを留めてくれている 言いたいことと 言わなければならないことの 狭間の中で 今日も一日暮れてゆく 交わす言葉の中で 様々な未来が生まれては消え... 続きをみる

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  • 自然な私と人工的な私

    お金の価値が 後進国に流入し続けている 自然の中で 自給自足している人々の間にも お金の魅力が浸透してゆく このことは 自然のあるがままでいるものより 人工的に手が加えられたものの方が 人間にとって魅力的である証左なのだろう あるがままの自然の中にある 不都合な部分を削り取り 都合の良い部分を 都... 続きをみる

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  • 無謀と勇気の競演を見守る「その他大勢」

    無謀と勇気は 表裏の関係にある評価にまつわる言葉だ 評価は気楽だ そして 万人に開かれている 挑戦を見守り見守った人に 評価する機会が開かれている 挑戦者自身も自己評価の渦の中にある 挑戦前に 無謀なのか 無謀でないのか 悩みながら挑戦の舞台に立つ この悩みが深いほどに 挑戦の舞台に上がる勇気が試... 続きをみる

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  • 意味とイミの狭間を行き来する精神

    お墓参りすることに どんな意味があるのだろうか? お墓参りは 象徴といえば象徴だ たかが象徴であっても象徴だ お墓参りに行けば 何があるということはない その意味では 意味はない 意味はないけど きっとイミがある そんな感じだ 片思いを続けているあの人のことを想う時間 その時間に意味はないけれど ... 続きをみる

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  • 苦行を乗り越えるために群をつくる

    自分で自分を苦しめるには 強い意志が必要だ だから 自分を苦しめる作業をするには ひとりではなく 誰かの導きや監視があると 長続きしやすい ひとりでは すぐにやめてしまうことでも 誰かが導いてくれていると それを続けてゆくことができるからだ 身近な人であれ 見知らぬ人であれ 神様であれ 誰かの導き... 続きをみる

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  • 虚像が導く交換可能なオリジナル

    統計は 数字として 現実を映す鏡となる 経済指標や 疫学調査 様々な数字が 現実を表現している 科学技術においても 対象の測定による数字化により 現実が把握にされている 数字という虚像が より細密に よりグローバルに 現実を映し出し 記録されてゆく そして その数字が 過去を示すものとして 現在に... 続きをみる

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  • 芯から離れて生きるということ

    大事なものは 奥の奥の芯の方に隠されている 表面には 使い捨ての変わりゆくものたちが 配されているから 大事なものは 奥の奥の方に配されている 日々配られる新聞やテレビのニュースは 木の葉のように やがて色づき散りゆくものたちだ 私の脳裏に浮かび 消えてゆくさまざまな認識たちも 台風の外苑の 素早... 続きをみる

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  • 出口のない旅

    出口のない旅をしている いつの間にか また 同じ場所に戻り 歳ばかりを重ねている 円には 始まりもなく 終わりもない そんな円をたくさん描きながら 旅をしているようだ 地に足をつけぬまま 歩いているかのようだ 晴れやかな日には 晴れやかに 雨降りの日には 濡れながら たくさんの円の上を 歩いている... 続きをみる

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  • 言葉を恐れる時

    逃げなければならない時がある 危険は いつどこから襲ってくるとも限らない * 「殴れ」と命令された人が 私を殴ろうとする 「殴れ」が口だけなら 放っておけばいいが 口から発する言葉に 反応する身体があるから恐ろしい こんな時 「殴る」の意味が解らないと困る * 言葉に どんな反応が続くのか予想でき... 続きをみる

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  • 偏見による偏見のための偏見の恋愛

    偏見は記憶の賜物だ 昨日、雨が降った 今日も雨だ 明日も雨だろう 記憶があり 帰納することができ その帰結を記憶することで 偏見が育ってゆく 因果律は 偏見の体系だ となると アカデミズムは 分野ごと偏見を整理する試みということになる 理性は 偏見と向き合う能力と 心得ていたほうが 間違いも少なく... 続きをみる

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  • 遺伝子を可視化する事の意義

    道端にポイ捨てされたたばこの吸い殻に ポイ捨てした人のDNAが付着している このDNAから ポイ捨てした人の顔写真を複製できるようだ むろんポイ捨てした人の推定年齢は 別途に設定しなければならないようだが、 何とも便利な時代になった 犯罪捜査にも応用されるだろう DNAに対しては 言い逃れが難しい... 続きをみる

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  • 沢山の動機に支えられた存続の道

    何も考えず 毎日運動していると 自然に健康になれる 健康のために 毎日運動をしなければならない と 考えながら運動すると 理性的に健康になれる 以上のように 道程に違いがあっても 健康に至る道筋に 自然である場合と 理性的である場合が考えられる どうせなら 理性的で かつ 自然な 広々とした道を通... 続きをみる

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  • 何かに引き戻されながら同じ軌跡を描く

    寝て起きると 私には また 同じ顔がついていた 身体には 同じ歪みがあるらしく 昨日と同じように 姿勢が悪い へその曲がり具合も だいたい 昨日と同じだ 嗜好や思考も あまり変わらない 自分には何の刺激もない 良くも悪くも 昨日と同じだ こんな風に 毎日が 同じであれるということが いったって不思... 続きをみる

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  • 仮想空間の夢としての形而上

    ああなったら始めて こうなったら終わりにする このような条件文の 「ああなった」「こうなった」は 仮定事象で 「始める」「終わる」は 仮想実践だ どちらも実践されてはいない 仮想の存在だ 以上のような仮想的存在から 業務マニュアルなどが作られ アルゴリズムが実践される このようなアルゴリズムにより... 続きをみる

  • 技術への敬服に伴う自己疎外

    「言葉足らず」という言葉がある 情景を描写するにも 感情を描写するにも 言葉のスキルが高い人と低い人とでは 大きな差がある 言葉は 言葉を操る技術に依存した存在である 科学技術が生活を一変させるように 言語技術が生活を一変させてきた これからも これらの技術が人類の生活を より一層便利に支配してゆ... 続きをみる

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  • リービッヒの最小律と動物

    リービッヒの最小律の法則というのがある この法則をおおざっぱにいうと   植物の成長は   もっとも少ない栄養素の量で決まってくる というものだ 植物は動かないから 周りにある栄養素で成長が律せられる しかし 動物は動けるから 不足がちの栄養素を摂りに移動できる このことと リービッヒの最小率を掛... 続きをみる

  • 個人主義と全体主義のサジ加減

    大きな目標に向かって 人間が活動する時 その目標に向かう人が多い集団ほど その目標を達成しやすい また その目標に向かわない人を排除した集団ほど 効率よく目標に向かいやすい このような全体主義の効率性が 個人の自由の尊厳を踏みにじることがある 踏みにじられた自由のなかに 怠け心という自由もあるのか... 続きをみる

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  • 川の流れが途絶えぬように

    知覚には動きがある 動かない静物を眺めているあいだも 知覚は動き続けている 感情も動きだ 冷めるまで揺れ動いている 感動の訪れは 動きの移ろいだ 様々な意識が 川の流れのように動き続けている ベートーベンの「田園」は 風景の表現ではなく 感情の表現だという 流えれ続けいられるようにするためには 水... 続きをみる

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  • 人、猫に会う

    自分すら 満足に飼えていない ・・・それなのに    ペットも飼いたくなる 自分自身の世話も満足にできないのに ペットの世話は充分にできるつもりになっているから 不思議だ ・・・しかしそれは    きっと初めだけに違いない    だが諦めてよいのか    私は私だけのために生きる    効率よく生... 続きをみる

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  • 固定化した因果律との距離感(=と≒)

    周りと調和していると生き易く 周りと調和していないと生きにくい AはCでなくBである これを 周りも自分も是としている あるいは否としている場合は 調和がとれている しかし 周りは是であるが 自分は否であると不調和となる ごまかして なんとなく うやもやにできる不調和もあれば 不調和が更なる不調和... 続きをみる

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  • 小さな縁の大きな役割

    因果関係にも 強弱がありそうだ こうなったら、必ずああなる このような強い因果関係もあれば こうなったら、たいていああなる このような因果関係もあり こうなったら、ああなることもあるな このような弱い因果関係もある 弱い因果関係は あまり考えなくても良いと考えることもできるが 弱い因果関係がたくさ... 続きをみる

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  • 過去と自然を歪める努力が未来を拓く

    「人は  自分が被害者だと思った時に  一番ひどいことをする」 そう聞いたことがる 潜在的に  普段できない自分勝手を  本当は相手に押し付たい そこで 紛争があり 自分が被害者でるということになると 「免罪符を得た」とばかりに 自分の勝手を加害者に押し付ける 未来に向かっては 被害者になりたくな... 続きをみる

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