ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールドのブログ記事

トリプルワールド(ムラゴンブログ全体)
  • 能動的反応:円環的環境整備

    血管の細胞が痛むと そこから血液が漏れだし 炎症を引き起こし 周囲に壊死をもたらし命にかかわることとなる このように 血管の細胞は 酸素と栄養を体の隅々に供給する血管網として 縁の下の力持ちの役割を果たしている 血管の細胞は ほんの一例で 多細胞細胞を構成するすべての細胞は 身体全体のシステムから... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド99

    水槽の中で 不格好な金魚が泳いでいる 自然の湖の中で 金魚のように こんなにのんびりとした魚は 生き抜けないだろう そんな金魚たちが 水槽の主に 餌を乞い 麗しき水質を乞い 祈りを捧げるように 泳ぎ回り その日 その日を暮らしている * 地球という星の上で 様々な格好をした生き物たちが その日 そ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド98

    殺戮が繰り返される戦場から逃れた人々が 難民キャンプに溢れる 強い者同士が戦い 弱い者は 戦いの場から逃げ出す 強い世界が覇権を争うと 弱い世界は それに従か そこから逃げ出すことになる このように 覇権を争っている者は 本当の強者でないから 互いに相手の非を非難し合うのだろう * 害虫のイモムシ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド97

    言葉の世界と 現実の世界があって 言葉を操る人がそれをつなげている だから 言葉を操る人が現実の世界にいなければ 言葉の世界と 現実の世界がつながらない 人が現実の世界ではなく 言葉の世界にだけいたり 言葉を操る人がいなくなれば 言葉の世界と 現実の世界は別れてしまう 人は 酵素のように 今ある現... 続きをみる

    nice! 2
  • トリプルワールド96

    イデアは静止した永遠不滅の存在らしい * 「歩く」という言葉がある この言葉は 歩かずに静止している 静止している「歩く」という文字を見ていると 「歩く」が 永遠に続いてゆく 「生きる」という言葉も 「歩く」と一緒に静止して 一緒に続いてゆく 「歩く」も「生きる」も 動かない だから 歩くのをやめ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド95

    身体が そこにあることにより 身体が風の流れを遮り 小さな乱気流を生じさせてしまったりする 風を感じるということは このように 自然な風の流れを 歪めることだ シュレディンガーの猫が鳴いている 言葉が 意味に変わるのは 自然な風が 何かにあたり その流れがかき乱されることと 相似しているが はるか... 続きをみる

    nice! 2
  • トリプルワールド94

    真っ暗闇の森の中を 懐中電灯の明かりを頼りに歩いていると 不安に苛まれる 懐中電灯の電池が切れ明かりが消えたら 最悪だ 明かりは 未来を予想するための情報を運んでくれる そのような 未来を予想するための情報が途絶えると 不安が募る 未来が見えていないと不安になるようにできているらしい 刺激に対する... 続きをみる

    nice! 2
  • トリプルワールド93

    意識は とても純度が低く とても不純で いつでも違ったことを考えている 眠くなれば寝床を探そうとするし お腹がすけば食べ物を欲しがる 病気になれば直そうとするし 元気になればもっと幸せになりたいと思ったりする 全体主義のまどろみの中で うつつを抜かしていたと思えば 自由主義の喧騒の中で 自分を強調... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド92

    身体内部の反応のほとんどが 自作自演の刺激と反応であるのに対して 身体の外部の反応は 自作自演というわけにはいかない 自作自演でないから 外部とのやり取りということなのですが、、、 それでも たとえば言葉の世界ということで考えてみると 身体の外部で繰り広げられている言葉も 共通の言葉でなければやり... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド91

    全体から見放された部分は 惨めで悲しい 逆に 全体に重用される部分は 立派で誇らしい このような感情が 全体主義を波及させてゆく 全体から見放されても 立派で誇らしく 全体に重用されても 惨めで悲しければ 全体主義は後退する 何が立派で 何が惨めであるのか いったい誰が決めているのだろう そして ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド90

    私という意識は 私の身体の全体であるかのような錯覚のなかで活動している このように 意識と身体が整合した幸せな時もあれば 私という意識は 私の身体とは別物だと思い知らされることもある たとえば しびれが切れた時 たとえば 麻酔で体が動かなくなった時 たとえば 録音した自分の声を聞いた時 たとえば ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド89

    交感神経が優位な時と 副交感神経が優位な時があるように 本能が優位の時もあれば 理性が優位の時もある 意識が優位な時もあれば 内臓が優位な時もある たとえば お腹がすいていない時は 内臓のことなどほったらかしの意識も お腹がすいてくればそうはいかない 頭の中は食べることでいっぱいになってゆくし 便... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド88

    あるべき姿を 懸命に演じていると そのあるべき姿を主宰している世界が駆動し その世界に参加している存在に 恩恵をもたらす こんなな世界に自分も参加して 世界から恩恵をあずかろうと 懸命にあるべき姿を追求する このような好循環により 約束の大地が形成されてゆく 約束された自分のあるべき姿を 懸命に演... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド87

    あるべき自分を 懸命に演じようとしても どうしても演じきれない場合 演じきれない自分を非難して 自信を喪失することになる それが嫌なのか その自信を取り戻そうと 自分は それとは別の自分のあるべき姿を 懸命に追い求めたりする 自分は このように 未来のあるべき姿に囚われた囚人だ 自己収監 そのくせ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド86

    宝塚歌劇団の公演は華やかだ 競い合い 鍛え上げ 助け合い 舞台が成立している 一つ一つの世界が鍛え上げられ 大きな世界へと統合されてゆく ひとりひとりの人が それぞれの世界を持ち 集まり それぞれの世界とは独立した 大きな世界を築いているのだ この大きな世界の中で トップスターが輝いている 我が家... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド85

    関係している世界の数が増えると その関係性を維持するための 知識や技術が増えてゆく このような知識と技術の拡張には エネルギーと能力が要求される そこで 関係する世界を絞り そこにエネルギーを注ぎ込むことになる 人間は 素では 空を飛ばないし 水の中に長く潜ることもない このように 空の世界や 水... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド84

    ジッと時計を見ながら 「動け動け」と念じても なかなか時計の針は動いてくれないのだけれど 時計から目を離した隙に 時計の針が いつの間にか動いていたりする   時間が進むから   時計の針が動くのか?   時計の針が動くから   時間が進むのか? ジッと指先を見つめ 「動け動け」目に力を込めて念じ... 続きをみる

    nice! 2
  • トリプルワールド83

    平たい葉は ひらひらと落ちてゆき 丸いリンゴは ストンと落ちてゆく 形と動きに関連がある ゴルフボールは 卓球のボールより 風に負けないように飛んでゆく 重さと動きにも関連がある 同じボールでも 水の中と 空気の中では 動き方が違ってくる 動くものの性質ばかりではなく その周りの環境も動きに関連が... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド82

    思想の自由と思考の制約の関係は 進化における変化と不変の関係に相似している 思考の世界であれ 生物の世界であれ 同じであることにより 世界は維持され 成立している 変わることにより 世界はより維持されやすいものへと 改良される 永遠不変に維持される世界にあっては 変化や自由は不要なのだろうが 維持... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド81

    「今日は雨だね」 というところの「雨」は よく遭遇する現象なので きちんと名前を付けてもらっている この「雨」が 仮に ごくたまにしか起こらない現象だとしたら 「雨」と簡単に表現せず 「空から水が落ちてきた。そんなこともあるんだ」 なんて表現になるかもしれない よく遭遇する現象に名前を授ける 反作... 続きをみる

    nice! 2
  • トリプルワールド80

    喜びも 悲しみも 嫉妬も 優越感も、、、 朝霧のように 沸き上がり 時がたつとともに やがて静かに消えてゆく 感情の来し方には 人があり 感情の行方にも 人がいる 動物は 同種の動物に対して きびきびと反応する そのように創られているらしい 拡げて想像すると 刺激と反応の仕組みの中から 霧が沸き上... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド79

    様々な刺激と反応の間に 関係が形成されている この関係はどのように進化してきただろう * 刺激にも 反応にも 対外的なものもあれば 対自的なものもある 目から入る感覚は対外的刺激で その刺激に対して 逃げたり近寄ったりしたいと思うことは 大きく考えれば対外的反応である このような対外的な刺激や反応... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド78

    小麦 牛 豚 人間に貢献している生き物が沢山いる この貢献の結果 人工的な繁栄を手にしている 食料となる植物は 他の植物に比べ はるかに恵まれた環境で生育している とても大切にされ 適切な肥料を施され 害虫や病原菌は駆除され ライバルとなる雑草も除去される 食料となる動物も 他の動物よりも はるか... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド77

    してもらいたいことをしてもらえると 幸せで してもらいたくないことをされてしまうと 不幸だ サードワールドの主体間の関係は 利己的であるゆえに 利他的でないと維持できないところがある してもらいたいことをしてもらうためには それなりの努力が必要だからだ 主体間の関係において それぞれの主体は その... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド76

    意識と手や足は どのようにして 刺激と反応の関係を維持してきたのだろう なぜ維持できているのだろう 意識も 手も 足も もっと自由に独立した存在として 存続する可能性もあったろうが 互いに 強く共役する関係を保持している この不思議な関係がないと仮定するならば 手や足や意識が それぞれ独立している... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド75

    花火が打ち上げられ 爆音とともに光の花が開く 花火を遠くから見ていると 花火が開いてしばらくしてから ドーンという音がこちらに届いてくる 同時に発生したはずの 花火の光と 花火の音を 時間をずらして知覚する 知覚の世界において 光の時空と 音の時空は それぞれ独立して存在しているということだ この... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド74

    朝陽が射しはじめ 起き上がり活動する このように環境で繰り広げられる太陽の動きが 朝陽となり 生命の主体に刺激を与えている 身体の外部で繰り広げられる刺激と反応のやり取りは 環境での出来事であり 内部の主体性を保持している主体からすれば 主体外の出来事であり 独我論的な内部世界の外にある世界であり... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド73

    身体の内部と 身体の外部を 特定の物質の密度ではなく 反応の関連性の密度で思考として分離できる イナゴをたくさん採って それを袋の詰めて塊にしても 密度は高まっても ひとつの身体にはならない 物質がただ隣り合っても 物質間できちんとした反応が起こらなければ 生命活動としては 互いに独立しているから... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド72

    反応を積み重ねながら 過去が未来へ変換されてゆく このような変換が連なって循環していると 過去は未来において再現され この循環が螺旋を描きながら未来へと保持されてゆく この循環にとって この循環を促す過去は良い過去であり この循環を阻害する過去は悪しき過去である 良い過去に存在した反応は 良い反応... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド71

    酵素は存在である Be動詞のように 反応前と反応後を紡いでゆく * 化学反応を触媒する酵素は 基質を選択し その基質に化学的変化をもたらす 様々な物質が混在する中で 酵素は 特定の物質を選択し 特定の反応をもたらす 従って 酵素に選択されない物質は 酵素による化学反応を受けることなく 気ままに存在... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド70

    反応は 動きであり 物質そのものではない ゴルフボールの放物線や 地球の公転軌道のように 物質そのものではなく 物質の動きだ このような動きのベクトルは 物質が存在しない場所に まず仮想の線が描かれ その線に沿って 物質が追いかけてゆくという世界認識だ 観念も このようなベクトルのように 物質その... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド69

    文字に厚みは存在するか? 理論的には 理論的には二次元の存在であるが 拡大鏡で見れば 凸凹がたくさんあるだろう すれば 文字にも空間が必要ということになる では 意識に空間が必要か? 別の言い方をすれば 意味に空間は必要か? 文字の空間に意味が存在せず 文字を見た反応として意味が生じる 文字の空間... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド68

    生き物の身体の中には その生き物が生まれもって備えている刺激と反応が ぎっしり詰まっている この刺激と反応の循環の中で 細胞同士が助け合い それぞれの活動を持続している だから このように暮らしている細胞を 体外に取り出すと その細胞は 他の細胞の助けを得られず 死滅してしまう 多細胞生物の細胞た... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド67

    動揺「ぞうさん」の作詞で有名な まどみちおさんの詩に「リンゴ」という詩がある とても好きな詩で その冒頭を書かせていただく   リンゴを ひとつ   ここに おくと   リンゴの   この 大きさは   この リンゴだけで   いっぱいだ 空間の占拠ということで言うと 領土や縄張りのように 身体の... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド66

    人間の感覚の世界には 聴覚 視覚 嗅覚 触覚 味覚の五感がある それぞれが 意識の中で 別々の世界を描いている そして それぞれに連なり合っている 例えば 自動車事故があると 大きな音が聞こえる このような 視覚と聴覚の関係は 帰納法的な経験から 関連付けられている 自動車事故が起こったような 大... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド65

    環境には 様々な世界が 混とんと混在している そんな環境を整備するために 様々な主義を主張し合うのが 人間の議論であり口論だ 自分が努力して環境を整備しても 他人がその努力して作り上げた環境をぶち壊したりするから 争いが絶えない 社会は マジョリティーが その既得権を維持する努力により保持されてる... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド64

    環境を整備したり 環境に適応したりするためには 環境を知覚できなければならない 環境を知覚するためには 自分と自分以外を区別しなければならない * ホヤをはじめ多くの海洋生物の受精は 一斉に海に放出された卵子と精子の出会いから始まる だから 同じ個体から放出された 卵子と精子も 出会うことにはなる... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド63

    環境を整備することにより 予定していた現象が スムーズに進行する * オオカミがいなくなると ウサギの数が増えるという 生まれた河に溯上して産卵するシャケは ダムができ溯上を阻害されれば産卵できず その河に溯上するシャケは途絶えてしまうが このダムを迂回する水路を整備すれば シャケの生活環は連なり... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド62

    環境整備は 不都合な存在を 排除することにより 実践される たとえば オオカミやクマといった危険な動物を 人里に寄せ付けない工夫をしたり 駆除したりすることで 環境が整備されてゆく 時の噛みつく野良犬や 臭い糞尿をまき散らす野良猫も いなくなれば 暮らしやすい環境が整備される ルールを守らず 犯罪... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド61

    「ちちんぷいぷい  いたいのいたいのとんでけー」 まじないがある 呪術は 外部環境への刺激だ このようなおまじないに対して 環境がどのような反応を返してくるか? それが おまじないの優劣を決めることになる いい反応が返ってくれば そのおまじないをまた行うことになり 環境と主体の間に 反応の循環が成... 続きをみる

  • トリプルワールド60

    外部世界との関係性が高い世界では 他世界に対する利己性と 他世界に対する利他性の双方が高まり 相互に互恵的関係が生じ この相補性が高じると 相互に不可欠な関係となり 自己完結性が失われてゆく これは 自己完結性が喪失してゆく過程であり それぞれの世界の主体は 世界が結合し組織化された主体が巻き起こ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド59

    世界には 自己完結性の高い世界と 他の世界との関係性が高い世界に分けられる 同じ細胞であっても 単細胞生物の細胞は 自己完結性が高く 多細胞生物の一つの細胞は 隣の細胞など、他世界との関係性が高い 同じように 一匹オオカミや 個人主義者は 自己完結性が高く 軍隊の隊員や 組織人は 他世界との関係が... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド58

    個人主義と 利己主義という言葉がある それぞれの主義の違いがある この違いを強調すれば   個人主義は   他人に対する干渉は少なく   自分は自分   他人は他人取った面持ちだが   利己主義は   他人に対して自己都合を優先しながら干渉し   他人を自分の支配下に置きたがる傾向が強い というこ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド57

    自らが発した刺激に対して 自らが望む反応が返ってくる領域は その主体の支配領域だ このような 自作自演の仕込みが 強く仕込むことができている場合もあれば 弱い仕込みしかできていない場合もある いずれにしても このような仕込みには コストがかかる マジシャンは このような仕組みを 空間の中にたくさん... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド56

    世界は 現象の循環であり その近傍の環境では たくさんの世界が 刺激を交錯させている 主体が別の主体を ひきつける刺激もあれば 忌避させる刺激もある その刺激の狂乱に 世界がうごめく 鋭く素早い確固たる反応もあれば のんびりした緩やかな反応もあり 刺激に対し 全く反応しないこともある チョウチンア... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド55

    細胞は 膜に覆われている 細胞内小器官も 膜で囲われている 私は皮膚で囲われている 内臓の中を通る食物や排泄物とは 内臓の内壁で遠ざけている 囲いの 内と外では それぞれ異なる世界が展開し 異なる現象が惹起している この境界が崩壊すると それぞれの世界に 他の世界の現象が入り込み 異常をきたす 世... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド54

    生命世界は 遺伝子の実践と復活の循環で維持されている 世界は 循環する規定された現象の総和である 規定された現象が循環する流れは 早く強い流れもあれば ゆっくりとした強い流れもあり 弱弱しい流れもあるけれど このような 規定された現象とは異質の その世界の規定に従わない現象は 世界の外部の現象と認... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド53

    生きるということは 生きるという奇跡的な筋道をたどるように制約され この制約の中で実現している しかし この制約の中にあっても 選択肢の自由がある 目的を達するための手段として 右の道と 左の道がある どちらの道を選んでも 目的が叶えば構わない そんな自由が 大きな制約の中の 所々に散在している ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド52

    椅子を見ると 座りたくなる 座る必要のない時は 椅子を見ても 景色の一部であり 椅子があることに気付かないこともある 椅子の足が抜け落ちそうでガタガタしていても 椅子に座る必要もなければ 直しはしないが 椅子に座りたければ 椅子の足が外れないようにはめ直したりする 椅子と同じように 言葉も 右から... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド51

    刺激に対して反応し その反応が刺激となり 次の反応が生まれてゆく 言葉の形や 言葉の音が 意味を生むのも 形や音が刺激となり 反応が意味をひきだしてくれている 逆に 意味が刺激となり 言葉の形や音が反応として導かれてくる 猫という言葉が 猫との接触経験を呼び起こし 猫の色やこの柔らかさなどの属性を... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド50

    見たくない光景が目の前に広がると 目を覆いたくなる 聞きたくないことが聞こえてくると 耳をふさぎたくなる 嫌な臭いが匂ってくると 鼻をつまみたくなる 主観には 他の世界を拒絶する権限があるらしい 目を瞑り 耳をふさぎ 鼻をつまみ 外部を遮断した主観が 純粋な主観とすると 純粋な主観は きわめて退屈... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド49

    異常という言葉と 異質という言葉の違いを考えてみた 世界が上手く循環する現象の一つに 不都合が生じると 異常ということになる ひとつの世界の中に 別の世界の現象が入り込むと 異質ということになる 異常は誤りなのだけれど 異質は誤りではなく 噛み合わせの悪い正常な隣の世界の現象の混入だ 仮に 赤色の... 続きをみる

  • トリプルワールド48

    橋は橋であり 端ではない こうした棲み分けをきちんと整理しながら 文字とその意味を共役させ 言葉の世界が成立している 橋という文字が 永遠に橋という意味であるためには 「橋という文字」と 「橋という意味」は 永遠に共役しなければならない この永遠の共役関係が崩壊すると 「橋」という言語の世界は崩壊... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド47

    あまり使わない単語や用語は その意味や正確な書き方を なかなか覚えられないけれど よく使い よく書く単語や用語は きちんと覚えている 単語や用語は その形と音と意味が 互いに関連し 連想し合う間柄になって維持されている 連想は反応であり 橋という字を見て橋の意味を連想することは ひとつの特異的な反... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド46

    生きている細胞の中から 細胞が生きるため 大切な役割を果たしている酵素反応を 細胞の外に取り除くと その酵素反応も 細胞も 共に機能不全に陥り消滅する その酵素反応と 他の様々な反応は 共存し 反応が循環して はじめて 時間を超えて細胞として存続できる このような共生的連帯の中で成立する循環が 世... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド45

    動物愛護は 全ての動物に対してではなく 特定の動物に偏った運動だ 猫や犬 クジラやイルカがその対象になるが ゴキブリやスズメバチは その対象とならない クマやヘビも大概外される 同じように 人権に相当する権利は 人間に限られ チンパンジーやゴリラ、オラウータンには認めれない 人間による 人間のため... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド44

    人生にお休みはないけれど 会社や学校にはお休みがある 組織の休息は 個人と組織の間の板挟みから 個人を解放してくれる 板挟みは 世界と世界の接点の一態様だ このような休息による ダブルバインドの解消が 調和の連帯関係が不完全で弱いサードワルドでは 比較的容易にできるけれど 身体のように 調和の連帯... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド42

    新しい学校に入学し 新しい教室に入ると 新しい仲間に出会うことになる クラスメートは 何時から仲間になるのだろう? 同じクラスになることが 学校の会議で承認されて決まった時だろうか? クラスに入る人の名前が公表された時だろうか? クラスメートが指定の教室に入り集合した時だろうか? 学校生活のなかで... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド41

    月の裏側を見ることができない それどころか 地球の裏側や 自分の頭の後ろも 見ることができない 食べた食物が 胃に入って それがどうなっているのかも 見れない 科学技術の進歩で 衛星中継で 地球の裏側や 自分の背後の出来事を 画像としてみることができるようになった 胃カメラを使えば 食べた食べ物の... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド40

    人間の意識は 人間の中心にあると感じるが 代替性のある辺縁と考えることができる 意識は 気まぐれに考えていることが変わってしまうことから 少なくとも代替性の高い機能である 人間の意識は 様々な表現世界を築いている たとえば 夢や現実をそれぞれの表現として把握している 言葉や数字や図形の表現を把握し... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド39

    代替性がある辺縁の循環は途絶えても 主要部分の循環は保存される よくある例えではトカゲのしっぽきりだ トカゲは 捕食者にシッポを捕らえられても そのシッポを切り捨て逃げおおす 人間の肝臓も 半分摘出しても また元の大きさに戻る 皮膚の表皮細胞は 常に新しいものに代替され続け 使い古された細胞は 垢... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド38

    予定通りに事が運ばなことは よくあることで ドミノ倒しも何かの拍子で 途中で途切れることがある 規範とその実践次の実践につながる そんな循環が成立している世界は その主要な循環が途絶えると消滅する 揺れ動く自然は 規範通りにいかない自由をもたらす脅威だ この脅威が 循環の辺縁を変質させてゆく この... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド37

    規範とその実践が循環し 規範が実践価値があるものとなると 規範とその実践が循環し 時間を超えて存続してゆく 逆に その規範に反する実践は この循環の中で排斥されるので この循環が ひとつの秩序ある世界として 機能してゆくことになる 例えば 車の世界では 道路は左側通行が原則であり 交差点で赤信号は... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド36

    1から10まで数える 1の次は2と相場は決まっているので 1の次を3と答えてしまうと 間違いと指摘され 「1から10まで数えられない」と 叱られてしまう 1の次は2 2の次は3 3の次は4・・・・ このような規範に従うことで 維持されている世界がある 同じように インスリンA鎖のアミノ酸配列は グ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド35

    「世界」という言葉と 「地球」という言葉にニュアンスの違いがある 「家(ホーム)」という言葉と 「家屋(ハウス)」にも似たような違いがある 前者では 家族という表現にみられる 人の営みを加味したニュアンスもあるが 後者でも それを排した感がある だからだろう 「全世界」という言葉があっても 「全地... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド34

    ジグソーパズルの 鍵と鍵穴の関係は 裁断の形により形成される現象である どのピースとどのピースが どのような関係で連なるかは この裁断の形により決する 裁断が 法則を創造したと表現できる 自然法則を応用し 様々な法則が創造されている スイッチを入れると電気がつく 赤信号で車が止まる 「お座り」と言... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド33

    鍵が形成されるという現象と 鍵穴が形成されるという現象は それぞれ2つの 独立した現象である しかし 全くもって無関係ではない この2つの現象が 近くで起こり 鍵穴にカギが入り込む機会をも創られると 鍵の形成と 鍵穴の形成の間に 共役の関係が成立しうる 鍵と鍵穴の首尾よく接合し 鍵を持つ物質と 鍵... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド32

    世界を 内部と外部に分けて思考することがよくある 身体の内側と外側 国の外と中 臓器の内側と外側 地縁血縁の内と外 共役関係が密の部分が世界の内側で 共役関係が疎である場合は世界の外部と認識される 密な共役関係が創造されることにより 現象が循環し 世界が成立するので 世界の内側の共役関係はとても濃... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド31

    生命の進化は 地層の中の化石の推移で観察できる 生命には40億年ほどの歴史があるようだ この間に 生命は 生命を維持する現象を保存し続けてきた 生命を維持するためには 生命システムを補修する力が必要であり そのためには 同じ形相を再現する仕組みと それを動かすエネルギーが必要だ エネルギーの獲得と... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド30

    ワニのオスは ワニのメスに惹かれるらしい カマキリのオスも 食べられてしまっても カマキリのメスに近づいて行く そうできていると言ってしまえばそれまでの 当たり前のことではあるが このように惹かれたり 近づいて行くために 様々な工夫が身体の中に仕組まれている 個体を司っている主体は一つのようでいて... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド29

    人は 他の動物と同じように 生まれて 成長し 恋をして 子供を作り 育て 死んでゆく この大きな道筋は 理性が誘導するものではなく 本能が導いてくれている 理性は この導きを実現するために 最前線で活躍している営みだ いわゆる最前線の戦闘員だ 大きな道筋が 内側から湧き上がる欲求であり 大本営とい... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド28

    小さな子供が お母さんを恋しがり泣き叫ぶことがある 「おかあさん  おかあさん  行っちゃダメ」 お母さんは働くために出かけるにも 一苦労することになる 子供にとって お母さんは 大事な自信を保護するシステムの一部だ *** 修復されながら維持されているシステムは 修復がされなければ疲弊し機能しな... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド27

    空間的な調和はアナログで ぴったり納まることもあれば ちょっと納まりが悪いこともある これに対して 反応的調和はデジタルで この場合はあれ その場合はあちらという具合に あらかじめ定められている だから 中間を表現する場合には 2つの対峙する反応的調和の 惹起される量の調整により行われることになる... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド26

    同じ映画でも 映画フィルムや VHS方式やベータ方式のテープ レーザーデスクや メモリースティックに入っていたりする 同じメディアでも その媒体は様々だ どの媒体であれ その媒体に呼応したシステムがあれば 元の映画が再現されてくるから 同じ映画が入った違う媒体は 同じものと言えば同じものであり 違... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド25

    空間的調和と 反応的調和がある 空間的調和は カギと鍵穴の関係に喩えられる 酵素反応における 酵素とその基質の関係もそうであり コオロギの生殖器の接合もそうである 反応的調和は コオロギの歌の呼び合いにある その歌を聴いて避け合うようでは 恋はうまくいかない それを聞き 互いにひきつけ合わなければ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド24

    コオロギが 恋の歌を歌い交尾をし 卵を産む 恋の歌で 恋の相手を探し選んでいる 翅が変形していてうまく歌を歌えなければ 恋はかなわない 聞くものにとって 理にかなった歌を歌わなければ 恋はできない 主観ばかりではなく 聞かれるという客観が伴う作業だ そして 主観が客観と合致しなければ 主体の間の関... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド23

    ひとつの家に ひとりで住んでいれば その家の主ははっきりしているけれど その家を 複数人で住んでいると その家の主ははっきりしなくなる ある場所が壊れた時 それをどのように補修するのか 誰がそれを治すのか ひとり暮らしなら ひとりで決めて直せばよいのだが 複数人で暮らしていると 人により考えが違っ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド22

    天候の乱れがない世界の方が より制御された 素晴らしい世界と評価されるのかもしれない そうなれば 程よい降水があり 川の水の流れは常に一定で 洪水もおこならないし 風も穏やかで 屋根が突風で吹き飛ばされることもない 低気圧や高気圧を制御でき 能動的に恒常性を高めれば そんな世界を創造できるかもしれ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド21

    ブタが食べるように食べ続ければ ブタになる、、、訳ではない ネコの食べ物を食べ続けても ネコになれない ブタを食べ続けても ブタにならないし ウシを食べ続けても ウシにはならない 身体を造る素材は素材であって それをどのように組み合わせるかで 出来上がるものは大きく違ってくる 素材の妙より 組み合... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド20

    ミドリムシは 光の強い方向へ泳いでゆき 光合成を活発に行い より多くのエネルギーを蓄積できるように 外部環境に応じて反応できるよう工夫されている 細菌も ガラクトースの多い場所では それを分解する酵素をたくさん産生し より多くのエネルギーを利用できるように 外部環境に応じて反応できるよう工夫されて... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド19

    受精卵が分裂を繰り返し 徐々に複雑な体ができてゆく その過程で 発生途上の胚の手は ドラえもんのような手で 指が別れていない 5本指の場合 4つの指の谷間あたる部分にある細胞が 次々と死んでゆき 指が形成される 生きてゆくべき細胞と 死んでゆくべき細胞が 発生途上で色分けされ その色分けに従い 自... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド18

    主体は 循環する反応の束として 循環しながら存在する総体である だから その一部に支障をきたすと 循環が絶たれて消滅してしまう そのため ①支障が出にくい方が永続しやすく ②支障が出ても修復されれば永続しやすく ③主体が沢山あればあるほど  永続の可能性は増してゆく 危機管理の基本は ①安定性 ②... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド17

    セカンドワールドを特徴づける 自律性と特異性は 外部に対する反応 の他 内部の他反応に対する反応として現象している 植物の細胞の中では 葉緑体で作られたATPを利用しながら 酵素反応が次から次へと予定されたとおりに起こり カルビン回路が回る そして 二酸化炭素が糖へと合成されてゆく 植物が生まれて... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド16

    生命は 動き続けながら 同じであり続けている 同じ現象が 永遠に続くかのように 繰り返している 太陽の周りを地球が回るように 同じ現象を繰り返している 地球の公転と 生命現象の違いは 地球の公転が慣性により維持されているのに対して 生命現象の繰り返しには この繰り返される現象に必要なエネルギーを ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド14

    主体が主催する様々な現象には 再現性がある 同じ動作を繰り返し 同じものをいくつも作る 同じようなものを取り込み 同じようにエネルギーに変えてゆく このような 能動的で再現性のある現象が 主体を支えており 主体は このような 能動的で再現性のある現象を 催している 再現できるということが 主体の存... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド13

    主体が主体である理由を実践し 主体を維持しながら この循環の中で セカンドワールドが持続されている 自己保存を目的として その目的を達するための手段として 自己保存を実践しながら セカンドワールドが持続している 自己陶酔の世界と言えば そのとおりなのだろう 自画自賛しながら 主体の存在を肯定し そ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド12

    ファーストワールドの法則は 広く一般的であるのに対して セカンドワールドの法則は 主体が主体的に創生したローカルな法則だ だから 主体が消えれば法則も消え 主体が変われば 法則も変わる 法則が変わり 主体が変わるのかもしれない 双方向的だ しかし セカンドワールドの法則にも 特徴がある 法則の維持... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド11

    生命のセントラルドグマには 法則がある DNAの塩基は4種類定められており RNAの塩基も4種類定められている アミノ酸も20種類定められており 光学異性体は必ずL-体であり D-体は使われない DNAの塩基配列と アミノ酸の対応関係を表す アミノ酸コード表も セントラルドグマで観察される 主要な... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド10

    万有引力の法則や ケプラーの法則や 相対性理論がある このような法則が 世界を動かしている ・・・のではない 世界を動かしている様を 法則や理論として 表現したものが 万有引力の法則であり ケプラーの法則であり 相対性理論である 物体はこう動くべきである という法則ではなく 物体はこう動いている ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド9

    主体的という言葉がある 世界の主が 能動的に世界を動かす様が 「主体的」と形容される もう少しいうと 命令されて従属していても 能動的な現象を引き起こすことはできるが 命令されて従属している場合には 主体的な現象を引き起こせない このように 主体性には 能動性に加えて自律性を加味した意味がある こ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド8

    叱られないはど賢いという考えがある 叱られないようにするにはどうすればよいのかを きっちりと覚え それを実践すると叱られない、、、はずである 言い換えれば どうするればうまくいくのかを 事前に知り これを実施するとうまくやっていけるということになる 生命は どうすれば生きてゆけるのかを 事前に知り... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド7

    エントロピーは減少してゆく 言い換えれば 複雑さは消滅し 均一化が進んでゆく 具体例としては 水を張ったビーカーに 一滴のインクを落とすと はじめ 複雑な模様を描くが やがて 均一な薄いインクの色に水は染まる 地球や太陽のような塊が 宇宙空間に浮いているのは インクが水の中で均一に溶けてゆく過程の... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド6

    富士山の形も次第に変わってゆく 一日二日では目に見えることはないけれど 100年、200年という単位で見れば 富士山の形も変わってゆく 噴火でもあれば大きく変わる 大地震でも変わるかもしれない このような形の変化を 今の富士山とその周辺の状況から 予想することは難しい 数日後の台風の進路でも 大ま... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド5

    昨日晴れだった 今日も晴れだ 明日も晴れるだろう 帰納法は 山や河にも成立する 昨日富士山がそこにあった 今日富士山がそこにあった 明日も富士山はそこにあるだろう このような帰納法は 天候よりもとても高い確度で成立する このような 非常に高い確度で明日も存在する富士山の存在というものは 偶然でなく... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド4

    山には それぞれの山に それぞれの山の神がいたり それぞれの河に それぞれの河の神がいたりする 台風には それぞれ呼び名がつけられる 人名のような名前を付けてもらえることもある 大陸や山はあまり動かないけれど 噴火をすることもあり 噴火で溶岩が大量に放出されると 新しい山ができたりする この山は ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド3

    ファーストワールドは無主体世界であり セカンドワールドは主体世界であり サードワールドは多主体世界だ 主体は 様々な現象に対し それぞれに呼応した現象を能動的に返す 生命という活動主体は 物質環境としてのファーストワールドから エネルギーを取得し 様々な能動的活動を実践するシステムである このよう... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド2

    太陽の光が 地球の表面を温め 水蒸気を発生させたり 陽の当たる場所と 陽の当たらない場所に温度差をもたらしたりする 温度差は風を呼び 水蒸気はやがて雨となり 地表に降り注ぐ 太陽の光は 気候を動かしているエネルギー源だ 台風や大雨も 太陽の光がもたらしている 太陽の光が強すぎれば 大地は干からび ... 続きをみる

    nice! 1
  • トリプルワールド1

    放り込まれている現実の世界と 頭の中にある仮想現実の世界の 二つの世界の狭間で 感情や言葉が行き来を繰り返している 外の現実と 中の現実 この二つの世界を 同じにしようと 感覚や運動が行き来をしている 受動的に 相手に合わせようとすることもあり 能動的に 相手を変えようとすることもある こうした狭... 続きをみる

    nice! 2