ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

進化のブログ記事

進化(ムラゴンブログ全体)
  • 自然を克服するということ

    古代人が 森の掟に従ったように 現代人は 社会の掟に従う 古代人も 現代人も それぞれ 命を支えてくれる恩恵に向かい ひざまずく このひざまずかせる恩恵が 秩序の原動力だ 権力は むかし 自然が握っていた そして 自然のもと 人間は平等だった 、、、のかもしれない ーーーーー メモ 秩序を維持する... 続きをみる

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  • 浮動する秩序

    秩序は A案B案C案の争いの中から生まれる この紛争の優劣は A案B案C案の実力のみで決まらない これらを取り巻く様々な要因による影響が大きい これらの要因により A案B案C案の有用性に相対効がうまれ 秩序の浮動が生じることになる ーーーーー メモ A案は冬物 B案は春秋物 C案は夏物 季節の移り... 続きをみる

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  • 変化から不変への置換

    現象を記載する この行為は 動く現象を 動かない記載へと置換する作業だ 動くものを 動かないものへと置換する 別の言い方にすると 変化から不変への置換だ それを 同等のままであると定義しながら行うのだから かなりの無理がある この無理が通って やっとこさ 思考が成立し 哲学が成立し 科学が成立する... 続きをみる

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  • 実存は本質を複写する世界内存在

    ピテカントロプスの時代から 腕力が秩序を創造してきた だが 知力も黙ってはいない 知力が 新しい腕力を創造するのだ そして その腕力が知力を支配したりする そうこうしながら 腕力と知力の共進化が 社会を複雑に強健なものへと導いた 林立する 過去の偉人たちの腕力と知力の森の中 アカデミーの分類が 道... 続きをみる

  • 反応の統制による集団リテラシー

    何かをしようとすると それに反対する人もいれば それに賛成する人もいる 反応は 対象に向かう存在ごとに様々だ その様々を統制して 画一的に反応するようになると 画一的反応をする集団として 秩序が成立する 言葉に同じ意味を感じる集団があり 言葉に秩序が生まれる 「反応を統制せよ」 秩序を希求する声が... 続きをみる

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  • 「あした神があった」を論考してみる

    「あした神があった」 この文章には違和感がある 「あした神がある」 「きのう神があった」 これらの文章が 「あした神があった」を いじめて排除しようとするからなのだろう この違和感があるから 私も 「あした神があった」をいじめて排除する 「あした神があった」がなくなるまで わたしたちは 「あした神... 続きをみる

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  • 未来の人類に

    部分の組み合わせを変えながら 全体の多様性を増加させ 存続の可能性を広げてゆく これが 増殖する秩序たちの大実験だ 存続の可能性を追求し それを成し得た秩序が 時を超える系譜を導く 進化の系譜だ 存続しえなかったものたちは 歴史の記録となり 例えば カンブリア紀の生き物たちのように 化石となって ... 続きをみる

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  • エネルギーが回転する妙義の中で

    自分できることは 自分ですればいい 自分のできないことは 他人にやってもらえばいい この単純なことを忘れ 自分でできることを 他人にやってもらおうとしたり 自分でできないことを 自分でやろうとしたりする そんなことをしていても 自分が苦しむだけである やらなければならないことから 自分でできること... 続きをみる

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  • 令和のはじめに

    どうせなら 面白くなき世を 面白く ひと工夫で 面白くなることがたくさんある そんなものたちを集めに集めると お祭りが出来上がる 一品を持ち寄り 宴会が出来上がる ひと工夫を 皆で集めたり 職人気質に襲われて ひと工夫を重ね続けたりしながら 日本の美が生れ育まれてきた これからもそうだろう 春 あ... 続きをみる

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  • 知は「よりよい」を再現する力である

    なぜ筋肉が動くかを知らなくても 歩けるし 口を動かせる どんなものを食べればよいのか きちんとわかっていなくても 美味しそうなものを なんとなく食べていれば 身体が維持できる 知らなくても なんとなく何とかなってゆくのが 身体機能だ このように身体機能については さらに「知る」ということは 必要条... 続きをみる

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  • 正義の生存競争

    正義が 万人から認められると 当たり前のことになり もはや 「正義」と声高に叫ばれることもなくなる 逆説的だが 異議を唱える者がいるから 正義は「正義」なのである だからこそ それを押し潰したり排除したりしようとして 正義の鉄拳や 正義の剣が登場する 正義は賛否があるものであり ある意味 自然選択... 続きをみる

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  • 巡る慣習の中で

    先置された慣習に従い 細胞は分裂を繰り返し 臓器が発生し 身体のバランスが整えられる 紆余曲折の自然淘汰の過程で 洗練されて来た習わしの束が 遺伝子に集約されている それに従い 受精卵が筋書き通りに命の道を発生してゆく これと同じく イギリス議会の議事録が 未来への指南書であるように 記憶された前... 続きをみる

  • 四原因説 + 二原因

    秩序は 変わろうとする力と 変わらずにいようとする力の 均衡の上に成り立つ動的構造だ このような可塑的構造が存続していると 秩序として認知される 秩序は 四原因説で語られるように 質料因、形相因、作用因、目的因を記載することで 理解が深まる 動物の行動の総体として成立する 社会構造のように より動... 続きをみる

  • 個体発生は系統進化を繰り返す

    難解な専門用語の群れが 他の解釈を許さない厳密な世界を表現する 科学論文や 裁判の判決文の世界だ 汎用的世界ではなく ある限定された世界を 厳密に描く必要性が このような技術を向上させてきた 肝臓の細胞群は 肝臓の機能を全うするために 厳格な反応を日々実践している これらの反応は 腎臓の細胞群には... 続きをみる

  • 技術が承継され秩序が維持される

    70億の人間をまとめて 「70億の人間」という言葉に凝縮する この言葉の一部に「私」が属しているはずだ 探してみる 「70億の人間」のどのあたりに「私」はいるだろう 「7」の辺であろうか? 「人」のあたりだろうか? はたまた 原子核の周りを回る電子雲のように 「70億の人間」の隅から隅までを ぼん... 続きをみる

  • 服の仕立てのような進化論的適応

    運動すると 筋肉痛が訪れる 心地よい痛みだ 居たまままれない痛みと違い つらいにはつらいけれど どこか柔らかみがある痛みだ 悪いことをすると叱られる 叱られ方にも 痛みと同様に 感じ方にもよるのだろう いろいろな叱られ方がある 柔らかなお叱りもあれば 激しいお叱りもある 痛みも お叱りも 調和への... 続きをみる

  • 光の当たらない舞台裏

    華やかな舞台にも 暗闇がある 照明を落とした時の暗闇もその一つだ そしてまた照明が光り輝き 舞台が煌めく 照明が照らす先に 観客の関心が誘導される 光に当てられた存在が全てという訳ではない 関心ごとはいつでも存在の一部に過ぎない 光の当たらない闇の中で 存在が育ち 光を受ける出番を待っている それ... 続きをみる

  • 揺れながら流れる時代のはざまの涙

    中世の終わりには 啓蒙思想により キリスト教社会の秩序が見直された そして 啓蒙思想は 男女の分業の秩序を見直し 男性らしさ 女性らしさを強要する圧力を弱め LGBTを肯定し 結婚制度も 古い伝統になってゆくような様相だ 苗字もやり玉にあがるようになるのかもしれない 枠にはめ 枠にはまり 安定して... 続きをみる

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  • 紛争スパイラルにもまれる進化の途上

    紛争を予防するには どうしたらよいだろうか? そんな思いから 自由や平等や公平といった言葉が湧き上がる しかしながら 往々にして それぞれが自分にとって 都合がよい自由や平等や公平を思い描くから 始末が悪い これが論争の種になり 紛争に至ることになる 紛争があり それを予防するために考えたあげく ... 続きをみる

  • アルゴリズムの連鎖による動的存続

    キャッチボールや テニスのラリーは うまくやれば 永遠に続けることができる ・・・むろんエネルギー補給が    滞りなく行われての話ではある 送り手から受け手への ボールの移動は 右から左 左から右へと 双方向に交互に行われる このような相互に強調した 調和のとれた双方向のアルゴリズムは 動的秩序... 続きをみる

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  • 広い世界を希求する機能

    余計なものまで たくさん買わされる というか 買わざるを得ない状態が氾濫している たとえばカメラ 必要もないような機能が たくさんおまけのようについてくるから それも合わせて買ってくる オーダーメイドで必要な機能だけを選んで 組み立てて販売してくれれば有難いと思うのだけど そんなオーダーメイドは値... 続きをみる

  • 所属変われば品行変わる

    冬になると寒いし 夏になると熱い それぞれの季節に それぞれの苦言を呈しながら 一年が過ぎてゆく 予定調和の中にある苦言は 穏やかだ 予定していないようなことが起こると 穏やかではいられないから そんなことがないようにと お祈りしたり お願いしたりする そんなお願いが通じずに とても異常な状況が ... 続きをみる

  • 反応する力

    様々な存在から 多彩な影響力が放出される それを受け止めることもあれば ただ流すこともある 聞き耳を立てることもあれば 聞き流すこともあるということだ 昆虫たちは 人間には感知できないフェロモンを使い 意思疎通をしている 体の中では 各種ホルモンが循環しているが それを感知するのは そのホルモンに... 続きをみる

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  • 自己保護 人間保護 自然保護

    調和の範囲を 自分にすると 自己保護という状況を創り出すことができる 協和の範囲を広げてゆくと 家族保護 もっとひろげると 人間保護になり さらに広げると 自然保護ということになる 保護の程度を高めると 保護ではなく飼育になる 自己飼育 家族飼育 人間飼育 自然飼育 ということになろうが 個人の力... 続きをみる

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  • 固定化した因果律との距離感(=と≒)

    周りと調和していると生き易く 周りと調和していないと生きにくい AはCでなくBである これを 周りも自分も是としている あるいは否としている場合は 調和がとれている しかし 周りは是であるが 自分は否であると不調和となる ごまかして なんとなく うやもやにできる不調和もあれば 不調和が更なる不調和... 続きをみる

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  • 整備された道を歩くこと

    人間には弱さがある 強制されると 悪いことと思いつつ 言われるがままに悪事を働く弱さがある そして 強制されないと 大事だと頭でわかっていても やらずじまいにしてしまう弱さもある 社会生活の中で 誰かの命令で動くようにできているのか 自由の中に放り込まれると 怠けてしまう 誰かのせいにして 善悪を... 続きをみる

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  • 悪も善もそれぞれが調和して存続する

    ルパン三世は 捕まったとしても また逃げなければ 銭形警部も生き甲斐をなくしてしまう だから この世から悪はなくならない ・・・というわけではないだろう ゴキブリを悪として 殺虫剤を善として考えてみる 悪が栄えるのは あくまでも悪がその生命力を発揮して 生き延び 生殖して子を増やし続けているからで... 続きをみる

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  • 結論は哲学の敵である???

    哲学が知を愛することであるとした時 この愛を永遠なものにしようと考えると 何かを懸命に考え続けることになる 結論を出してしまえば 考えることの終わりに達してしまう この結論が出て考える必要がなく状態は 哲学が望むことだろうか? だからだろうか 一度結論を出しても すぐにまた別のことを考え その結論... 続きをみる

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  • より平和嗜好への品種改良は可能か?

    家畜やペットは 人間の好みにあわせて改良される 人間は 社会の好みにあわせて改良される ・・・のかもしれない そこで 社会に好みがあるのか? あるとすればどんな好みか? 少し考えた 個人の本能より 社会の決まりを優先する気質を 社会は好むかな、、、、 例えば 戦争のとき 殺したくないと思いつつ 敵... 続きをみる

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  • 血液をチープ・ラーニングするコギト

    献血啓蒙のキャッチコピーに 「血液はまだ作れません」という言葉があった 「まだ」という言葉が入っている 「血液は作れません」 「血液はまだ作れません」 この両者の間の差異に 時代の違いを感じる 前者は血液をつくるなんてことは とても考えられない時代の言葉だ それに対して 後者は まあ、考えられなく... 続きをみる

  • 酩酊という変異の実験場

    ショウジョウバエには 様々な突然変異が知られている ショウジョウバエに 紫外線を当てると 突然変異した個体が生まれる 体の色や 羽の形や数が 通常とは異なった個体が生れるのだ これは DNAが紫外線により損傷を受け 遺伝子が正常に働かなくなる結果である 紫外線の少ない、いつもと同じ環境では いつも... 続きをみる

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  • 調和した一体感という幸せ

    幸せのある風景には 調和した一体感がある 温泉に入り ふぅぅーと深いため息をつく幸せには 程よい湯加減が必要だ 熱くてもぬるくてもいけない 調度良い湯加減が必要だ 美味しいお料理にも 調度良い塩加減が必要だ それと予想していた味 もしくはそれを超える味があるとよい 無意識の中で眠っていた味覚を 呼... 続きをみる

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  • 歪みを承継する反応

    定型的に反応する このことにより 歪みが伝わる たとえば、、、、 言葉があり それを見聞きすると 意識に歪みが生じる 意味が通じるというのは このように歪みが 美しく共鳴し 別の歪みとして承継される状態だろう 反応は 歪みを伝播する機構である ーーーーー メモ 歪みが 美しく伝播すると 歪みが 時... 続きをみる

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  • 自然を歪め、命を育む系譜

    自然体でいるということは 生きている状態を 前提としている言葉に聞こえる しかし 死んだ状態のほうが ある意味 より自然な状態だ 無理をせず なすがままにされている状態を自然というならば 死んでいる状態のほうが より自然体であるという意味だ 死ぬことを 自然に帰ると表現することがある所以であろう ... 続きをみる

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  • 性淘汰と差別のはざまにて

    あれもこれもほしくなる男の子 あれがいいかこれがいいか 選ぶことを楽しむ女の子 この違いが本当かどうかは さておき こういう傾向性があるということは 進化論的には合理的だ 悲しいことというべきか 進化論には優生学的側面がある 政治的法律的に優生思想を実践すると さまざまな問題が派生するけれど 「メ... 続きをみる

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  • 過程としての適応 結果としての共役

    たくさんの機能を持つ このことは 便利であるが大変でもある 機能ごとに 空間と時間が消費されるからである パソコンのソフトの機能が 多岐にわたるようになってきた これはパソコンの 記憶容量の増大と処理速度の向上による 空間と時間の効率化があって 機能を多角化することができるようになってきた 一つの... 続きをみる

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  • 素敵な阿呆が夢見る「2100年宇宙の旅」

    大いなる無駄は えてして 大いなる無駄のままではあるが 時として 大いなる発見につながることがある ただ 大いなる無駄のままである可能性が高いので たいていは 大いなる無駄を避けて歩くことになる しかし そんなことばかりしていると 進歩がない そう思いつつも 安全な道を選ぶのが一般的だ ところが ... 続きをみる

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  • 裸の力をとりまく文化の力

    年配者が 免許証を返納することがある * 自動車は 運転手がいないと 走れない これは昔の話になりかけている 自動運転の進歩は 日進月歩の勢いで進んでいるに違いない * 自動車を運転する能力がないと 運転免許証を交付してもらえない 免許を持つ者と持たぬ者で 区別をするための制度だ 自動運転の技術は... 続きをみる

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  • 基本としての組織化 応用としての競争

    細胞のシステムは 一つの細胞が 二つの細胞へと分裂することができるシステムだ システム内で 実に巧妙な仕掛けが たくさんたくさん働いている このあまたある仕組みがすべてそろって はじめて生存競争が成立する オリンピックが近づくと 「参加することに意義がある」という言葉を よく耳にするようになる 生... 続きをみる

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  • 同所的代替と異所的代替

    親の命を引き継ぎ 子が生きる 子は 親の代わりに生きているのか? 代替性の向上により 命はより太い束となり時を超える そう考えると 「子は親の代わりに生きている」という考えを 支持することになる しかし 子はその為だけに生きているのではない 子には子の生き方があるのだ 命の承継というシステムとして... 続きをみる

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  • 共役と代替で紡がれる命たち

    生命は 秩序だった共役的な反応が 連鎖的に循環することで維持されている この連鎖的な循環が途切れると 個体であれば死を迎えるということになり 種属であれば絶滅ということになる したがってこの連鎖の継続性が 自然淘汰で問われているということになる 継続性は むろん 共役がうまく循環することによるが ... 続きをみる

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  • 言葉の存在形態としての循環

    言葉は言葉単独で存在していない 具体的には 「ありがとう」は それを発する人 それを聞き理解する人の 存在なくして存在しない 多種類の秩序の存在との関係の中でのみ 「ありがとう」は存在しているということだ 「神」という言葉も同じである より多くの人がその言葉と関係を持つことにより 言葉は大きな束と... 続きをみる

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  • より良きもののために我慢するということ

    ウサギが ウサギ小屋の地面を掘って 檻の外に逃げ出してしまったことがある もう戻ってこなかった ウサギ小屋は餌をもらえる快適な環境であると ウサギは考えもしなかったのか 檻の外へ脱走してしまった そこにいれば 食べ物に困ることはないと ウサギは知らなかったのだ それを熟知し 思考し 外へ出たときの... 続きをみる

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  • 制御可能領域の改良の蓄積としての進化

    心筋細胞は 日がな一日 昼夜関係なく 収縮と弛緩を繰り返している 縮んで伸びて また 縮んで伸びて ・・・・ この繰り返しだ 簡単に考えれば簡単だが 難しい作業を実に簡単そうにこなしている という風に考えるのが筋だろう 筋細胞は 10や20どころではない もっとたくさんの生体反応がかかわりあう 複... 続きをみる

  • 適応至上主義という本末転倒

    生存競争という言葉は のんびり生きることを 否定しやすい言葉だ 少なくとも あまり肯定はしてくれそうもない 今生きている生き物に比べ カンブリア紀に生きていた生き物は のんびりと暮らしていたのだろう そんな中 せかせかと生きる生き物があらわれ のんびり生きている生き物のえさを横取りしていった ある... 続きをみる

  • 反復性秩序の調整と統合

    長い付き合いの間柄は 一朝一夕では形成されない 幾重にも折り重ねられた 繰り返された関係の中で熟成した間柄 良きことも悪しきことも 争いも融和も 間柄の中で熟成し溶けあっている * 失敗しながら 自転車に乗れるようになる 自転車との調和だ 間違えながらしゃべり 言葉を覚える 言語との調和だ 注意さ... 続きをみる

  • 終わりが始まりとなる秩序の流れの中で

    水の流れがあるように 秩序の流れがある そして その流れに 始まりがあり 途中があり 終わりがある 終わったままなら それまでだ 終わりが始まりに続くと また始まりからの流れに戻る 朝起きて 動き回り食事をとり 夜寝る 四季が巡るように 再び朝が始まる 生産され販売され 次の生産資金となり 再生産... 続きをみる

  • 循環する機能の調和熟成過程としての進化

    細胞内小器官の間の機能調和の熟成には 何億年かけてきたのだろうか? 細胞間の機能調和の熟成には 何億年かけてきたのだろうか? 機能の連鎖が循環するシステム内において 調和が不可欠だ 相互により調和的な機能が 循環をよりスムーズに回転させる 生存競争はこの循環のための手段に過ぎない すなわち 環境へ... 続きをみる

  • 予測可能性の相互作用の結果としての調和

    情報的因果律に支配された世界は 予測可能性に満ちている 情報による予定が存在し その予定が 様々な物質を媒体として秩序が移転しながら 予定が実践に移される 情報としての予定調和が 調和的に実践されるということだ 情報による秩序としてのシステムも このような予定調和の実践により 組織化され形成される... 続きをみる

  • アポステリオリな予定調和たち

    アプリオリ と アポステリオリ というのがある それぞれ よりさきにあるもの よりあとにあるもの という意味だ 先天的 後天的 原初的 経験的 このように訳され対比される言葉だ 物理化学的法則がアプリオリならば 生物学的な秩序はアポステリオリということだろう アポステリオリな秩序が アプリオリとし... 続きをみる

  • 少機能の気軽さと多機能の贅沢

    上手くいくことだけを拾い集めると 凡人も天才になれる 失敗がなければ良いか、と言えば そうもいかない 何もしなければ失敗もしないが 成功もしない 沢山の成功と わずかな失敗がいい * 多細胞生物と 単細胞生物がいる 多細胞生物は 細胞がたくさんあり いろんな種類の細胞があるから 機能も盛り沢山だ ... 続きをみる

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  • 面美腹醜にたむろする面従腹背

    ミスタータイガースの掛布選手が 「ホームランはヒットの延長にある」 という名言を残した ヒットを打つように心がけていれば ホームランも自然に打てる こんなニュアンスがあるのだろう 大きなことにばかり目を向けず できることに懸命になることの大切さを教えてくれる 恐怖政治は聖人政治の延長にある なぜか... 続きをみる

  • 実践は踏襲のイデアな篩である

    語り継がれる 村の掟や家訓があるとしよう これらは 守られなければ 踏襲されることはない 実践できないということは 何か理由があり その理由故に踏襲されないということになる 逆に 実践した結果 都合の良い結果がもたらされれば 踏襲されてゆく 実践した結果 好都合であることが 引き継がれることになり... 続きをみる

  • 過保護を求めるという野生

    草食動物は 肉食動物を嫌っているように見える 見つけると逃げるからだ 逆に 肉食動物は 草食動物が好きのように見える 見つけると追いかけるからだ 好きだから追いかける けれども逃げられる いつまでも 好きなものに追いつけないと 辛い 好きなものが 身近にあり 手を伸ばせば簡単に手に入る そんな状態... 続きをみる

  • 脳は、意外と矛盾が好きなのだ

    自動車に ブレーキとアクセルが併存するように 記憶の中に 相反する事柄が併存している 覇権主義も 平和主義も 軍国主義も 好きであれ嫌いあれ 頭の中で共存している 情報は実践に至らなければ 人畜無害だ 矛盾していても 併存できる 逆に言えば 矛盾が併存できているので いざ実践の場において あちらを... 続きをみる

  • 社会の存在価値が自己家畜化を促す

    個体間の生存競争では 生きる力が試される 社会の間の競争では 個体の生き易さを提供する能力が試される ここで言いたい競争は 短期的な競争ではなく 持続的かつ総合的な競争だ 一瞬の瞬発力の競争は 生存競争ではないからだ 夏に生きる能力に長けていても 冬を乗り切る能力がない生き物は 四季のある土地に定... 続きをみる

  • 同一性へ向かい流転する努力としての生命力

    時間が経過すると 万物は流転する この流転をとどめようとする力が 生命にある 壊れると壊れたままである物質とは 異なり 生命は 壊れても直す力がある 細胞内小器官は あえて古いものを壊しながら 新しい同じものを造り 同じ状況を維持している 流転しながら 同じを保っているのだ 時間が変化をもたらし ... 続きをみる

  • 伝えられながら進化する被造物たち

    「伝統だから」 この一言で 「なんでそんなことをしなければならないのか」 そう思うようなことを やらされた 振り返れば それに助けられていることがままある 伝統の重みだ その場その場では 面倒で意味がないように思えることも 全体を通じて見たり 実際に最後までやり遂げ 全体を体験すると 面倒でも意味... 続きをみる

  • 集団的試行錯誤としての生存競争

    集団的試行錯誤 私が10人いて 10通りの生き方を試したら 1人くらい大成功するかもしれない 私のことだから 1000人 いや1万人いないと 大成功はないかもしれない たくさんいれば たくさんいるほど 上手く行く可能性は高くなる 集団で 試行錯誤をするということは こういうことだ 誰かが上手く行け... 続きをみる

  • 自然選択の流れが風となり未来へ運ぶ

    風が 過去から来に向かい 吹いている その風に乗り 草や枝葉がたなびく その風に向かい 歩き出す人 その風に乗り 歩き出す人 動かぬ真実には 風がない 確かめ得ぬ真実に 様々な風が起きる ポスト トゥルース 様々な憶測と噂の渦 風のように舞い上がる 言葉たち 風が 過去から未来に向かい 吹いている... 続きをみる

  • 予定調和をもたらす情報への帰依

    紛争は 不調和な反応の応酬だ 調和的反応が 予定されていた機能を 発揮するのとは 逆に 不調和的反応は エネルギーの消費をするばかりで 生産性がない 調和的反応のはずが 環境の相違により 不調和的反応であることがある だから 紛争はなくならない これを避けるべく 反応の対象を より厳密に分析し ど... 続きをみる

  • 好きになる宿命、嫌いな宿命

    自分にとっての 都合の良し悪しで 好きという感情や 嫌いという感情が 沸いてくる 人に関する 好き嫌いもあれば 行為に関する 好き嫌いもある 自分の都合が変れば 好きな対象が嫌いになったり 逆に 嫌いな対象が好きになったりする 臨機応変だ 同じ行為でも 誰が行ったかで 好ましかったり 好ましくない... 続きをみる

  • 生命の進化はチャレンジの賜物である

    「こんな事になるはずではなかった」 そう後悔してしまうことが しばしばある 「しまった」 そう思うときには もう遅い すべては決まっているのだ 失敗しても 上手く行く時もあれば 上手くできたつもりでも 結果が悪い時もある 現実の未来が一回しか来ないにもかかわらず 予測不可能性が高いのだから 始末が... 続きをみる

  • 苦行のはてを夢見て学ぶということ

    ゴルフボールを打てば それだけの単純作業で 実に様々なことを教えてもらうことができる ただ条件がある ボールを 自分が予定しているように飛ばそうとしなければならない 自分の思うようにしようとするから 様々なことを教えてもらえるのだ そして その『思い通りにしようとする心』が 強ければ強いほど より... 続きをみる

  • 遠い世界を眺める今昔

    大阪万博の 太陽の塔は秀逸だ ただひとつ気になっていることがある 猫背のようだ 薄っぺらい顔が 身体の芯に乗らずに 前のめりについている 「日本人らしい」といえば そうかもしれない 首から上のモアイ像は 首から上で地面にしっかりと立つことができるが 太陽の塔の首から上を切断して 地面に降ろすと 前... 続きをみる

  • 視座の変換による帰納法の転回

    災害は忘れたころにやってくる この警句の基礎には 人間の帰納法的思考が寄与している 200年前に災害があった 100年前にも災害があった そろそろ災害があるだろう これは 長期的視野に立った帰納法だ おととい災害はなかった きのう災害はなかった きょうも災害はないだろう こちらは 短期的視野に立っ... 続きをみる

  • 間違いは必ずしも悪ならず

    間違いが 次の時代を創ったりする クイーンの「レディオ ガガ」という曲を 「レディ ガ ガ」と聞き間違えていた少女が 「レディ ガ ガ」の芸名でデビューしたという話は有名だ 歌の歌詞は 聞き間違えやすいのか 私も 中島みゆきの「悪女」を 「薄情になるなら月夜はおよしよ」と聞いていた 間違いは 必ず... 続きをみる

  • 必要が機能を生み、思考を制限する

    私は物心なく生まれてきたらしい それが正しければ 「我思う故に我あり」の我は 後から ゆっくり ついてきたも ということになるだろう 我はアプリオリではないということだ 産まれた時 すでに 何かの支配下にあり それに従い 我を発達させてきたのだ おおよそ 5億年前 カンブリア紀になると 様々な体制... 続きをみる

  • 支配する夢逃げる夢

    人間は強欲な生き物だ 支配する対象を見つけては それを支配する 支配する範囲を広げても もう満足ということにはならず さらに 支配すべき対象を見つけようとする すでに支配している対象に対しても より都合よく制御できる技術を模索する 制御された世界の中で 生きるという欲望 生命は 環境に適応するよう... 続きをみる

  • 制限の強弱がもたらす秩序の可変性

    制限が承継される 持続可能な秩序の形成因だ あらわれたかもしれない秩序と あらわれている秩序は 区別されなければならない 潜在的可能性の広がりが すべて実現しているような状態は 秩序が崩壊している事を意味する 秩序が持続しているのは 他の可能性が制限されているからである この制限の力が低下した時 ... 続きをみる

  • 制御しようとする意志がもたらす歴史

    制御された水と 制御されていない水がある 水害の水も上水も 水に変わりはない 凍れば氷 蒸発すれば水蒸気だ 人間は 人間により制御されたものが好きだ 人間に都合よく制御されているからだ 荒くれの馬を御する技術を持つ者が 賞賛の対象となる このような技術は 制御する側の理が浸透し 制御される側の理が... 続きをみる

  • 葛藤がもたらす複雑化としての弁証法的進展

    交易が盛んな グローバル化が進むに従い 地域社会の存在価値は 総体的に低下し 市町村や 県の 独自性は薄らいだ それでも 隣の県よりも 隣の市町村よりも 自身の属する地域に 何か秀でた点を探し求め 精神的優位性を 保とうと努力したりする 全国津々浦々を転々とする転勤族には 無用で不効率な努力かもし... 続きをみる

  • 生きることは苦難とともにあること

    ヒアリが 貨物船に乗って 世界各地に その生息域を広げていった 様々な迫害を かいくぐり 災難で大きな命を奪われながらも また 復活を果たしながら その生息域を広げていった ヒアリが その勢力を広がることに 何の意味があるのか? 広げる 必要や 必然性は どこにあるのか? そんな疑問に 明確な答え... 続きをみる

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  • 進化は稼いだ1万円にあり、拾った一万円にはない

    答えのある世界には 答えがあり 答えのない世界には 結果がある ゲームのように あらかじめ想定された事態しかおこらない世界は どちらかということ 答えのある世界だ それでも やりようにより結果が変わる 答えの多様性の成果だ 多様性が大きくなればなるほどに 答えのある世界から 答えのない世界に近づい... 続きをみる

  • ビックデータと熟練もしくは鍛錬による進化

    何事も はじめは 行き当たりばったりだ 失敗もする 成功もする 結果がでたり でなかったり そんな繰り返しの中から 洗練されたプロトコールがあらわれる 目的に向かい 繰り返される過程と 繰り返しあらわれる結果が ビッグデータとして蓄積され 解析の結果として プロトコールが洗練されてくる 学習効果だ... 続きをみる

  • 人工物には人間らしい自然がない

    人工物には 人間らしい自然がない 機械には 答えがあり その答えにたどり着く道筋があり その道筋にそって答えを出せないと 駄目のレッテルが与えられる 融通が利かないのだ 人間には まだ 融通が残されているから 新しい機械を創ることができる 道草を食べながら 回り道をする この 答えがあるようなない... 続きをみる

  • 存在と存在の相互作用としての約束

    山中で カモシカに遇った こちらを見ながら 動かない 私も 見つめる 存在が 存在を認め合う 私の中に彼がいるように 彼の中に私がいるのだろう 互いに見つめあう 彼は私から目を離し 草を食みまた私を見た やがてゆっくり 山も中へと消えていった また会う約束もせず 立ち去った また会う約束をする術も... 続きをみる

  • 脱忍耐と忘却がもたらす動態

    人が集まると 集団ができ ルールが生まれる この集団が 大きくなる過程で 集団に人が入ってくる 新しく入ってくる人々は 集団のルールに従う 既存の人々が醸成した そのルールに従う 人がいて ルールがあり 集団がある ルールも 集団も 人の外側にある 人はそれらを受け入れる この受け入れの過程で 人... 続きをみる

  • 変りながら持続するという課題

    すでにあるものと どう向き合うか? 新しく現れたものと どう向き合うか? 変りゆく世界は すでにあるものと 新しく現れたものの 出会いの場だ 新しいものの出現により 既存の予定調和が乱される 静かな乱れもあれば 激しい乱れもある 守る既存と 攻める新規 攻め切った新規は既存となり 相性の良い既存に... 続きをみる

  • 人間はAIのような生命である

    できないことは できない できるようになるには ひと工夫必要だったりする このひと工夫を得る過程で 様々な努力がなされる 生命における努力は 遺伝子の重複や変異である 未知数のひと工夫が試され 機能的なひと工夫が残存してゆく このように仕組まれたひと工夫で 生命は生き抜くのが基本である 人間この基... 続きをみる

  • 繋がりが密になると窮屈になる

    言葉を 引き継ぎ 使用している 秩序の 引継ぎは 言葉だけでない 文化全体もそうであり 身体もそうだ 保守的な引継ぎもあり 革新的な引継ぎもある 引き継がれない 秩序もある 1000年前と 同じ秩序もあり 変わり果てた秩序もある 1年前との比較においても 同じものと変わったものがある ある秩序の変... 続きをみる

  • 動くものと動かざるものの調和において

    夢をあきらめると その夢がなくなる いつの間にか 忘れさられた夢は どこにもない 思い出した夢は そこに存在する 忘れられた歌は 存在しない 忘れられた小説も 忘れられた英雄も もはや存在しない お腹が満たされると 空腹が消え去るように 様々な知性が 消えてゆく これを 避けようと 様々な知性を ... 続きをみる

  • 白い靴でも黒い靴でも馴染んだ靴はよい靴だ

    「習うより慣れろ」 という 慣れて馴染んだ靴は心地よい 靴ではないが 馴染んで心地よい間柄は快適だ 間柄という 歴史的産物が存在するに至る経緯は 順風満帆なものばかりではなかったろう 気まずい関係もあったかもしれない それでも 歴史の過程としての今 快適な間柄が存在する 記憶に残る歴史 記録に残る... 続きをみる

  • 与えられた機能たちから何を選ぶのか?

    眠りたくなくても 眠くなる 自分ではどうしようもない時がある 目を覚ますと 見える景色がある 見ているのか 見えているのか 見るように仕向けられているのか よくわからない時がある 「私」という意識は 与えられたものである 昨日も その前の日も おそらく明日も 与え続けてもらっている「私」が存在する... 続きをみる

  • 根源的自由と都合の良い自由

    「正しい」ことがたくさんあると 自由になれる 「正しくない」ことも平気でできると 自由になれる 背筋が伸びた正しい姿勢に 憧れる 不自由なことかもしれないが 正しい姿勢がいい 身体のゆがみが 体の不調や 心の不調につながる 自由を求め過ぎると不便になる 究極の自由が無秩序なのだから仕方がない 命で... 続きをみる

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  • 過去から未来へ羽ばたく翼

    言葉は 自由に羽ばたくことができる だから 言葉を使うものは その自由奔放さに 振り回されてしまうことにもなる 未来を描く言葉には 夢がある 希望がある 現実は 往々にしてそれに水を差す 振り返ると 私という存在は 明るい未来に対する 大きな障害になってきた 未来は過去からできている だから 過去... 続きをみる

  • 組み合わせの妙という結果的必然

    生命が誕生したとき 人間が進化する未来への道筋は ほんの些細な可能性として存在していただろう あまたある生命の潜在的可能性の中で なぜ今いる生き物が生存しているのか? その答えは 歴史の過程における取捨選択の固定化にあり 偶然の結果的必然の中にある 組み合わせは偶然が左右する 確率的現象だ 二つの... 続きをみる

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  • 自己秩序化現象としての取捨選択史

    組織は 都合の良い反応を汲み取り 都合の悪い反応を捨て去り 自己組織化を進める よって 悪を目的とする組織は 悪が集い 善が排される 逆に 善を目的とする組織は 善が集い 悪が排される 取捨選択により 組織の特徴があらわれる 種は 取捨選択の結果としての 特徴を備えている 拾い集める仕組み 捨てる... 続きをみる

  • 社会の機能と個人の負担について

    縄文時代に移住できるとしたら 何人の仲間と行けば 楽しく暮らせるだろう まずは衣食住だ 熱くても 寒くても 快適に過ごせる服を 確保するために必要な仲間 できれば洗濯機も欲しい すれば電機も必要だ 牡丹鍋もいいけれで やわらかなステーキもたまには食べたい ケーキはどうだろうか チョコレートもあれば... 続きをみる

  • 現象と構造の共進化

    現象は 反応の連鎖である 構造は 反応主体と反応対象の関係である 関係に応じて 反応の種類と強さが変化する この意味で 関係は 反応の原因となる 反応の種類と強さにより 関係が変化する この意味で 反応は 関係の原因となる 鶏が先か 卵が先かの関係だ 同じ言葉で同じ意味が理解されても 発する人と聞... 続きをみる

  • 自然選択としての結果選択、PDCAサイクル

    多くの動物が 雄と雌のどちらかだ なせそうなっているのか? 観察的説明: 調べた結果としての事実からの説明 形成的説明: 性成熟過程の観察結果からの説明 遺伝学的説明: 染色体あるいは遺伝子における雌雄差、雌雄決定機構による説明 目的論的説明: 遺伝子プールの形成による劣化遺伝子の補修的機能等によ... 続きをみる

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  • 蓋然世界のゆらぎに揺られながら

    言語の世界において 言葉は意味を求め 意味は言葉を求め 相思相愛の関係が出来上がっている この相思相愛の関係は まったくの乱婚状態ではないにしても 整然とした一夫一妻のような関係にはない 国語辞書を見ると ひとつの単語に 複数の意味が列記されている 類似語辞典をみると 同じ意味でも 複数の表現が列... 続きをみる

  • 後天的蓋然が織りなす世界

    「やせがえる」 ・・・・・① といえば 「まけるないっさここにあり」 ・・・・・② と返したくなる ①と②の関係は必然ではないが 偶然でもないだろう このような関係を創造したのは ほかでもない一茶である ところで 「やせがえる」 の「や」と「せ」の関係はどのようなものだろう 仮に偶然とした場合 「... 続きをみる

  • 淘汰圧により維持される形成因

    ラジオを製造する組み立てキットは 今でも売っているだろうか? 基盤に様々な部品をハンダづけして ラジオを作る プラモデルのように 箱の中に入っている 作り方に従い 丹念に仕上げると きちんと電波を拾い ラジオを聞けるようになる そうはいっても どこかで失敗していると ラジオはうまくならない どこが... 続きをみる

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  • 排除機能によるシステムの効率化

    畑を耕すこともなく 野菜を食すことができる 分業社会の成果だ 無論 この恩恵にあずかるには 資格が必要だ 社会の同胞である必要がある 同胞であり なにがしかの役割を 社会の中で負っていなければならいないだろう 権利と引き換えに 義務を負うのだ 義務を負わず 権利を得ようとする者には 罰を与え 社会... 続きをみる

  • 還元主義と全体主義のせめぎあい

    進化論をめぐるテーマに 集団が自然選択の客体となるか? というのがある 生命の階層として 遺伝子ー細胞ー臓器ー個体ー個体群 というくくりがある (非常に大雑把な階層分けですが) 上のテーマは 個体が集まって形成される個体群の良し悪しが 進化に影響するか? そういう設問だ 風呂敷を広げると 国や企業... 続きをみる

  • 生物学はリバース・エンジニアリングである

    美味しいと思うものがある 美味しそうな匂いがある 逆に 不味いものがあり 不味そうな匂いがある 薬のように 不味いと思いながら 我慢して口に入れるものもあるけれど たいていは 美味しそうなものを口に入れる 味はへら 匂いは鼻で知覚する 栄養を取るのは消化管だ これらの臓器がうまく連動して 栄養を取... 続きをみる

  • 目的論の還元産物としての規範言明

    事実言明は『である』言明 事実に対して受動的な記載だ これに対して 規範言明は『べし』言明 事実に対して能動的な記載だ ヒュームの原則というのがあり 事実言明をいくら重ねても 規範言明を導けないという原則だそうだ 目的があり その目的に沿っているか否かが評価され 沿っている事柄について 『べし』が... 続きをみる

  • 物理的集合と情報的集合

    還元主義が適用される世界において 存在は単独で存在しない 複合体もしくは重合体を形成している 要は 集合があるということだ 原子核と電子が集まり原子が存在する これは物理的集合だ 太陽のような恒星の周りを 地球のような惑星が公転している これも物理的集合だ 時計は 様々な部品の集合体だ これは設計... 続きをみる

  • 組み合わせの妙は還元できるか?

    命は 組み合わせの妙に満ちている この組み合わせの妙を ばらばらに分解して 理解するのが還元主義だ 指が動く この現象を理解するのに 筋肉の動きで説明することもできる 神経の働きでも可能だ 指の形態がいかに発生するかというアプローチもあり 指の形態に関与する遺伝子 指の動きに関与する遺伝子を それ... 続きをみる